裏日本人謹製PancakeSwapのCM全9作+1を振り返る(だけ)

※この記事にはあまり役に立つ情報はありません。悪しからず・・・

きっかけは些細な思い付きから

2020年9月23日にスタートしたPancakeSwap。私はローンチ2日目から触っていますが、しばらく触れているうちに、PancakeSwapの運営(シェフ)スタッフ達のマーケティング施策の巧みさ、機知にとんだユーザーとのやり取りなどから徐々に「これは普通のDeFiじゃないな」と気づき始めました。

しかし、当時(2020年10月上旬)PancakeSwapやBinanceSmartChainの知名度は非常に低く、当時トークンの時価総額は約24億円(2021/4/28現在では約6000億円と200倍超にまで成長しました)。主流のETHチェーン上のUniswap(当時時価総額843億円)やSUSHISwap(当時時価総額134億円)などに大きく水を開けられている状況でした。

こうした中で、私がふと思いついたのが、私の地元裏日本で長らく愛されたCM「日本海味噌」のパロディでした。このCMソングを作ったのは、関西地方では「浪速のモーツァルト」として広く知られたキダタロー先生で、どこか懐かしい、親しみやすいメロディが県民に受け、マイナーチェンジをしつつなんと40年以上も地元のテレビ局で放送され続けています。

日本海みそ・冬

そして第一弾が生まれた

そして生まれたのが↓のCMです。昭和のテレビっぽい雰囲気を出すためにわざとVHSビデオみたいな荒い画質に落としてエンコードするあたり、製作者の意味不明なこだわりが光っています。

PancakeSwapのCM作ってみた

このCMは投稿から半年で500再生しかされていませんが、個人的には結構気に入っています。投稿した当時はシェフも日本語で喜びのツイートをしてくれて、とても嬉しかったのを覚えています。

焼きたてほかほかパンケーキ🥞

第一弾がシェフに褒められたのに気をよくした私は、続けて第二弾の制作に取り掛かります。元ネタは、同じくキダタロー先生の「かに道楽」。

かに道楽 CM 1998年

こちらのCMは関西での知名度抜群で、これ見て育ったんや~という関西人の方も多いようです。こちらも少なくとも40年は、マイナーチェンジしながらも流れ続けているCMです。

このCMをパロディして作ったのが、第2弾。ただただフリー素材を組み合わせただけの前作とは違い、私なりにPancakeSwapの使い方を解説する動画を作ってみたつもりです。

PancakeCM 第8弾 ~CakeでNFT~編

この動画は700回以上再生されました。ちなみに替え歌の歌詞はこんな感じ。

♪ぴょんとうさぎが飛び跳ね回り 高いYield(イールド)気に入った

焼きたてホカホカパンケーキ シェフが夢呼ぶ シェフが人呼ぶ Syrup Pool

ウサギ印のPancakeSwap♪

BinanceBridgeを渡りたいユーザー必見の第三弾CM!

第一弾、第二弾と立て続けに作ったCMでしたが、早くもパロディネタ元のCMに悩むようになります。意外と誰でも知っていて、自分ですぐパロディできて、替え歌も作れるCMってないんだなと痛感しました。そんな中、昨年10月、日本を代表する作曲家、筒美京平氏の訃報が飛び込んできました。そんな中何気なく、彼の代表作を聴いていると、PancakeSwapのかわいらしいイメージに合った曲が出てきました。それが「私の彼は左きき(1973年)」。「ひだりきき」を「パンケーキ」に入れ替えられる・・・と思いついた瞬間、もう手は動いていました。

PancakeSwap CM第三弾【Panama Bridgeを渡れ編】

♪ビットコインが上がっても下がっても イーサリアムが上がっても下がっても

いつでもいつでも買うわ パンケーキ🥞 

他にも投資をしたいけどスキャムが多すぎやるせない 意地悪 意地悪なの

シロッププールに入れるため入れるため 色んなトークンもらうためもらうため

私は私は買うわ パンケーキ🥞 

動画の内容的には、ETH⇔BSC間の資産のやり方を解説したものになります。当時とはやや画面が違いますが、基本的なやり方は変わっていないので、チェーン間の移動がやりたいときなどは、今でも見返すことがあります。結構実用的な内容だと自負する割には、再生数が300と伸びませんでした。

微妙な第四弾CMはほとんど再生されない幻の一作

シリーズものでもなんでも、大体四作目はやりたいことを前三作でやりつくした後なので、微妙な内容になりがちですが、ご多聞に漏れずPancakeSwapCMの第四弾も微妙な出来です。元ネタとなったCMは今から40年ほど前に放送されたカメラのCM。ちょうどこの時期に、CMに出演されていた女優の宮崎美子さんが40年ぶりに、今も変わらないビキニ姿を披露したとして話題になっていました。

