裏日本帝国WorldPvP戦記その1(第1~第6ラウンドを振り返る)

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はじめに

5月13日にリリースされたWorldPvPは世界211の国と地域をトークン化して売買しつつ、ラウンドの最後に行われる核攻撃(=対象となった国のトークン価値が消滅する恐ろしいイベント)の対象を投票で決めるゲームです。本日6/8までに6ラウンドを終了しています。(リファリンクはこちら※PC推奨)

ここまでいろいろなことがあったので、覚えている限りのことをまとめたいと思います。私は男性の中でも「構成力の欠如、感受性の過剰、瑣末主義、無意味な具体性、低次の現実主義」という傾向があるので(三島由紀夫が女性一般の欠点として批判したもの)、瑣末な記載が多いかもしれませんがお許し下さい。

第1ラウンド(5/13~5/19)

WorldPvPがスタートしたのは5月13日。いつもお世話になっているひびきさんから「裏日本さんが好きそうなゲームがリリースされる」との情報を聞いて早速BASEチェーンへ上陸。実在の国名をトークン化して、保有枚数の多いアドレスが「大統領」になり、その国を支配するというのはまさにシミュレーションゲーム好きの私がワクワクする要素。

ゲーム開始当初はラウンド期間は30日としていましたが、のちに7日間に短縮されました。

ラウンド1の主軸となったのは、アメリカと中国の覇権争い。

そして中国の国家主席として、ゲームを大いに盛り上げたMVPともいうべきimpillpilled氏は、わずか18歳。中国の時価総額がアメリカにかなり水を開けられた際に、多額の資金を投じて一時的にアメリカの大統領を兼ねるという荒業に出ます。しかしBadenglishtea(現在のアメリカ大統領)に資金力で叶わず、ラウンド終了間際に中国の保有トークンを全部損切りし、敗北を認めました。

第1ラウンドの勝者はアメリカでしたが、当時はアメリカの大統領一人の意思で核攻撃対象国を決定できるシステムでした。事前の宣言通り攻撃を受けたのは時価総額で第2位の中国。約30万ドルの時価総額が消滅し、半分がアメリカ、残り半分がランダムに選ばれたアイスランドにわたりました。

また、本筋以外では各国を好きな画像で飾るデコレーション要素が追加され、あっという間に各国のミーム合戦が始まりました。当初はグリーンランドを「PEPELAND」と称して、PEPEの画像で世界中が埋め尽くされるとか、カザフスタンをコメディアンのボラット(カザフスタン人という設定)の画像で飾られたりと非常ににぎやかでした。当初のデコレーション費用は0.1ETHとかなり高額でしたが、のちに5$まで値下げされ、0.1ETHを支払ったユーザーには運営から男気返金が行われました。

第2ラウンド(5/19~5/26)

中国の消滅で終わった第2ラウンドは、アメリカが時価総額1位を独走。このラウンドでも時価総額1位国の大統領が独断で核攻撃対象国を決定できるルールだったため、逆の意味での2位争い(2位になりたくない)が勃発。これがゲームの時価総額低迷の原因となったともいえます。

前ラウンドを盛り上げたミーム勢もラウンド2期間中に活動を止めてしまう人が多く、かなり盛り下がってしまいました。impillpilledも一時はロシアのトークンを買い占めて新たな動きを見せていましたが、ほどなくアメリカのトークン共々売却し、ゲームから撤退してしまいました。

一方、前ラウンドで中国の50%の流動性を獲得したアイスランドは、アメリカを逆転すべく計画をたてますが・・・アメリカにトークンを大幅にdumpされ、計画は失敗。低迷してしまいます。

この頃から、英国は各国大統領のXアカウントに呼びかける形で、多国間の連携を模索し始めます。土曜早朝4時のしかも英語の会議に誘われますが、英語も喋れず、朝も起きられないため、入れませんでした。

結果的に、ラウンド終了時に2位だった北朝鮮が予想通りに核攻撃対象に。そしてランダムウィナーに選ばれたのはニカラグア。このニカラグアがのちにラウンド4の台風の目になることになります。

第3ラウンド(5/26~5/29)

このラウンドから、核攻撃対象の決定ルールが変更され、時価総額上位50%の国の大統領による投票で決定される、現在と同様の方式となりました。

このラウンドから、いよいよ多国間での連携、同盟関係が重要になってくるわけですが、当時裏日本帝国は中南米の国々には投票しない、ぐらいの約束しかしておらず、核攻撃対象国を共同で決めるようなしっかりとした同盟は組んでいませんでした。当時すでに複数国を支配して、個人の投票力ではトップクラスになっていたため、単独行動でも投票結果を左右できると思い込んでいたんですね。

ところがこのラウンドで核攻撃の対象国に選ばれたのはなんとニューカレドニア。時価総額順位でもおそらくかなり下位で、わずか数千ドル程度。この国が選ばれた理由が解せないという声が上がりましたが、これはアメリカにこれ以上流動性を搾取されてはいけない、という英国を中心とした同盟による作戦だったことがわかりました。この結果を見て、このゲームにおける投票行動を拘束する同盟の重要性に気づいたわけです。

