最近夜は日付が変わる前にベッドに入るようにしていますが、朝起きてみると大変なことになっていましたね。BNB Chain(旧:Binance Smart Chain(BSC))の公式Twitterアカウントによりますと、日本時間の今朝7時頃に、ハッキングを受けたとしてチェーンを停止するとのツイートがありました。
その後同午後3時過ぎまでチェーン全体が停止され、現在は復旧していますが、最大でも数百億円規模の攻撃を受けたのではないかと見られており、影響は他のチェーンにも及んでいるという情報もあります。
この騒動を受けてもクリプト市況にはあまり大きな影響はないようで、ほぼ下がっていません。
2022/10/07 19:30 時点でのビットコイン価格は、1BTC=290万円前後での推移となっています。一昨日からほぼ変わらない値動きとなっています。
また、クリプト全体の時価総額は:¥144,514,084,208,721で、過去24時間で-0.8%となっています。
ビットコイン含めた気になるコイン・トークンの値動き一覧です。
やはり騒動に関係のあるBSC系の下げが大きいです。
昨日時点の値動きです。
ビットコインドミナンスの状況は?
仮想通貨界全体の雰囲気がわかるビットコインドミナンスの推移ですが、BSCハッキング事件以降も引き続いて動きは見られませんでした。
2022/10/07 19:30時点でのビットコインドミナンスは38.4%、イーサリアムドミナンスは16.4%となっています。
昨日のビットコインドミナンスです。
今日のスポットライト!
今日のスポットライト!時価総額300位までの銘柄からベスト・ワーストとも上位15通貨・銘柄まで表示します。クリプト界に大激震が走った今日でしたが、相変わらずSUSHIが強いままです。
昨日のスポットライトです。
クリプト気になるニュース
BSCにハッキング発生!これほどの規模のものはスタート後2年で初か?
朝からビックリした人も多い(だろう)このニュースですが、流出規模は当初最大約6億ドル(約1000億円)とされましたが、実際には1億ドル程度だという発表がのちに公式から出ています。
当初BSCの公式はFunds are safu、といつもの調子でしたが、実際にこうして他のチェーンに流出しているという情報を見せられると一体何がSAFUなの?と言いたくなります。
元々、BSCというのはETHとは全く別の思想で作られているため、中央集権的であるとして、2021年前半頃にはよく批判の対象となってきました。
確かに元来ETHからのフォークある割には、2021年前半の魔界ブームに乗ってTVLが本家たるべきETHチェーンを超えてしまい、元々コピーの癖に!という感じになってしまう事は理解できます。しかもCZがかなり調子にのってETHを挑発するようなツイートを繰り返していただけに、イーサリアンたちも内心穏やかではなかったでしょう(というかはっきりツイートにも感じ取れました)。
ただ今回のようにハッキングが起きた場合に、中央集権性の良さが出るというか、チェーン自体を停止して事態の収拾に努めることができるようにもなっているわけで・・・。
用途やユーザーの層によってチェーンの性質が異なる、ということなんでしょうね。
コメント