【美少女たちのTVCM】|宮崎美子(Yoshiko Miyazaki)|MINOLTA X-7(ミノルタ CM 30秒)|♪いまのキミはピカピカにひかって(斉藤哲夫)1980年

PancakeSwap CM 第四弾【あふれかえるほどStaking編】

♪いつも君は$CAKEを買って 呆れかえるほどStaking

 好きなトークン受け取って・・・

 PancakeSwap♪

我ながら”呆れかえる程Staking”という歌詞はうまく思いついたなと思っています。当時は流動性が2億ドルしかなかったとか、Lottery機能が実装されたばかりだったとか、結構歴史を感じさせる動画にはなっています。

なぜかプチバズりして5000回近く放送されたPancakeSwapの「勝手に」お詫びCM

第四弾を作り終えた10日ほど後の事です、PancakeSwapに史上最大のピンチが訪れます。なんと$CAKEトークンをステーキングした時に一種の預かり証としてもらえるSYRUPトークンが、コントラクトのバグをついて不正に発行されるという問題が発生。これに対してPancakeSwapはいち早く対応して、$SYRUPトークンを無効にする処理をしています。

この事態を受けて私も企業のお詫びCM風に、PancakeSwapがお詫びCMを作ったらどうなるかな?という意味でCMを作ってしまいました。

これぞ放送すべき映像 企業お詫びCM集

この動画はなぜか妙にバズってしまい、シリーズ最多の5000回近い再生数を獲得しています。おそらく企業CMが好きて探している人の中で、間違ってPancakeSwapを知らないだろうYoutubeユーザーもこの動画にアクセスしてしまっているようで、コメント欄には「どういう世界観?」と困惑する声が残されています。

PancakeSwapお詫びCM

今は亡きNyanSwopとのコラボ記念CMだった第五弾

第五弾は11月10日に発表されています。この頃にはPancakeSwapは多くのプロジェクトからコラボが申し込まれるほど、BinanceSmartChainの中ではメジャーな存在になっていましたが、前述のSYRUPプール騒動の影響からトークン価格は低迷。11月8日時点での$CAKEの時価総額はわずか13億円にまで落ち込んでいました。そうした中、作られた第五弾CMは、PancakeSwapとNyanSwopがコラボレーションすることになったことを記念したものです。元ネタはCIAOちゅ~るのCM。おそらくお詫びCMを除くと一番すんなり製作できたCMだったかもしれません。

【CIAOちゅ〜るMV】「ちゅ〜るしよ!」【第2弾】

ちなみに再生回数はおそらくシリーズ最低。すんなりできたCMなので引っ掛かりがなく、再生されにくかったのかもしれません。

PancakeSwapCM第五弾 Cake Cake NyanCake編

♪$CAKE $CAKE $NYAN $CAKE  $CAKE $CAKE $NYAN $CAKE

 $CAKE $CAKE $NYAN $CAKE  $CAKE $NYAN $CAKE

11月当時は勢いのあったNyanSwopでしたが、その後は施策の失敗や、他プロジェクトとのトラブルなどもあり、3月をもって開発を終了、ウェブサイトも今年6月いっぱいを以て閉鎖されるということでした。寂しいものです。

$CAKE価格と同様に低迷期だった第六弾CM

第六弾は11月16日、現在ではすっかりおなじみのIFOが初めて実施されることを予告したCMでした。元ネタになったのは稲垣潤一氏の1992年の名曲「クリスマスキャロルの頃には」で、クリスマス頃にはIFOが実施されてるといいな~ぐらいの期待感で作ったCMでしたが、PancakeSwapのシェフ達の仕事が予想以上に早く、クリスマスどころが11月中にさっさと第一弾IFOが実施されてしまうのでした。

PancakeSwap CM第6弾 ~クリスマスケーキの頃には 編~

♪クリスマスケーキを並べるころには 君と僕のお金もきっと増えてるだろう

 クリスマスケーキを並べるころには (IFOで)何をもらえてるのか今は知らなくても……

せっかく作ったBGMがCMの30秒尺に収まらず、ちょっと早回しにするという荒業を用いています。別にそこまでする必要は全くなかったのですが・・・。こうした努力が空回りした結果、再生数は前作同様の100どまり。トークン同様に動画も低迷期に入ってしまったのでした。

起死回生の第七弾はCM史上(多分)最高傑作だったかもしれない

予想よりも早くIFOの詳細と実施予定が発表されてしまい焦った私は、あわてて題材探しを始めます。この頃になると低迷していた$CAKE価格は上昇に転じ、20億円台を回復します。ここから現在に至る快進撃が始まるといっても過言ではありません。記念すべき初のIFOはBlinKというプロジェクト。元々TRXチェーン上でWinKというプロジェクトだったものが、BSC上で展開を開始したものでした。

