四季報2018秋全部読む! 第29回 落ち切った後は上がるだけ

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四季報2018秋号全部読む!もう次号新春号の発売が来月に迫っている中で、ようやっと6000番台到達です。ちょっとペースを上げることを検討します。

前回は金属製品の前半を見てきましたが、今回はその後半と、機械系企業を見ていきます。全体的に、業績はいいのに下げてしまっている企業ばかりです。

 

記事の更新ペースが遅くて、このままじゃ次号出ちゃうよと、そう思う方は↓のリンクから四季報秋号をチェックして自分だけの企業を探してみてください。

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早くも、次号2019新春号の予約、始まってます。一足先にあなたもゲット!

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~ここまでの投稿~

第28回「ここらで上げてもいいコロナ」
第27回「タコ配?いきなり配当2倍企業!」
第26回「UACJってアメリカの大学かな?」
第25回「溶かして固めてくっつけて」
第24回「ベントナイトって何かゲームに出てきそうな」
第23回「セラミックセラミック」
第22回「激熱!カーボン企業!」
第21回「切れるな伸びろ!ゴム企業!」
第11~20回まとめ 第1~10回まとめ

番外編①「あの不動産企業は今」
番外編②「ピーター・リンチの株式分類法とは?(前編)」  ③「同(後編)」

 

ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)

・同業他社と比較してPER、PBRが低いこと
・財務が堅実であること(自己資本比率50%以上、ネットキャッシュ豊富)
・営業利益率が同業他社と比べて高い(できれば10%以上)
・売上高成長率が高く、かつ営業利益の伸びを伴っている
・業務内容などに何らかの個性が感じられる(業界初、唯一の企業)
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あと、業界のベンチマークとして、大手企業を見ることがあります。
特に気になる企業は文字を赤くします。また、企業の特徴に応じて急成長株、市況関連株などの分類を行っていきます。

また、好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。強い材料あれば太字にします。

 

5950 日本パワーステアリング ~ 5999 イハラサイエンス【金属製品※その他製品あり】

5951 ダイニチ工業 資産株 ご存知石油ファンヒーター大手。加湿器拡大中。業績的には見るべきものはないが、ネットキャッシュが158億円に対して、時価総額は148億円と超割安状態。配当利回りも3%前後と高い。また、10/31に第2四半期決算が発表されたが、サプライズはなく、通期業績予想も据え置き。

 

5964 東洋刃物 業績回復株・市況関連株 工業用刃物専業企業としては首位。本拠地が宮城県ということもあり、11年の東日本大震災(+09年のリーマンショック)以降ずっと苦しんだ会社。しかし、四季報コメは【復活】。経営計画を超過して達成するなど、長いトンネルからついに脱出するめどが立ってきたようだ。チャートは非常に単調な一直線上げである。時価総額が21億円と非常に小さいが、この2年間でじわーっと2倍達成!また、11/2発表には業績予想が上方修正された。

 

5971 共和工業所 市況関連株・業績回復株 建設機械用ボルトの大手。16年4月期と20年4月期予想を比べてみると、売上高ほぼ2倍、利益は8倍になっている。これは急成長か?と思い16年以前の業績を確認すると、要するに16年時点がどん底だったというだけだった。非常に紛らわしい会社。長い下落トレンドは、まだ終わっていない。

 

5975 東プレ 市況関連株 プレス部品メーカー大手。自動車や冷凍庫向け部品を作っている。営業利益率は10%超。18年以降下落トレンド入りで2016年水準まで下落してしまった。PER的には全然割安。ただ、この下落が止まらないことには・・・。

 

5984 兼房 低成長株 工業用機械刃物の最大手。営業利益率10%にはちょっと届かない程度。有利子負債なし。自己資本比率8割以上。海外向け売り上げ50%近い。株価はこのところ下げ止まり。

 

5988 パイオラックス 市況関連株 自動車向け精密ばねとファスナーの会社。四季報コメは【我慢】原料高と人件費高のダブルパンチで思うように利益を伸ばせていない。ただ、それでも営業利益率は15%前後で推移。中期経営計画によれば、21年3月期の売上予想は700億円、営業利益113億円と現実的な範囲。11/8に第2四半期決算が迫っている。

 

5991 ニッパツ 市況関連株 登記上の社名「日本発条」の名の通り、発条(ばね)の会社。自動車向けや、HDD向けのばねを手掛けている。来年からは長野の新工場が稼働予定。株価の値動きは、2~3カ月周期に上下動を繰り返しているので、うねり取りにはいいのでは。11/7に決算発表予定。

 

5993 知多鋼業 市況関連株 ばねが主力の自動車部品メーカー。今後は海外生産比率を拡大へ。19.3月期には営業利益率が10%を超える予想。チャートはだらだらと下げている途中なので、下げ止まるまで待った方が・・・。

 

5999 イハラサイエンス 市況関連株 産業用継ぎ手の最大手企業。半導体向け、一般作業向け両方の継ぎ手を手掛ける。中国、岐阜、静岡など続々と工場の新設、機能強化を行っている。営業利益率15%以上を出しており好採算。増配が期待されている。株価は他社と同様冴えないが、業績自体が悪くなったわけではない。11/8に中間決算発表予定。

 

ここまでの中では、東洋刃物時価総額が20億円台と小さく、伸び余地が大きいでしょう。チャート的には、2015~16年で2000円⇒500円まで落ち切った後なので、それ以降今まで大きく崩れることがなくキレイです。落ちるところまで落ちると、後は上がるだけなんですね。

 

6005 三浦工業 ~ 6023 ダイハツディーゼル【機械/輸送用機器】

6005 三浦工業 市況関連株 おいらはボイラー、三浦のボイラーのCMでおなじみの会社。ええっと、このCMに出ていたのは・・・誰だっけ(笑)。産業用の小型ボイラーでは国内シェアトップ。業績的には非常に順調で、10%前後の成長率で推移している。営業利益率も高い。チャートは先月の暴落で上昇トレンドが崩れてしまった。11/5に決算が出るのでしばらく様子見か。

 

6022 赤阪鐵工所 市況関連株 船用ディーゼルエンジンの中堅。ここは業績的には特に何もないが、物言う株主(アクティビスト)である合同会社M&Sが株主提案を行い、プロキシファイト(委任状争奪戦)を行うなど、結構話題になっている。今後さらにM&S側が株を買い集める展開になれば、株価の上昇も。PBRは0.35倍と非常に割安。

 

まとめ

今回までで、金属や機械系の企業はいったん区切りとなり、久々にIT系企業がやってきます。まあ、またすぐ機械系に戻ってくるんですけどね。

次回は6023 日本PCサービスからスタートです。

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