四季報2018秋全部読む! 第27回 タコ配?いきなり配当2倍企業!

四季報2018秋全部読む!前回は鉄鋼と、非鉄金属という硬い企業を見てきました。今回も硬いところ続きます。非鉄金属の続きを見ていきます。

まずは5801 古河電気工業、電線の会社ですね。「電線御三家」の一角だそうです。

なお、このところの下落で、四季報掲載時からチャートの形がかなり変わっちゃった企業も多いので、できるだけチャート載せます。

 

記事の更新ペースが遅くて、このままじゃ次号出ちゃうよと、そう思う方は↓のリンクから四季報秋号をチェックして自分だけの企業を探してみてください。

 

 

~ここまでの投稿~

第26回「UACJってアメリカの大学かな?」
第25回「溶かして固めてくっつけて」
第24回「ベントナイトって何かゲームに出てきそうな」
第23回「セラミックセラミック」
第22回「激熱!カーボン企業!」
第21回「切れるな伸びろ!ゴム企業!」
第11~20回まとめ 第1~10回まとめ

番外編①「あの不動産企業は今」
番外編②「ピーター・リンチの株式分類法とは?(前編)」  ③「同(後編)」

 

ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)

・同業他社と比較してPER、PBRが低いこと
・財務が堅実であること(自己資本比率50%以上、ネットキャッシュ豊富)
・営業利益率が同業他社と比べて高い(できれば10%以上)
・売上高成長率が高く、かつ営業利益の伸びを伴っている
・業務内容などに何らかの個性が感じられる(業界初、唯一の企業)
その他時事ネタ

あと、業界のベンチマークとして、大手企業を見ることがあります。
特に気になる企業は文字を赤くします。また、企業の特徴に応じて急成長株、市況関連株などの分類を行っていきます。

また、好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。強い材料あれば太字にします。

 

5801 古河電気工業 ~ 5857 アサヒHLDG【非鉄金属】

「電線御三家」比べてみた

非鉄も後半に入りましたが、ここで電線御三家(四季報の呼称による)を比べてみましょう。町に張り巡らされている電線だけでなく、光ファイバーも多く作っている電線企業は果たしてどんな感じなのか?

三社ともおおむね5%前後の営業利益率、4%前後の純利益率となっています。独立系のフジクラが若干採算が良いです。

実際電線御三家とはいっても、首位住友は自動車向け部品が売り上げの半分以上を占めますし、古河も電装品(=自動車の電気で動く部品のこと)が大部分、フジクラは情報通信(=光ファイバー)の占める割合が大きくなっています。

業績的には住友電気工業が連続最高益をたたき出すなど絶好調、古河電気工業はやや低落気味、フジクラは最高益に及ばないものの、遜色ない利益が予想されています。

今後の各社の展開としては、住友電気工業がコネクテッドカーや自動運転、EVなど自動車向けをさらに強化、古河電気工業はフィリピンの生産拠点を拡大中、一方でフジクラは東欧の拠点が苦戦中です。

青が古河電工赤が住友電工緑がフジクラ黄が日経平均です。

3社のチャートと、日経平均を比較してみましょう。

今年春までは古河電気フジクラが二強状態でしたが、2月以降フジクラが急落、続いて古河電工も下落をはじめ、夏以降はいずれの銘柄も日経平均を下回るようになってしまいました。

ただPER的には10倍前後でしかないので、水準的にはまだまだ割安でしょう。

 

5807 東京特殊電線 市況関連株 古河電工の子会社。ケーブルやヒーター線中心の会社。インドネシア工場の火災、人件費上昇にたたられ減益だが、それでも営業利益率は10%以上。株価はだらだら下落。配当利回り3%近い。

 

5819 カナレ電気 市況関連株・低成長株 変わった名前の企業だが、音響ケーブルの最大手企業。売上、利益ともこの数年あまり変動なし。株価もこの2年非常に狭い範囲(2000~2500円)でしか動いていない。営業利益率的には10%を超えていて高水準。

 

5821 平河ヒューテック 市況関連株 電線やネットワーク機器のメーカー。売上高の半分が海外とグローバル展開も積極的。こちらも売上・収益が一定しない。株価の動きは周期的で、あまり大きくない。営業利益率は10%をちょっと下回る水準。

 

5851 リョービ 市況関連株 独立系のダイカスト専業首位企業。ダイカストっていうのは、これのこと。材質で定義されるわけじゃないんだな。こちらも半分近く海外からの売上。営業利益率はちょっと低く5%程度。チャートは9月まで絶好調だったが、そこから急落。一気に1000円以上の下落となった。

 

5857 アサヒホールディングス 市況関連株 金・プラチナなどの貴金属の回収と産廃処理が中心。地金を加工してコインにするなど付加価値をつけて販売。10/25に大幅な増配発表(通期74円⇒120円)及び、配当性向の大幅引き上げ(30%⇒50%)で株価急騰。しかしなおも配当利回りは5%と割安な水準のまま。業績面をみても営業利益率は10%を超えている。ねらい目かも。

 

まとめ

今週土日動員で出勤なんでこのあたりで終わります(白目)。夜更かしできねえ。

今回は企業のチョイスに苦労しました・・・。しいて言えば、最後に見たアサヒHLDGが一番いいかもと思いました。配当利回り5%はすばらしい。一方で株価の上昇がさほどではないのは、同社の営業CF、投資CFともマイナスで、配当を支払い続ける原資が厳しいかもしれないという懸念を市場が織り込んでいるのかもしれません。

さて、次回は金属製品です。アルミ缶、ドラム缶、ばね、作業用工具など、いろんなものが出てきます。さながらホームセンターのような回になりそうですね。

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