四季報2018秋全部読む! 第30回 成長企業と優良企業

四季報2018秋号全部読む!前回は金属製品の後半と、機械系企業を見ていきました。ここでしばらくモノづくり系の企業ととはしばしのお別れ、久々にサービス系の企業に入っていきます。

当ブログのアクセス数が伸びるのは、上場間もない新しい企業を取り上げたときなので、今回もアクセス伸びないかなと淡い期待を抱いています。

 

記事の更新ペースが遅くて、このままじゃ次号出ちゃうよと、そう思う方は↓のリンクから四季報秋号をチェックして自分だけの企業を探してみてください。

早くも、次号2019新春号の予約、始まってます。一足先にあなたもゲット!

~ここまでの投稿~

第29回「落ち切った後は上がるだけ」
第28回「ここらで上げてもいいコロナ」
第27回「タコ配?いきなり配当2倍企業!」
第26回「UACJってアメリカの大学かな?」
第25回「溶かして固めてくっつけて」
第24回「ベントナイトって何かゲームに出てきそうな」
第23回「セラミックセラミック」
第22回「激熱!カーボン企業!」
第21回「切れるな伸びろ!ゴム企業!」
第11~20回まとめ 第1~10回まとめ

番外編①「あの不動産企業は今」
番外編②「ピーター・リンチの株式分類法とは?(前編)」  ③「同(後編)」

 

ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)

・同業他社と比較してPER、PBRが低いこと
・財務が堅実であること(自己資本比率50%以上、ネットキャッシュ豊富)
・営業利益率が同業他社と比べて高い(できれば10%以上)
・売上高成長率が高く、かつ営業利益の伸びを伴っている
・業務内容などに何らかの個性が感じられる(業界初、唯一の企業)
その他時事ネタ

あと、業界のベンチマークとして、大手企業を見ることがあります。
特に気になる企業は文字を赤くします。また、企業の特徴に応じて急成長株、市況関連株などの分類を行っていきます。

また、好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。強い材料あれば太字にします。

 

6025 日本PCサービス ~ 6099 エラン【サービス】

6027 弁護士ドットコム(2005年設立、14年12月上場)

Webでの弁護士向け営業支援と、一般人向け法律相談サイトを運営。最近では税理士向けのマーケティングもやっている。来る訴訟社会には欠かせないサービスとなりえるか。

16年3月期は売上11.1億円、営利2.9億円⇒20年3月期予想が売上40億円、営利7億円
売上は4倍予想、営業利益は2倍を超える予想。

成長スピードは申し分がないが、時価総額757億円、予想PERは229.3倍まで大きくなっており、ここから数倍は厳しいか。さらに、株価が9月末をピークに下落基調に入ってしまい、ここからどこまで下げるかは全くわからない。

なお、10/29に中間決算が発表されたが、ほぼ予想通りの水準だった。

 

6035 アイ・アールジャパンホールディングス (2015年設立、同年2月上場※中心企業のIR Japanは1984年に設立)

企業のIRに特化したコンサル会社。株主判明調査など、独特なサービスを持っている。9月末を以て東証一部へ昇格済。

16年3月期は売上34.6億円、営利7.8億円⇒20年3月期予想が売上50億円、営利14.5億円
若干成長率が足りない。

時価総額244億円、予想PER26.3倍。先月の下落で妥当な水準まで下落してしまった。成長株はPERが高ければ高いほど市場の期待が高いということになるが、冷めてしまったようだ。

なお、11/2に中間決算発表が発表された。前年同期の進捗率が72.8%なのに対して、今期は67.6%とやや進捗がよろしくない。

 

6047 Gunosy(2012年設立、15年上場)

ご存知キュレーションメディア。「グノシー」のニュースアプリでおなじみ。人件費は増加するも、それを上回って増益。8月からはCEOが竹谷氏に交代し、前CEOの福島氏はブロックチェーン新事業に集中している。

16年5月期は売上45.9億円、営利5.6億円⇒20年5月期予想が売上160億円、営利29億円
成長率は十分。

時価総額689億円、予想PER31.5倍。先月の下落をものともせずに上昇を続けている。夏からは1.5倍の上昇である。売らなければよかった・・・。

先月12日に第一四半期決算が発表。増収増益の上、通期業績も上方修正となり、これを好感して株価はさらに上昇している。

 

6049 イトクロ(2006年設立、15年上場)

教育関連で国内トップの口コミポータルサイト。柱となる「塾ナビ」が拡大。「学校情報」も人気となっている。売上高の伸びは小さいが、営業利益の伸びが大きく、直近17.10月期では営業利益率が40%を超えており驚異的。

