青天のへきれき
9/21午後、日本人の暗号資産投資家たちに「FTXが新規の日本人向け口座開設を停止した」との一報が入り、界隈は騒然となった(記事リンク)。
FTXは現在、Binance、Coinbaseに続く世界第三位の大手暗号資産取引所として、国内外を問わず多くのユーザーに利用されています。2021年8月時点でのアクティブユーザー数は1日当たり1000万人を超え、出来高は1日当たり100億ドルを超えます。
日本国内でも多くのユーザー数を抱え、FTXユーザーコミュニティとして最大と言われるDEGさん管理のDiscordチャンネルには1000人を超える登録者数が集まっています。
価格への影響は・・・?
FTXの取引所トークンである$FTTはあまり下落していないようです。
また、FTX及び創業者のSBF氏(通称:アフロ)ともかかわりの深いSolana関連ですが、下落してはいるのですが、BTC自体も大きく下落しているため、日本人締め出しのニュースがどの程度影響しているかは不透明です。
今後の展開は・・・?
今回のニュースを受けて、今後の展開を予想してみます。
既存ユーザーも使用停止か?
FTXのサイト上には「Registrations are prohibited from Japan.」つまり、日本在住者の使用を制限するという文言がはっきり掲載されており、このことは新規ユーザーの登録停止にとどまらず、既存ユーザー向けのサービスも使用停止となるのではないか?ということもささやかれています。
「あの」取引所がFTX-Japanに・・・?(※ある意味最悪シナリオ)
先日日本国内の某取引所(名前も言いたくないw)が約130億円というかなり大きな規模の資産が流出してしまうという事故が発生しましたが、その直後のタイミングで、FTXが同取引所にほぼ同額を出資するというニュースが入ってきました。
このニュースを受けて、界隈ではその取引所がのちのちFTX-Japanとして看板を掛け替えるための布石ではないのか?とする見方もされましたが、その後約1カ月間、続報はない状態でした。
しかし今回の日本人締め出しのニュースを受けて、再びこの見方が強まっています。
もし、先物やIEOなど多くの機能を備え、アルトコインも多数のペアが取引できる本家FTXが使えず、これまで顧客の資産・個人情報をまともに管理できずにいた国内取引所が、いわば「FTX面」して日本人にいい加減なサービスを提供するという展開になった場合、我々にとっては本当の意味での最悪なシナリオであると言わざるを得ません。
はっきり言ってこの某社は日本の許可済みの取引所の中では最悪レベルのところ(前歴から見るに)だとおもっているので、世界最高レベルの取引所が日本最低レベルの取引所と入れ替わるだなんて、はっきりいって悪夢です。
Solanaの地盤沈下は?
これまで法定通貨からSolanaチェーンへの資金流入、いわばブリッジの役割を果たしてきたFTXから日本人が締め出された場合、日本からSolanaへの資金流入ルートはかなり厳しくなってくると思います。
そうなると、このところSOLに資金が流れていたBSCやETH、FTMやAVAXなどの各チェーンに資金が戻ってくる可能性もあるかもしれません。
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