あ、あれ・・・?
一時77万円台まで回復したビットコイン価格は、今日に入って一気に5万円程度下落してしまいました。材料もないまま、出来高がすーっと減って下げてしまいました。一体何が。
2020/4/13 22:30時点でのビットコイン価格は、1BTC=72万円後半での推移となっています。前回記事時点(2日前)からは実に約7万円の下落となっています。
ビットコインドミナンスの状況は?
ビットコインドミナンスは、いずれの通貨も大きく変動なし。不気味なほど静かです。
2020/4/13 22:30 現在のビットコインドミナンスは64.1%です。
ビットコイン・アルトコイン 気になるニュース
仮想通貨市場急落、ビットコインキャッシュ・SVの「半減期」が影響(Coinpost)
仮想通貨市場は、ビットコインキャッシュ、BSVの半減期以降冴えません。両コインともにハッシュパワーが低下しており、このことが価格の低下を招いています。
そもそも半減期、ということは、ブロックを生成することによってもらえる報酬が半減するという事です。
これは、「せっかくマイニングを頑張っても報酬が減ってしまう」という反面、「市場へのビットコイン供給量が減り、価格上昇への圧力になる」という側面もあります。
半減期で価格上昇の期待云々というのは、後者の供給量減少によるものを指しています。ただしそれは需要量が一定以上あることが条件で、需要が弱ければ、前者の「報酬が減る」という部分の影響の方が大きくなり、どうせ報酬がもらえないならと、マイナーはマイニングを止めてしまいます。
BCH、BSVはビットコインと同じマイニングの形式なので、「BCHもBSVも需要が弱いなら、より強い需要が見込めるビットコインのマイニングに切り替えよう」とマイナーが考えるのも無理はありません。
マイナーが集まらなければコインの信用力は落ちて価格は下落、そうなると一部のマイナーがハッシュパワーを独占したうえで、不正なブロック生成を行う「51%攻撃」が発生しやすくなり、ますますコインの信用力が落ちる・・・という悪循環に陥ってしまいます。
ビットコインキャッシュとビットコインSVは、この流れを断ち切ることができるのか、今が正念場です。
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