令和、令和・・・まだ慣れない。そんな四季報2019春号全部読む!前回は417~466P(3250 エーディーワークス~3441 山王)を見ていきました。(前回記事:第9回 トリドールHLDGSは丸亀製麺が製麺(生命)線?)
さて今回は467~516P(3442 MIEコーポレーション~3639 ボルテージ)を見ていきます。金属製品、繊維、情報・通信、小売など、またも多彩な業種がそろいます。
3442 MIEコーポレーション~3639 ボルテージ(467~516P)
3443 川田テクノロジーズ ↑↑大幅増額 市況関連株 我が裏日本が誇るシステム建築の最大手。受注残が加工最高水準に達し、業績は好調に伸び続けている。2月に業績予想を上方修正して以降株価は反転している。
3446 ジェイテックコーポレーション →前号並み 急成長株 精密実験装置メーカー。研究開発型企業。昨年の上場以降株価は下げ続けているが、業績は伸び続けている。要するに割高だったということ。ただ、3月以降は株価回復基調。
3479 ティーケーピー →前号並み 急成長株 貸会議室ビジネスで急成長。話題の大塚家具と提携しているが、さすがに救済はしなかった模様。20%以上の業績成長を続けており、まさに急成長。心配なのが、営業CF比率があまり高くない(8%)うえ、自己資本比率が低い(20%)こと。業績の成長率は魅力だが。
3484 テンポイノベーション ↑前号比増額 急成長株 飲食店向け店舗賃貸事業を展開。だから「テンポ」イノベーションなのね。我が社並みのネーミングセンス。営業利益率はもうちょいだが、売上高成長率は高い。株価は上場来最高値にチャレンジして、跳ね返されている。ここを抜ければ・・・。
3497 リーガル不動産 →前号並み 市況関連株 権利調整後に収益物件化する不動産開発会社。徹底した成果報酬制を敷いた結果、年収1億円社員まで誕生。羨ましい・・・。株価自体は上場以来下げ続け、少し戻しているが、まだ上場来高値までは遠い。
3543 コメダHLDGS →前号並み 優良株 ご存知名古屋地盤の喫茶店チェーン。堅実な業績成長と株価の伸び。今年ついに全都道府県制覇を達成予定。これで名実ともに全国のコメダ珈琲となった。ただし、今年に入ってからはやや乱調。ちなみに、第5位株主にかんぽ生命がつけている。それはそれだけ堅実な株だという意味か。
3556 リネットジャパングループ ↑前号比増額 市況関連株 中古品販売からカンボジア向け金融業へとピボット中。新株予約権行使で22億円を調達。この資金はカンボジア事業へと全ツッパするとのこと。2月末にピークを付けた株価は下げ続け。復活待ち。
3635 コーエーテクモHLDGS →前号並み 市況関連株 戦略シミュレーション、スマホゲームなどが人気の中堅ゲームメーカー。最高益を更新中。ここは創業者夫人が投資上手で営業外の収益がかなり大きい。逆に言えば市況が傾けばこれが大きく損失につながる可能性もあるので注意。株価は今年に入ってから2000円越えで好調。
まとめ
今回は、467~516P(3442 MIEコーポレーション~3639 ボルテージ)を見てきました。コーエーはもう売ってしまいましたので、今年の上昇には乗れませんでした。残念。
ティーケーピーは注目してるけど、なんか危なっかしさを感じて投資の決め手に欠ける印象です。あと、1億円社員さん、羨ましいなあ。どんな人なんやろか。有能セールスマンって、多分にサイコパスな印象があるんだけど(笑)。
さて、次回は、517~566P(3640 電算~3804 システムディ)です。それではー。(次回:第11回 セレスは暗号資産業界の成長をあせれす(あせらず)待て!)
[amazonjs asin=”B001U1LDNG” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”会社四季報 2019年2集春号 雑誌”]
[amazonjs asin=”4492733477″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方”]
四季報読者必読の書!
~今号ここまでのまとめ~
第9回 トリドールHLDGSは丸亀製麺が製麺(生命)線?
第8回 ZOZO株安に社長に株主ゾゾー・・・
第7回 いきなりステーキ勢い陰りでいきなりブレーキ!?
第6回 くらコーポレーションはバカッターの対策をちゃんと図ったー?
第5回 ツヴァイ株はいつ売却?2月がベスト!
第4回 液体ミルクで時短して、もっとゆっくり子供を見るく?
第3回 日東富士製粉が買収で「倍」収!?
第2回 刀剣女子が東建コーポレーションに殺到!?
第1回 情報・通信業のじょうほう(上方)修正目立つ
ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)
・「新分野」「新境地」など、大きく生まれ変わる気配のある企業
・新興企業であれば、20%以上の増収、10%以上の営業利益率を数年続けられる企業
・サブスクリプションなど安定した収益モデルを持つ企業
・その他時事ネタ株
・好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。特に気になった点は太字で。
クリック証券は信用取引するならベストだね。
コメント