そしてこのラウンドでのランダムウィナーはエジプト。しかしニューカレドニアの1/2ということで雀の涙ほどの流動性しか貰えず、ただただUniswapに上場しただけ、というオチになってしまいました。残念。

第4ラウンド(5/29~6/1)

ある意味第1ラウンド以来の盛り上がりを見せたのは第4ラウンドかもしれません。

投票形式が変更されて2回目。前ラウンドで多国間連携の重要性に気づいた裏日本帝国は英国を中心とした同盟に加入。その少し前に加入していた中南米同盟とかけもちする形になりました。

このラウンドでは、第2ラウンドのランダムウィナーだったニカラグアが、SNSやWorldPvPサイトのチャットを舞台に、アメリカを時価総額で逆転するという声を上げ始めます。

このゲームのシステム上、ランダムウィナーに選ばれてUniswapに上場すると、その時点でトークンの増加がとまるため、アメリカの10分の1以下の総流通数しかなかったニカラグア(約10億枚)は、より少ない資金で価格を吊り上げることが可能だったわけです。

実際、ラウンド4終了間際のある時点でニカラグアがアメリカを逆転。投票先をアメリカに急遽変更する国が相次いだようです。実際ラウンド4の投票結果は圧倒的にアメリカが1位となり、普通に考えればアメリカが核攻撃を受け、流動性が消滅するはずでした。

しかし、ラウンド終了4秒前にアメリカ(と思われるアカウント)が大量にニカラグアを売り浴びせ、あっという間に再逆転。この結果、アメリカは時価総額1位に特権として核攻撃を免除。繰り上がって2位のフランスが核攻撃対象となりました。このフランスへの投票の集中も、英国を中心とした同盟によるものでした。

そしてこのラウンドのランダムウィナーはジョージアに決定。ジョージアにはフランスの流動性が50%追加されました。

第5ラウンド(6/1~6/4)

ニカラグアのラウンド終了間際の敗北は、多くのプレイヤーにショックを与えました。私はこの結果を受けて「やはりアメリカに核攻撃投票しても意味がない」と考えるようになりました。

この時点で時価総額2位の座は、ニカラグアやジョージアのような総流通数の少ない国が一時的に2位に上がるのを除けば英国が安定的に座るようになりました。

本来なら、英国が一番狙われる位置にあるわけですが、英国は同盟国と協力して多くの票を抑えており、巧みに矛先が向くのを回避しています。いわばおとりを用意してうまく攻撃を避けているわけですね。

そしてこのラウンドでは前ラウンドのような熱いPump&Dumpは行われず、静かにアメリカの勝利とパラグアイの敗北が決定されました。

ちなみにパラグアイを英国同盟が選んだ理由は、以前にスキャムリンクを共有した(しかも誰でもアクセスできる形で)ということが、一種の詐欺の片棒を担いだとみなされたためです。実現はしませんでしたが、トルネードキャッシュで使われたイーサリアムを送金してアドレスを汚し、中央集権型取引所を使えなくする嫌がらせも計画していたようです。

英国同盟の提案に、中南米同盟諸国も乗ったことで、とんでもない票数がパラグアイに集中しているのが分かります。たとえゲームの中でも、悪いことをすると潰されるんだなあと思った出来事でした。

ちなみにこのラウンドではレソトがパラグアイの50%の流動性を獲得しています。

第6ラウンド(6/4~6/6)

第6ラウンドからは開始期間がさらに短縮(72時間→48時間)され、ますますかけひきに使える時間が短くなりました。私の所属する英国連合は、英国を核攻撃対象に投票したマレーシアに報復の意味で核攻撃投票を行いました。

しかし、マレーシアの大統領であるParty Penguin氏はこのラウンド期間中に続々と支配国を増やし、個人としては、VotingPowerで私を上回って単独1位に躍り出るという勢い。下手をすると、UKに多くの票が集まってしまう結果になりかねません。

結果的に核攻撃はマレーシアを対象にして行われましたが、マレーシアを失ってなお、Party Penguin氏は未だに最大の投票力を保持し続けています。

このラウンドではほとんどPumpはなし。ニカラグアもジョージアもレソトも不発でした。

そして第6ラウンドのランダムウィナーはスワジランドが獲得!マレーシアの流動性の半分を獲得しました。

今後の展望を勝手に考える

現在、WorldPvPは第7ラウンドが開催中です。なんとわが同盟の盟主、英国は昨日最大保有者(大統領)が入れ替わるという事態が発生。ちょっとびっくりしました。

国王交代前の段階で、英国はあくまでPartypenguinを潰すという方向性で進めたいようでしたが、現在レソトが資金を用意して短時間で一気にアメリカの時価総額を抜こうとたくらんでいる状況です。レソトの大統領のアドレスには5ETH相当のUSDCが入っています。

この金額を使って、ゲーム終了直前にレソトを一気に買えば、あるいはアメリカの時価総額を抜くことができるかもしれません。アメリカの大統領BadEnglishTaoは、ベテランのクリプト投資家で、優れたトレーダーでもあります。彼が簡単に負けを認めるとは、思えません・・・。

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