今日はビットコイン・ピザデー
今から9年前、2010年の5月22日、アメリカのプログラマーLaszlo Hanyecz氏がネット上に「ピザ買ってきてくれたら10000BTCあげる」と書き込みをしたところ、実際にピザ2枚を持ってきてくれた人が現れたため、プログラマーからその人へと10000BTCが送られました。(ピザ屋が直接ビットコインでの決済に応じたわけではないので、悪しからず・・・)
このことを記念して、毎年5月22日は「ビットコインピザデー」となったのです。10000BTCといえば、現在価値に直すと約86億円ということになります。
ビットコインがスタートしたのが2009年の1月でしたから、運用開始から約1年半を経てビットコインが「通貨」として機能し始めたという事になります。
ちなみに、初めてピザを買ったLaszlo Hanyecz氏は、のちにビットコインに実装されたライトニングネットワークにおいても、初めてピザを買った人になりました(笑)。
ピザデーのご祝儀相場は・・・?
そんな記念すべき日の仮想通貨の動きはというと・・・残念ながらご祝儀相場とはならず、騰落まちまちな動きとなっています。メジャーどころでは$BNBの独り勝ちですかね。昨日クレイグライトのビットコインホワイトペーパー特許申請騒動で一時急騰した$BSVは、一夜明けてやや落ち着いた値動きになっています。
Tetherの疑惑はますます混迷
ピザデーお祝いムードの一方で、ステーブルコインのパイオニアだったUSDTetherについては、いよいよ疑惑が深まりました。
本来、発行するUSDTと同額のドルが準備されていることで、USDTの価値が裏付けられているはずでしたが、Tether社によれば、実際は発行数と同額のUSDTはなく、一部ビットコインで保有していたことが明らかになりました。
【見ればわかるわかりやすいテザー問題】(手書き)
※下の部分は簡易的な例です。
仮に100ドルのUSDTを持っていたとして、その裏付けの同額100ドルでBTCをこっそり買っていて半値になったとした場合、50ドル=100ドル分USDTになってしまいますつまり裏付けがない、またBTC買っちゃったというのはry pic.twitter.com/gHI5bRpZBw
— Tyado🇯🇵🍶 (@TyadoRipple) 2019年5月22日
現金ではなく、ビットコインを裏付けにしてしまうと、ビットコインの値下がり分だけ準備金の価値が毀損されることになり、全くステーブル(安定的)ではなくなってしまいます。いくらなんでもこれでは「看板に偽りあり」のそしりをまぬかれることはないでしょう・・・。
このまま下げるのか・・・?
今日のビットコインはじわじわと下がる煮え切らない値動きです。このまま梅雨入りを前に下げてしまうのでしょうか・・・?
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