つい数日までは全く理解できなかったBCHハードフォーク問題。しかし、先週土曜日んのビットコイナー反省会の内容を自分なりに消化して、ある結論を下しました。
それは・・・短期的にはBCHSV(クレイグ・ライト派)につこう!というものでした。
正直、あの反省会の動画を見て、BCHSVを買おうという流れには全くなっていなかったと、私も思います。私が宇佐美ならば「お前は2時間何を見てたんだ」といいたくなるでしょう。
しかし、ABC派が圧倒的に強くて、かつ正しいかといえば、そうもいいきれないのではないでしょうか。現にハッシュパワーではSVが勝っています。
私は歴史が好きなので、この騒動を歴史に例えるならば、今回のBCHは応仁の乱前後の畠山氏にそっくりです。
※以下は歴史興味ない人は読み飛ばして結構(これでもガッツリ端折りましたw)
室町時代の名門畠山家には、先代当主の庶子(実子だが身分が低い)義就と、先代当主の甥である政長という二人の跡取りがいました。
義就は武勇にすぐれていましたが、敵も多く、幕府から煙たがられていました。一方政長は幕府を味方につけ、正統性では分があったのですが、あまり戦が強くなく、義就を攻め切れないでいました。
義就は独立心が強く、幕府のいうことなど聞きません。結局名目上は政長が当主ではあったものの、実質上は義就が強いまま、最後まで決着がつかず、グダグダのまま終わりましたとさ・・・。
今回のBCHお家騒動でいうと、義就がクレイグ、政長がABC陣営、といったところでしょうか。クレイグの好戦っぷりは、かつての義就そのものです。
※はい、歴史ネタ終わり。裏日本クリプトCEO(お前じゃい!)の気が済んだようです。
歴史が証明する通り、戦の勝敗は数ではなく、戦意で決まります。
現状維持を目標し、突如起こった騒動にうんざりしているABC派と、好戦的なクレイグ率いるSV陣営では、どちらの戦意が強いかは言うまでもないでしょう。
これは私がどちらを支持するという問題ではありません。正直いって、BCHだけでなく、仮想通貨界全体を混乱に陥れかねないクレイグの強引なやり方には私も不賛成です。
しかし、これは戦いであり、その勝敗は己の好き嫌いでは決まらないのです。おそらくクレイグ一派は、SVの価値を上げるべくあらゆる攻撃をしかけるでしょう。これに対して、ABCは防戦に回っているような気もします。
リプレイプロテクションにしても、反省会を見る限りABC側がつけざるを得ない状況に陥るでしょうし、これは事実上のABCの敗北宣言です。
ABCにとっての勝利条件は「SV派を完膚なきまでに叩きのめす完全勝利」のみ。それ以外はすべて敗北です。
一方で、SV派は完全消滅せず、ある一定の影響力を保持できれば実質的に勝利です。どちらが勝利のハードルが低いかは一目瞭然でしょう。
もちろん中長期的にはBCHが安定し、BTCの対抗馬としてお互いに刺激しあう関係が一番良いのですが、短期的には、SVが勝利するように思えてなりません。それこそ源平時代における源義経を例にとりますと・・・(キリがないので終了)
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