四季報2018秋全部読む! 第56回 メタウォーター これがホントの 水商売

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四季報2018秋号全部読む!前回は携帯キャリアなどの情報・通信関連、そして電力系の会社をチェックしてきました。今回は、ガス会社から、また情報・通信やサービス企業に進んでいきます。

あと一週間で新春号が出てしまう・・・。

 

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~ここまでの投稿~

第55回「レノバ買うのは俺の番!」
第54回「(株)ビジョンで見通すテンバガーへの「ビジョン」」
第53回「ANA連続欠航の落とし穴、補償金で穴埋めできるか?」
第52回「JR東海の利益率は相当かい(東海)?」

第51回「ゴールドクレストの保有地上がってクレスト?」
第41~50回まとめ
第21~30回まとめ 第31~40回まとめ
第11~20回まとめ 第1~10回まとめ

番外編①「あの不動産企業は今」
番外編②「ピーター・リンチの株式分類法とは?(前編)」  ③「同(後編)」
番外編④「銀行・証券・保険株の用語を調べてみた」

ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)

・同業他社と比較してPER、PBRが低いこと
・財務が堅実であること(自己資本比率50%以上、ネットキャッシュ豊富)
・営業利益率が同業他社と比べて高い(できれば10%以上)
・売上高成長率が高く、かつ営業利益の伸びを伴っている
・業務内容などに何らかの個性が感じられる(業界初、唯一の企業)
その他時事ネタ

あと、業界のベンチマークとして、大手企業を見ることがあります。
特に気になる企業は文字を赤くします。また、企業の特徴に応じて急成長株、市況関連株などの分類を行っていきます。

また、好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。強い材料あれば太字にします。

9531 東京ガス ~ 9551 メタウォーター【電気・ガス】

都市ガス大手三社比較してみた

我が裏日本はいまだにプロパンガス使ってますが、都会の皆様方は都市ガス?とかいうの使ってるんでしたっけ?(実は自宅のガスを把握していない)。

というわけで、都市ガス大手三社を比較してみます。東京中心の東京ガス、関西の大阪ガス、東海地方の東邦ガスの三社です。

業績規模は異なりますが、営業利益率は揃いもそろって6%程度。ただし、東邦ガスだけがPERが高く割高になっているせいか配当利回りが低くなっています。

続いてチャートの動きを見ていきます。
青が東京ガス赤が大阪ガス緑が東邦ガス黄が日経平均です。

東邦ガスがダラーっと昨年後半~今年前半にかけて下げ続け、その後急速に他の2社に追いつくような形で伸びています。とはいえ、三社とも日経平均を下回るパフォーマンスしか挙げておらず、この2年に関して言えば、都市ガス大手に投資する意味はなかったといえるでしょう。

各社とも、電力・ガスの規制緩和に伴い、電力小売の契約を多く獲得した一方で、肝心のガスの契約を他社に奪われる事態となっており、競争が激化している。

 

9551 メタウォーター 市況関連株(国策) 上下水処理設備でトップクラスの企業。大本は日本ガイシと富士電機の水処理事業を統合してできた企業。ここは、いわゆる「水道民営化」関連で大きく動くと思われる企業・・・なのだが、まだ株価は大きく動いていない。

 

9600 アイネット ~ 9749 富士ソフト【情報・通信/サービス】

9602 東宝 市況関連株 映画興行、配給、不動産賃貸で収益を上げている会社。映画はアニメ好調も、全体では減少。最近ではユーチューバーマネジメント会社と提携して才能発掘を狙っている。営業利益率が19.6%。値動きは3,200~4,000円の間でこの1年は動いている。

 

9605  東映 市況関連株 映画興行、アニメ、特撮に強い企業。仮面ライダー、戦隊シリーズもここ。アニメ子会社がスマホゲーム関連の収入大きく想定外の収益。営業利益率14%と高い。株価は11月以降回復しているが、10月以前の高値を超えられるか。

 

9627 アインHLDGS 優良株 四季報を読んで得た知識の一つが「ドラッグストアは優良株」というもの。ここも例外ではない。ただし、コスト高が響いて減益、その一方で増配。一度撤退した大阪に再度進出。学生時代習ったが、大阪はなかなか進出が難しい土地だそうで。株価は手堅い値動き。

 

9628 燦ホールディングス 市況案連株 葬儀専門会社最大手の公益社などを持つ会社。ピーター・リンチも言っていたが、「気が滅入るような業務内容の企業は強い」。ここはまさにその代表格。同様の銘柄で、より若い鎌倉新書の方がいいとは思うが、ここも多死社会を控えて長期的には大きく伸びるのでは。株価はレンジの下限。ここから下抜けると当面下げ。

 

9639 三協フロンテア 市況関連株 仮説ハウスのレンタル、販売のトップ企業。豪雨の普及復興特需あり。営業利益率13.6%と十分。株価は市場全体の下げに逆らって上昇中。なかなかに好調。

 

9663 ナガワ 市況関連株 ユニットハウス大手。タイなどアジアに強い。こちらも西日本豪雨の復旧・復興需要を受けて好調。自己資本比率高く、財務的に安全性が高い。営業利益率は15.6%と、ライバルの三協フロンテアより高め。増配のIRが出たのにこのところに急に下落している。

 

9672 東京都競馬 市況関連株 大井競馬場の地主。競馬自体の収益だけでなく、遊園地、倉庫の賃貸も運営中。競馬はSPAT4が好調で、全体を引っ張る動き。営業利益率28%台と採算よし。株価は下落基調が続いている。

 

9684 スクウェア・エニックスホールディングス 市況関連株 ドラクエとFFでおなじみ。スマホゲームは新作が不調。中国のテンセントと提携を発表して、ゲームの共同開発へ。営業利益率は15.2%。チャートは今年後半以降下落一方で、底が見えない。

 

9707 ユニマット リタイアメントコミュニティ 市況関連株 埼玉地盤の介護施設運営企業。ユニマットグループの傘下。ここは業績はともかくとして、値動きが規則的なので取り上げる。同社の5年チャートを見てほしい。

2016年以降、毎年11月に規則的な上げがあるのことが分かるだろうか。調べてみると、どうやら業績が上方修正されるたび、株価が大きく反応してくれる素直な銘柄のようだ。わかりやすい銘柄なので、夏ごろに仕込んで11月の決算確認して売るというやりかたもありだろう。

 

9717 ジャステック 市況関連株 システム開発販売企業。金融や通信系など多くの顧客あり。営業利益率12.4%と高い。今後はM&Aや海外との提携などに前向き。株価はあまりいい動きではないが、配当利回りは3%近い。

 

9733 ナガセ 市況関連株 東進ハイスクール、東進衛星予備校、中学受験の四谷大塚などを運営。入試実績が評価され少子化にかかわらず生徒数拡大。衰退業界の拡大企業は本当に強いということ。営業利益率11.2%。11月末に自己株買いが発表され、株価が急反発している。

 

9735 セコム 低成長株 セコム、してますか?あの看板は東京ドームに未だにあるのだろうか。警備業トップ。民泊新法を受けて、民泊事業者向けの監視・通報サービスを開始。新時代へ対応。株価は堅調な上昇を続けている。

 

9746 TKC 低成長株 会計事務所向け情報サービスに特化。TKC全国会が基盤。クラウド比率の拡大で採算向上。また、農業法人の増加に対応して農業会計システムをスタート。営業利益率が14%と高い。株価は安定しており、4000円台前半での値動きに終始している。

 

まとめ

次回で最終回となるか!?9750番台以降に入っていきます。次号、楽しみだなあ・・・。

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