烏合の衆?呉越同舟?そんな四季報2020新春号全部読む!前回は69~118P(1301 極洋~ 1822 大豊建設)を見ていきました。
(前回記事:第2回 売上1/10でももう一度表舞台にTATERU?)
(前号記事:四季報2019秋号全部読む! 第3回 前田建設工業ファンタジー営業部の人気にみんなタジタジ?)
今回は119~168P(1824 前田建設工業 ~ 2109 三井製糖)です。今回も建設業界中心です。
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1824 前田建設工業 ~ 2109 三井製糖(119~168P)
1861 熊谷組【建設】→前号並み 市況関連株
【連続増配】【攻勢】準大手ゼネコン。トンネルからマンションまでなんでも手掛ける。採算改善して営業増益。増配も続いており好調。今後台湾や東南アジアなどで再開発事業に進出していく予定。業績が着実で、株価も大崩れしない。配当利回りも3.5%前後といい感じ。
1878 大東建託【建設】↓前号比減額 低成長株 会社比弱気😢
【減額】【苦戦】賃貸住宅の建築請負から一括借り上げを行う。配当性向5割と配当に積極的。今号で特集されているDOE(株主資本配当率)も14.5%と高い。しかし業績は不調で実に12期ぶりの営業減益。配当利回りはさすがの4.5%越え。先月末にシンガポールのシェアハウスベンチャー JustCo Holdings Pte.Ltd社に出資してシェアオフィス事業への進出を発表した。株価は13,000円台で堅実な推移が続く。
1881 NIPPO【建設】→前号並み 低成長株
【小幅増益】【余地】JXTG系の舗装大手。好採算案件がなくなるものの、主力の舗装が好調。ここは現金・現金同等物合わせて1000億円以上を手元に抱える割に低すぎる配当性向(約2割)もあって、還元が求められる。モノいう株主よ一言!現在太陽光発電道路を実験中。まるで未来の道路だが、2022年には実用化へ。株価は9月の1900円前後の水準から2400円台と500円も上昇と好調。
1898 世紀東急工業【建設】↑前号比増額 市況関連株 😊会社比強気
【横ばい圏】【地方強化】東急系の道路舗装大手。舗装は高速道路や空港滑走路などが好調。一方で原料高のために営業益は横ばいにとどまる。配当利回りが4%を超える一方で、株価も順調に上昇。秋までは600~700円をウロチョロしていたが、現在は900円台にまで上げている。
1928 積水ハウス【建設】→前号並み 市況関連株
【最高益】【関係薄れる】住宅メーカートップ。都市開発も手掛ける。柱の戸建住宅は、新築・リフォームとも順調。また賃貸も好調で最高益達成。賃貸住宅は都市部を中心に開拓。こちらも株価は夏以降トントンと上昇。配当利回りも3%台と高い。
まとめ
今回は119~168P(1824 前田建設工業 ~ 2109 三井製糖)を見ていきました。建築業界は総じて秋以降の株価上昇の恩恵にあずかっているようです。
さて、次回は、169~218P(2112 塩水港精糖 ~ 2331 ALSOK)です。サービス業や食品業など、生活に身近な企業が出てきます。(次回:第4回 日本M&Aセンター業績ノリノリピークもまだまだ伸びる)
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第2回 売上1/10でももう一度表舞台にTATERU?
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