四季報2018秋全部読む! 第35回 iPS細胞自動培養装置はありまぁす!

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四季報2018秋号全部読む!前回は機械系企業でした。それにしてもタイトルがひどい。ジャンジャンバリバリ出しマースってw。マースグループHLDGに引っ掛けた名前とは言え・・・。

今回で機械系企業は一旦終わって、少しだけ電気機器をやったら、次回からは再びサービス系の若い企業が集まるエリアに突入します。明日のテンバガー企業はあるのでしょうか!?

 

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~ここまでの投稿~
第34回「ジャンジャンバリバリ出しマース」
第33回「オプトランよくわからん」
第32回「ストライクゾーンど真ん中の急成長企業を探せ!」
第31回「ディスコ!ディスコ!ディスコ!」
第21~30回まとめ
第11~20回まとめ 第1~10回まとめ

番外編①「あの不動産企業は今」
番外編②「ピーター・リンチの株式分類法とは?(前編)」  ③「同(後編)」

 

ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)

・同業他社と比較してPER、PBRが低いこと
・財務が堅実であること(自己資本比率50%以上、ネットキャッシュ豊富)
・営業利益率が同業他社と比べて高い(できれば10%以上)
・売上高成長率が高く、かつ営業利益の伸びを伴っている
・業務内容などに何らかの個性が感じられる(業界初、唯一の企業)
その他時事ネタ

あと、業界のベンチマークとして、大手企業を見ることがあります。
特に気になる企業は文字を赤くします。また、企業の特徴に応じて急成長株、市況関連株などの分類を行っていきます。

また、好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。強い材料あれば太字にします。

 

6454 マックス ~ 6498 キッツ【機械】

6455 モリタホールディングス 市況関連株 消防車の国内トップ。ニッチな企業。去年発生したASKUL倉庫火災を教訓にした車両など、消防車の新車種を10種も開発。営業利益率は10%にギリ届かず。株価は秋までは堅調な上り調子だったのだが、このところは崩れてしまい、下落トレンド入り。

 

6458 新晃工業 市況関連株 セントラル空調機器の首位企業。豪雨や倉庫の火災など、踏んだり蹴ったりだが、営業利益率13.6%。3カ月ごとに一サイクルの循環的な値動き。先週発表された決算は会社の予測値より悪かった。

 

6459 大和冷機工業 市況関連株 業務用冷蔵庫の大手。好財務。時価総額650億円に対してネットキャッシュが450億円と現金ジャブジャブ。配当せえや!あるいは自己株取得!業務用だから、猛暑は関係ないよね・・・。営業利益率は14.2%と高い。11/13発表の決算は、まだあと1四半期残しつつ進捗90%達成と好調。

 

6464 ツバキ・ナカシマ 市況関連株 ベアリング用の鋼球、ローラーが中心で、ボールペンも製作。利益は急速に伸びる予想!18.3月期営業利益率13%、19.3月期以降も高い利益率で推移。配当利回りはなんと4%!チャートは今年以降下落の一途。このまま下げれば超配当株。

 

6465 ホシザキ 市況関連株 業務用厨房機器の大手。食洗器はトップ。トランプ大統領のしかけた米中貿易戦争のとばっちりで、中国で生産していた製氷機をアメリカに移す羽目に。そんなところに子会社の不祥事発覚で、ピーク時12,000円に近かった株価も今や9000円を切る。営業利益率は12.8%。

 

6471 日本精工 市況関連株 ベアリングの国内最大手企業。自動車業界の活況で、ベアリングも好調。また、今月末までに200億円分の自己株買い予定。営業利益率はちょっと物足りないが、配当利回りは3.7%と高い。

 

6479 ミネベアミツミ 市況関連株 ベアリングはベアリングでも、こちらは小さいベアリングの世界トップ企業。11/7にユーシンとの経営統合を発表。2社合わせた売上高は1兆円を超える。

 

6481 THK 市況関連株 工作機械に組み込まれる直動案内機器の世界シェアトップ。半導体向け需要も多い。自動車関連銘柄+半導体関連銘柄な企業。営業利益率は18.12月期予想で14.5%。株価はモノづくり系企業に多い、17~18年の年末年始を頂点にダラダラ山下りチャート。

 

6490 日本ピラー工業 市況関連株 液体の漏れを防ぐテクニカルシールの大手。利益率が17.5%と機械系企業の中ではかなりの高さ。株価は1500円を軸としたレンジでの動き。海外での生産を今後拡張へ。

 

機械系の企業は以上で打ち止め。鉄鋼⇒金属製品⇒機械と順に利益率が上がっていく印象。続いては電気製品の企業です。

 

6501 日立 ~ 6518 三相電機【電気機器】

総合電機三社比べてみた!

総合電機といえば、日立、三菱、そして東芝の三社。正直経営再建中の東芝をこの中に入れて比較するのは意味ないような気もしますが、業績、チャートの二点から見てみたいと思います。

業績は日立が圧倒的に首位。そしてやっぱり採算が一番いいのは二位の三菱。東芝は純利益率が突出していますが、これはどんどん事業を売り払っているから。今季も1兆円近い金額でメモリ事業を売却しています。

一番企業の実力が出る営業利益率は1%台と惨憺たるもので、はっきり言ってこの調子では復活への道は遠いのではないでしょうか。

各社の今後の見通しですが、日立は英国での原発計画にこのまま乗るか撤退するかの決め所。三菱はEV関連を強化。そして東芝はLNG事業売却を模索。また売却か。

 

続いてチャートを比較。赤が東芝青が日立緑が三菱黄が日経平均

今年前半までは日立が好調でしたが、秋以降は日経に負ける展開になっています。一方苦しむ東芝はそうした中で徐々に各社に迫っています。

 

6506 安川電機 市況関連株 産業用ロボットの名門。営業利益率は12%と十分。電気自動車時代に備えて中国の企業へ出資。株価はやはり年初来下げトレンド。このところは下げ止まりの動きが見えるが、まだまだか。

 

6507 シンフォニアテクノロジー 市況関連株 半導体搬送、制御機器、設備工事などの企業。利益率は10%を切って物足りないが、iPS細胞自動培養システムなんて作っていたとは。これは将来化ける?株価は緩やかに下げている。自動培養システムの実用化が進めばあるいは?

 

6516 山洋電気 市況関連株 工作機械など設備向けサーボモーターなどを中心とする企業。業績好調で最高益。工場自動化を完了させ、生産性向上。営業利益率10%程度。せっかく上げた株価も春ピークで下落。そろそろ復活を。

 

まとめ

今回は機械企業の残り+電気機器企業を見てきました。シンフォニアテクノロジーのiPS自動培養装置って、そんなもん本当にあるんでしょうかね?もし本当になら今後難病の治療などにもiPS細胞の本格的な利用が始まっていくという中で、大いに重宝すると思うわけですが・・・。

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