四季報2020新春号全部読む! 第2回 売上1/10でももう一度表舞台にTATERU?

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忘年会シーズン・・・そんな四季報2020新春号全部読む!前回は巻頭特集などを見ていきました。
(前回記事:第1回 おおむね減益見通しも底打ちはすぐソコ?
(前号記事:四季報2019秋号全部読む! 第2回 西松建設の新たな柱はホテルにしまつ(します)?

今回は69~118P(1301 極洋~ 1822 大豊建設)です。ゼネコンはじめ、建設系企業が多い回です。

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1301 極洋~ 1822 大豊建設(69~118P)

大手ゼネコン四社比較してみた

今号も各業界の大手企業の比較をします。2017年12月から2年間の動きを比較しますが、大成建設以下4社とも黄色い線の日経平均以下の水準での推移に終始しています。特に鹿島建設は2年間で約4割の下落と、厳しい値動きとなりました。

各社の今後の展望ですが、1801 大成建設はマイクロソフトと提携してIoTによる施設管理の自動化を推進中です。1802 大林組は自己資本が9000億円に達する見込みで、これを原資に株主還元を積極化か。1803 清水建設はインドネシア国内で多額の受注。これを足掛かりに東南アジア各国へ本格的に進出を目論みます。そして1812 鹿島は自社所有のビル施工で作業自動化の実験を行い、なんと20%もの省力化を達成。今後は現場での活用を検討する予定です。

 

1407 ウエストHLDGS【建設】→前号並み 市況関連株

【増益続く】【新モデル】太陽光発電工事を全国に展開。業績好調。FITによる買取期間終了後の売電モデルを構築し提案へ。また、今後は東南アジアへの展開を強化予定。個人的に太陽光発電に関心があるため取り上げる。株価は夏以降急伸している。

 

1435 TATERU【建設】→前号並み 業績回復株

【赤字続く】【再建策】アパート経営サイト「TATERU」が中心だが、昨年の不祥事以降業績はがた落ち。2018年12月期決算の800億円→2020年12月期の売上予想は80億円1/10に急減。今後は賃貸管理と民泊で復活を期す。柱だったはずの不動産投資サイトは売却。株価は少しずつ戻り調子。

 

1605 国際石油開発帝石【鉱業】― 市況関連株

【順調】【イクシス】原油・ガス開発生産最大手。今季は変則決算。今季は油田操業が順調。ここは配当利回りが3%とまあまあ。株価も安定的で大崩れもなく、落ち着いて持てる株。このところはOPEC総会での協調減産強化による原油価格高騰で、株価も上昇中。

 

まとめ

今回は69~118P(1301 極洋~ 1822 大豊建設)を見ていきました。秋以降の株価上昇で配当利回りが下がってしまったところが多いみたいです。また、オリンピックや震災復興の関連事業もひと段落し、今後は業績的に厳しくなりそうです・・・。TATERUはこのところ株価が復活してきており、同社の業績復活に賭けるというのも面白いかもしれません。

さて、次回は、119~168P(1824 前田建設工業 ~ 2109 三井製糖)です。建設企業と製糖系企業が集まる回です。(次回:第3回 NIPPOの太陽光発電道路が実用化されればソーラー便利になるわ

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~今号ここまでのまとめ~

第1回 おおむね減益見通しも底打ちはすぐソコ?
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裏日本インデックス 四季報2019秋号版

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