元プロジェクト名のWinkから連想して、1980~90年代に活躍したガールズデュオのWinkの曲を使おう、ということで1988年の「恋がとまらない」のカバーを作ることにしました。これBGMの打ち込みが大変で、なんと仕事を半日休んで打ち込みに励んだのを覚えています(仕事しろ)。

PancakeSwap IFOなんでもQ&A【CM第7弾】

♪テレグラム流れる 嬉しすぎるアナウンス 冷めたケーキに火がつくの

 貰えるトークンがみんなを夢中にさせてく 重なり合うケーキ甘い罠

 Stake Pancake止まらない もう新たなドラマ始まっている Don Don Don 増えていく

 Burnの事なら 初めから百も承知よ だけどいくらでも買いたいの

 走り出したセール 理性のバリアは利かない トークンを買う指が震え

 Stake Pancake止まらない もう新たなドラマ始まっている Don Don Don増えていく

 Stake IFO 止まらない もうあなたにケーキ奪われていく Burn Burn Burn 燃えていく

 Stake Pancake止まらない もう新たなドラマ始まっている Don Don Don増えていく

個人的には結構気に入っている動画ですが、もうIFOのルールも変わってしまったので、この動画も観られることはないんでしょうね・・・。

裏日本人が果敢にモノマネに挑んだ第八弾

第七弾の投稿からしばらく間が空き、12月になったところで、今度はPancakeSwapのNFTがもらえるよ!というアナウンスがありました。そこでこうしちゃいられないとばかりにCMの題材を考えていたところで思いついたのが「吐息でネット(1988)」のパロディ。元々個人的に南野陽子さんの歌マネを練習中だったこともあり(我ながらなんで?)、ボカロではなく自分の声を入れることに。

元ネタになったCMはこちら。明朝体を多用している感じが80年代ぽい・・・。

南野陽子 CM 吐息でネット カネボウ フィットネット口紅

こうして上下で比較するとちゃんとオマージュしている感。

PancakeCM 第8弾 ~CakeでNFT~編

♪CakeでNFT 集めてしまいたいトークン 抜け目ないシェフがとても愛しくて・・・

 CakeでNFT Cakeに染まりたいずっと 焼き続けたくて

 買いつくせない愛が(もどかしいの)

この動画もあんまりハネませんでした。200再生ぐらい?

4カ月ぶりの第九弾は春を感じさせるIFO2.0の紹介動画

2021年に入り、PancakeSwapの認知度は急上昇。価格も高騰して、かつては1$を越えただけで大喜びしていたのに、今では30$を越え、40$を越え・・・一体どこまで伸びるのかな?という状況です。そうした中で、発表された新IFO(IFO2.0)についての説明動画を作ろうという事で、4カ月ぶりの第九弾をアップしたのが4/14。第八弾のアップ時からなんと価格は50倍!(4/30現在は90倍以上)すっかり有名になり、もうCMなんか作る必要は全くないという状況ではありますが作ってしまいましたw

PancakeSwap IFO2.0なんでもQ&A 【CM第9弾】

♪増える$CAKEをみてふと気づく 初めの頃を思い出す 揺れる心あとわずかな資金 $CAKEをまた買った

 それから Ah 同じ値段が続いた $CAKEが Ah ある日微妙に上げてた

 ビットよりもイーサよりももっと大切なモノ 「私…$CAKE好き…」

 Compoundしてもう一度焼きたい 朝が来るたび$CAKEが増える

 そういう作業を忘れずにしたら すごく増えていくような気がして

 雪が止んで寒さも消え 今年もあのバブルが来る Ah 春に来る

Compoundしてもう一度焼きたい 我知らず$CAKE好きになれる

いっぱい増やした思い出と$CAKE いつでも蘇らせられる

こういう$CAKEをもう一度焼きたい いつも♪

声域ギリギリまで声を張り上げて歌って、満を持してアップロードしたところ、「BGMが気になって動画の内容が入ってこない」「BGM消してみてもいいですか?」など好評で、200回を超える再生を獲得。裏日本人が作るCMのクオリティの高さが証明される結果となりました。

そして次なる作品は・・・

基本的にPancakeSwapに大きなアップデートやイベントがあるときにCMを作ってきたわけですが、直近のイベントと言えばLPトークンのV2移行Predicitoin(バイナリーオプション)のスタートでしたね。私はLPで運用していないので、どっちかというとPredictionのスタートの方が関心事でした。

ゴールデンウィークも始まるし、ちょっと何か作ってみようかなと思っています・・・。

終わりに

PancakeSwapは、昨年9月のスタートから本当に多くの人に利用され、また愛されてきました。今ではCMなどなくともみんなが知っているサービスにまで成長しました。しかしその黎明期には、私のようなちょっと独特な応援の仕方をしていた人間もいたんだということを、心のどこかに留めていてくだされればこれ以上の幸せはありません(あるとしたら$CAKE価格の上昇ぐらいか)。

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