15年10月期は売上35.4億円、営利9.5億円⇒19年10月期予想が売上44億円、営利23億円
少子化が進んでおり、売上高自体の上昇は物足りないが、営業利益の水準がとんでもないことになっている。来期で営業利益率が50%以上とは・・・。

時価総額643億円、予想PER47.9倍。このところ3,000円前後でのレンジが長く続いている。レンジをした抜ければしばらく(数カ月間)は下方向の動きになってしまうだろう。

 

6050 イーガーディアン(1998年設立、15年上場)

ネットセキュリティ企業。SNS投稿の監視や、ゲームの問い合わせ回答を代行するサービス、そしてネット広告の審査が収益の中心。今季は仮想通貨関係の本人認証サービスが人気。

16年9月期は売上38.1億円、営利5.6億円⇒20年9月期予想が売上87億円、営利16億円
つい昨日発表されたばかりの20年9月期予想も20%以上の大きな成長が予想されている。

時価総額282億円、予想PER33.8倍。株価は春以降ずっと下げ基調だったが、11/5発表の通期決算を好感してか、11/6の株価は8%と大きく値を上げた。

ただし決算の経常利益自体は、コンセンサスの予想を下回っている。(コンセンサス13億円に対し実績値10.5億円)

 

6058 ベクトル(1993年設立、2012年上場)

独立系では最大のSNS向けのPR会社。動画サービスなどのデジタル分野が伸びている。PR TIMESの親会社。最近では、100億円を調達し、買収費用や借金返済に充てる予定。

16年2月期は売上96.8億円、営利16.1億円⇒20年2月期予想が売上300億円、営利42億円
成長率は高く、売上は4年で3倍、営業利益は2倍以上となっている。

時価総額936億円、予想PER48.5倍とかなり時価総額が大きくなっている状態。10月以降は下げている。

10月15日に第2四半期の決算が発表された。事前予想を上回る水準ではあったものの、通期の業績予想が修正され、増収減益予想となっている。

 

6080 M&Aパートナーズは取り上げる予定だったが、成長予測に鈍化がみられるため、見送り。

 

6093 エスクロー・エージェントジャパン(2007年設立、14年上場)

金融機関からの業務受託(BPO)、不動産関連業務の第三者寄託を中心とする。ある意味不動産銘柄といえるこの会社。

16年2月期は売上16.8億円、営利4億円⇒20年2月期予想が売上42億円、営利10億円
成長率高い。営業利益率も20%を超えており大変優秀。現状の不動産の活況が当面続いてくれれば、このままいけるとは思うが・・・。

時価総額199億円、予想PER35.6倍と規模的にはまだ小さく伸びしろあり。

 

その他急成長株以外の企業

6028 テクノプロHLDG 優良株 国内最大級の技術系人材派遣の会社。IT人材は慢性的に人材不足を抱えているので、こうした企業への需要は高いと思われる。売上高、営業利益とも、年10%前後のペースで着実に伸びており、優良企業といってよい。また、少しずつではあるが、増配を続けている。ただ、10月以降上昇トレンドが崩れてきており(このコメント何回目だ?)、株価的には先行き不安。

 

6055 ジャパンマテリアル 市況関連株 半導体、液晶工場向けの特殊ガス関係サービスが中心。また、画像処理関連事業も手掛ける。四季報コメントは【独自再増額】となっており、好調をうかがわせる。人員、工場ともに拡張予定。営業利益率は20%を超えており高い。連続増配予想。値動きは夏以降横ばい。

 

6098 リクルートHDLG 市況関連株 求人検索エンジン「インディード」や、人材メディア、人材派遣などを中心とする企業。ここは早く辞める人ほど優秀なイメージ。我が裏日本にもリクルート出身の人がいて、グランピングとかやってる。

♪仕事探しはインディード のCMソングでおなじみのインディードは、意外にも元々はアメリカ発。なんと前年比5割の伸びとなっている。

営業利益率はちょっと10%には届かない水準。ここも下落気味。しばらく触らない方が無難。

 

 

今回は、Gunosyと、イーガーディアンが特にいいと思いました。Gunosyは、一度買っていましたが、その時はすぐ損切りしていたので、どこかでもう一度は入れればと思います。

また、イーガーディアンはネットセキュリティ企業なので、景気に左右されにくい業種であると思います。不況だからWebセキュリティいらない!というわけにはいかないですからね。

次回は、また機械系に戻ります。またわからない業界だー・・・。

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