四季報2018秋全部読む! 第5回 いろいろ熱い!情報通信・サービス業界

このところなかなか四季報を読み進めることができず、難渋しています。
いや、信長の野望止めろや。

さて、前回は2001 日本製粉~2296 伊藤ハム米久HDまで見て来ましたので、今回はサービス系企業やIT企業のひしめく2300~2400番台へと突入していきます。

このペースだと全部終わるころに次の四季報が出てしまう・・・。というわけでもうちょっとがんばります。

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~ここまでの投稿~

第4回「儲かりまへんなぁ食品業界」

第3回「分け入っても分け入っても建設株」

第2回「強い企業はどこだ?」

第1回「巻頭特集でお腹いっぱい」

 

ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)

・同業他社と比較してPERまたはPBRが低いこと

・ネットキャッシュが多いこと(時価総額よりおおきければ尚よし)

・営業利益率が同業他社と比べて高い(できれば10%以上)

・売上高成長率が高く、かつ営業利益の伸びを伴っている

・その他時事ネタ

あと、業界のベンチマークとして、大手企業を見ることがあります。
特に気になる企業は文字を赤くします。

また、前回は無駄に取り上げた企業が多かったので、もう少し絞ります・・・。

2300 きょくとう~ 2499 日本和装HD【サービス/情報・通信/その他金融 など】

2301 学情 「独自増額」コメが光ります。10%前後の成長を着実に続け、営業利益率も3割近い。配当利回りも高く、財務的にも安定。PERも高くなりがちなサービス系企業の中では低い(20倍)です。ただ、既に投資家たちはこの企業に気づいてしまったようで、四季報締め切り時(8/27)の1383円から1か月経ち、1632円にまで上げています。下がったら買いたいところです。

2325 NJS 水道のコンサルタント会社。営業利益率が、前々期の4.7%から前期は7.5%へ、さらに今季(18.12月期)予想では14.4%へと急伸。一方海外子会社に訴訟リスクを抱え、10億円の賠償を求める訴訟が提起されています。ただしネットキャッシュは100億円を超えており、時価総額180億円の半分強に達しています。PERもまだ10倍程度で、訴訟で10億支払わされたとしても、まだ割安では。

2329 東北新社 CMや外国映画の吹替版を制作する企業。業績的には見るべきものはなく、むしろ徐々に利益率は悪化しているのですが、ネットキャッシュが280億円あるのに対して、時価総額が310億円程度で、ほとんど現金分の評価しかされていない会社です。

2344 平安レイサービス 神奈川拠点の冠婚葬祭サービス大手。業績は足踏みもネットキャッシュは100億円以上。時価総額が130億円程度であり、ほとんど現金分の評価のみという状態です。PERは10倍を切り、配当利回りは3%程度と高いです。

2371 カカクコム ご存じ価格.comの会社。第2位株主の電通がKDDIに全株を売り、今後はKDDIとの連携を強化するというニュースも出ましたね。営業利益率は驚異の48.8%(18.3月期)!財務的にも自己資本比率80%越えで堅実。

2379 ディップ 「バイトル」運営会社。四季報コメにも「絶好調」とあるとおり、売上高、営業利益ともに直近3期順調に上昇中を続けています。自己資本比率も72.5%と、財務的には健全といえます。PERは17~8倍とそこそこ。

2400番前後になると、なんというか心配な企業が続々。経営再建中の鉄人化計画や、赤字が続くDNAチップ研究所、新日本科学のようなバイオ系企業。見ていて辛い内容ばかりです。

2408 KG情報 西日本で求人雑誌を発行する会社。配当利回りが異常に高い(4.89%)です。直近の17年12月期には、1株当たり利益が24.5円にも関わらず41.9円も配当を出しています。配当原資は一体どこから・・・。また、時価総額50億円に対してネットキャッシュが50億円と、まさに財布みたいな企業です。業績は見るべきものがありません。PERは40倍以上で割高。

2412 ベネフィット・ワン 官公庁向け福利厚生サービスの会社。売上高、営業利益ともに順調な成長ぶりで美しいです。自己資本比率も57%とまあまあ。ただ、PERが50倍を超えており、非常に割高。良い企業だけど、そこまで上値を追わなくとも・・・。

この辺りからは私好みの企業がなくなってきます。なんかないかな・・・。

2475 WDBホールディングス 理学系研究職の人材派遣会社。売上高、利益とも順調な成長が見込まれます。株価も好調で、PERもまだ20倍台前半と、サービス系企業の高いPERに比べればまだまだ。また、配当施策を見直し、2020年度の27.5円予想から一転、21年度に49.5円の予想となっています。(それでも利回りは1.2%程度)

2477 手間いらず 面白い社名。宿泊サイトの自動コントローラを提供している企業。ふざけた社名ですが、自己資本比率は9割と安定。足元18.6月期の営業利益率が60%とすごい数字になっています。来期も来々期も10%を超える成長率が見込まれており、なかなかに期待できる企業ではないでしょうか。

⇒9/28買いました。Yahoo! ファイナンス掲示板に書きこまれていた株主総会での活発なやりとり、株主と企業の健全な関係性を感じ取り投資しました。

2497 ユナイテッド ネット広告とスマホゲームの開発会社なのですが、それはどうでもよくて(おい)、大事なのは投資事業。なんとあのメルカリ株の7.76%を保有する大株主で、最初期の投資だったために、評価額≒含み益状態。会社の時価総額665億円に対し、メルカリ株評価額が9月末時点で約400億円。今年6月に450万株売ったところ、100億円以上の利益となり、今後も保有分を少しずつ売っていく計画だそうです。掲示板まわりも賑やかですが、イマイチコメントの質が・・・。

 

以上、今回はサービス業(特に情報・通信関連)の多い2300~2400番台を見てきました。

当社アナリスト(自分)が特に注目する企業は2301 学情、2408 KG情報、2477 手間いらずの三者です。

2301 学情は成長スピードがほどよく、かつ財務もよいですが、ちょっとこのところ株価が上げ始めています。もっと早く手掛けてれば・・・。

2408 KG情報はとにかくネットキャッシュ比率がほぼ100%なので、会社の価値=保有現金そのものという会社として非常にダサい状態(要するに事業価値=ゼロ扱い)。確かにそれもうなづけるような業績しかだしてないので、今の株価では不当であり、もっと上がるか?と言われると「うーん」。

なかでも2477 手間いらずについては、株主総会における議論が非常に詳細で熱く、会社側も率直に現状と今後について説明しており、好感がもてるやりとりでした。

ただ私の場合ピーターリンチ式で、買ってから調べる!というパターンなので、これから調べて(おいおい)、記事を書きます。

このほか、平安レイサービスや、東北新社、ユナイテッドもいいなとは思いますが、これ全部買ってたら資金がいくらあっても足りません・・・。もうちょっと調べてから買いたいです。

さて次回は、みんな大好きビールの会社から始めます。

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