令和まであと9日!四季報2019春号全部読む!前回は817~866P(4777 ガーラ~5108 ブリジストン)を見ていきました。(前回記事:第17回 富士フイルムがガンガンがん対策を研究中)
今回は867~916P(5110 住友ゴム工業~5491 日本金属)を見ていきます。金属、ゴムなど派手さはないものの、堅実な企業が集まる回です。
クリック証券は信用取引するならベストだね。
5110 住友ゴム工業~5491 日本金属(867~916P)
5201 AGC ↓前号比減額 市況関連株【ガラス・土石製品】世界的ガラス企業。ここも投資対象というより、全体の流れを見るための監視のために取り上げている企業。建築、自動車向けのガラスが好調。配当利回りが3%超えている。今月発行済株数の約2%に当たる570万株が金融機関により大売出し。希薄化を嫌気して若干売られるもあまりダメージにはならず。
AGC平成30年間の株価推移は?
平成元(1989)年10,050円でスタートしたAGC(当時:旭硝子)株。しかし翌平成2(1990)年で一気に半値へと下落。その後もさえない動きのまま平成10(1998)年に底値を付けました。その後平成18(2006)年に9000円台にまで回復するも、リーマンショックで再び長い低迷期。アベノミクス相場入り後も回復は弱く、平成の30年間で株価は1/3になったまま。投資家泣かせの大型銘柄となってしまいました。
5269 日本コンクリート工業 ↑前号比増額 市況関連株【ガラス・土石製品】コンクリートポールの大手。ここは本来非常に地味な会社だが、リニア関連案件の受注を狙っており、もし受注できれば今後数年は安泰。リニア関連銘柄として注目か。値動きとしては堅実。
5301 東海カーボン →前号並み 市況関連株【ガラス・土石製品】毎号毎号取り上げている炭素製品大手。ここは市況による業績、株価の変動が大きいことは毎号お伝えしている通り。2016年の底値236円から2年で株価10倍達成という、はまればデカい企業。ただ、昨年後半からは株価息切れ。このまま落ちるか?
東海カーボン平成30年間の株価推移は?
長い低迷期から一気に上げるパターン自体は平成30年間を通して変わっていないものの、その上げ方が平成前半と後半で大きく異なっている。’00年代は5年かけてジワ上げだったのに対し、’10年代は2年で一気に10倍と、明らかにスピードが増している。
5344 MARUWA →前号並み 市況関連株【ガラス・土石製品】回路・機械部品の大手。通信関連向けセラミック基板の世界トップ。ここも5G関連銘柄。需要増を見越して国内工場スクランブル体制で増産へ。空振りにならなきゃいいけど・・・。株価の動きはここ半年非常に規則的。5000~7000円のレンジが続いている。
5401 日本製鉄 ↓前号比減額 市況関連株【鉄鋼】世界トップクラスの鉄鋼企業。この4月から社名変更。業績は順調。配当利回りも高く、あらゆる意味でカタイ投資先(笑)。値動きは非常に安定しており、1900~2100円と狭いレンジでの動き。
日本製鉄平成30年間の株価推移は?
平成元(1989)年、8700円でスタートした新日鐵(当時)の株価は、同年付けた最高値9,840円からずるずると下落。その後のITバブル期もさほど上がらないまま、平成14(2002)年に平成の最安値を更新。
そこから2007年にかけて一気に上昇し、平成19(2007)年に9640円と最高値に迫ったものの、リーマンショックで再びずるずると下げ、平成24(2012)年に1430円まで下落。その後のアベノミクス相場でも回復は鈍く、再び2000円を切る値動きが続いています。
5411 JFEホールディングス ― 市況関連株【鉄鋼】粗鋼生産で世界トップクラス。生産設備のトラブルからなんとか復旧。原料価格は高いがその他の分野がカバーして利益は拡大中。配当利回りは5%近い。株価は安定的に推移。
まとめ
今回は867~916P(5110 住友ゴム工業~5491 日本金属)まで見てきました。
次回は917~966P(5541 大平洋金属~5967 TONE)を見ていきます。次回も硬い企業ですね~。(第19回 瀬戸氏更迭は創業家潮田氏がLIXILを私物化しおったせい?)
[amazonjs asin=”B001U1LDNG” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”会社四季報 2019年2集春号 雑誌”]
[amazonjs asin=”4492733477″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方”]
四季報読者必読の書!
~今号ここまでのまとめ~
第17回 富士フイルムがガンガンがん対策を研究中
第16回 オリエンタルランド株は安定して高値を目指しマウス?
第15回 武田シャイアー買収も居丈高な態度は禁物!
第14回 ZUUの株価はZUUっと低迷?
第13回 PKSHA Technology 成長に拍車でテンバガー!
第12回 ラックのサービスでセキュリティ対策もラックラク?
第11回 セレスは暗号資産業界の成長をあせれす(あせらず)待て!
ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)
・「新分野」「新境地」など、大きく生まれ変わる気配のある企業
・新興企業であれば、20%以上の増収、10%以上の営業利益率を数年続けられる企業
・サブスクリプションなど安定した収益モデルを持つ企業
・その他時事ネタ株
・好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。特に気になった点は太字で。
コメント