コインチェックついに(一部)再開
いやー長かった。
昨日10月30日から、ついにコインチェックが一部通貨の入金・取引を再開させた。(BTCの取引はもともと停止していない)。
今回入金を再開したのは、BTC、ETC、BCH、LTC。
取引の再開は、ETC、BCH、LTC。※イーサリアムは今回再開対象になっていないので注意。
我が社はここにファクトムと、リスクの大部分を預けてありますから、一刻も早く全面再開してもらって、両通貨に日本勢からの買いがまた集まってもらわないと困る立場であります。
まあ、両通貨が一体どんな通貨だったのかは、忘れてしまいましたが。
しかし動きは鈍かった
あれだけ皆が待ち望んだコインチェックの再開。しかし、もうすでにこうした材料に反応できるだけの余力が、市場には残されていませんでした。
コインチェック再開の発表が公式ツイッターアカウントでなされたのが、12時21分。
ユーザーアカウントを持つ私に、通知のメールが来たのが14時前後、そして、再開のニュースをNHKが報じたのが、16時7分ごろ。
このいずれのタイミングにおいても、かつてのような大幅な価格上昇は見られず、むしろ早朝の70万円を割りそうな弱気相場から、全く脱したとは言えません。
また、コインチェックから流出し、未だ還らないXEM(NEM)についても、再開発表自体にはやや反応したものの、9.8円⇒10.1円と大きな上げとは言えない状況です。
ビットコイン価格はまだ底ではないかもしれない
今後の仮想通貨の動きを占うには、過去の動きが参考になります。
以前、コインチェックの事件発生直後に、twitterに上げた画像を再掲します。
前回(2013~14年)仮想通貨バブル崩壊のきっかけは、14年2月に発生した大手取引所Mt.Goxの仮想通貨盗難事件でしたが、そこから発生した下げトレンドが明確に終了したといえるのは、15年の秋以降ですから、事件発生から底打ちまで、実に一年半以上かかったというわけです。
ところで、前回バブル(2013~14)崩壊後のビットコイン価格の大底はいつかというと、15年1月につけた1BTC=約24,000円です。大底は、Gox事件の一年後に訪れたのです。
この経緯をなぞって考えると、今回の大底はコインチェック事件の一年後、つまり2019年1月~2月になるといえます。
また、前回の大底24,000円は、前回バブル時の最高値120,000円の1/5にあたりますから、今回も同様の下げ幅と考えれば、1BTC=40万円台突入もあり得ない話ではありません。
現状1BTCは70万円前後で安定的に推移していますから、ここから20万円以上の下げとなると、相場は大混乱になるかと思いますが、当社はこれは結構可能性があると考えています。
納税資金確保で年初以降は下落が進む
ビットコイン価格が来年初頭に大底を迎える最大にして唯一の根拠は「納税資金確保売り」です。
既に仮想通貨による所得を今年確定申告したよという人は記憶にあるでしょうが、通常、2018年中に発生した所得は、翌年の春に税額が確定します。
おそらく2月以降、確定した税額を納税するための資金確保による売りが多く発生しますが、そのタイミングが、ちょうど先ほど予想した大底の時期と一致します。
一旦年末までにポジションを清算するのも手?
ここまで来年初頭にかけての下落を予想しましたが、コインチェックの再開や、ETF認可の動きなど、市場のセンチメント自体は確実に良化してきており、今すぐ手放すのは早計かもしれません。
したがって、年末(~クリスマス)まではHODLとして、それ以降に一旦手放し、納税資金を一足早く確保したうえで、3月以降に改めてエントリーしなおすのも、良いかもしれません。
コメント