四季報2020春号全部読む！第34回 MS&ADホールディングスは空飛ぶ車の時代がくるまでサービス開発中

無敗の二冠馬だ・・・そんな四季報2020春号全部読む！前回は1620～1669P(8159 立花エレテック～ 8379 広島銀行)を見ていきました。

（前回記事：第33回大塚家具はヤマダ電機傘下入りも安堵はや～まだできん）
（前号記事：四季報2020新春号全部読む！第34回 SBIは地銀と提携進めていけい！？）

今回は1670～1719P(8381 山陰合同銀行～ 8795 T&Dホールディングス)です。銀行、金融関係中心ですかね。

[amazonjs asin=”B0038J5NWK” locale=”JP” title=”会社四季報 2020年2集春号雑誌”]

8159 立花エレテック～ 8379 広島銀行（1620～1669P）
まとめ
1. 共有:

8159 立花エレテック～ 8379 広島銀行（1620～1669P）

損保大手三社の値動き比較

損害保険の大手三社（東京海上HLDGS、MS&ADホールディングス、SOMPOホールディングス）のここ2年の値動きを比較してみます。前号までは東京海上が日経平均のパフォーマンスを大きく上回っていたのですが、3月以降の株安で一気に下落。日経平均に追いつかれてしまいました。その他青のSOMPOは一時大きく落ち込みましたが、戻りは力強いです。

各社今後の動きです。東京海上HLDGSは、ブラジルで合弁会社を設立して、火災保険の引き受けを強化。その他コロンビアに新拠点を設けるなど海外進出が活発です。MS&ADホールディングスはなんと「空飛ぶ車」を開発するドイツの企業と提携。新サービス開発に活用するとしていますがいったい(笑)。SOMPOホールディングスは自治体向けに自動運転車の実証実験支援サービスを提供開始。やはり保険会社的には事故減少が最終的な利益につながるという事なんだろうか。

8473 SBIホールディングス【証券・商品先物】 →前号並み市況関連株

【高水準】【ゼロ化】ベンチャー投資、証券、保険、銀行、そして最近では仮想通貨にもいっちょかみする総合金融企業。今期は株の委託手数料は横ばい予測だが、コンサルが伸びる。今後も証券の委託手数料への依存を減らすべく様々な分野へ手を出す意向。このところ進めている地銀との提携は先日発表の大東銀行で5行目。株価はコロナ前に戻ってこれるか？という水準。

8591 オリックス【その他金融】 →前号並み市況関連株

【反発】【大阪IR】リース、生保、不動産など総合金融グループ。海外が力強いものの、国内が不調。空港運営にも投資しているため、コロナウイルスで空港が開店休業状態となったことは痛い。株価はコロナ前の下落幅からやっと半値戻し。5/21の決算は四季報予想より大幅に悪い数字。

8698 マネックスG 【証券・商品先物】 →前号並み市況関連株

【小反落】【無料化】ネット証券大手。海外でも展開しており、国内では著名な仮想通貨交換所コインチェックも傘下。そのコインチェックはかなり好調。一方で証券は株式手数料無料化で利幅は狭まる。もう手数料で稼ぐ時代ではないとばかりに、6月からアクティビストファンドの運用開始。いわゆる物言う株主スタイルでやっていくという事か。