四季報2018秋全部読む! 第55回 レノバ買うのは俺の番!

スポンサードリンク
アーカイブ

四季報2018秋号全部読む!前回は倉庫系企業や、放送関係の企業を見ていきましたが、今回は引き続いて情報・通信関連、そして電力系の会社を見ていきます。

あと一週間で新春号が出てしまう・・・。

 

今月次号発売!一足先にあなたもゲット!

[amazonjs asin=”B001L6CQZ4″ locale=”JP” title=”会社四季報 2019年1集新春号 雑誌”]

私が四季報を読むきっかけになった一冊!必読の書!

[amazonjs asin=”4492733477″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方”]

~ここまでの投稿~

第54回「(株)ビジョンで見通すテンバガーへの「ビジョン」」
第53回「ANA連続欠航の落とし穴、補償金で穴埋めできるか?」
第52回「JR東海の利益率は相当かい(東海)?」

第51回「ゴールドクレストの保有地上がってクレスト?」
第41~50回まとめ
第21~30回まとめ 第31~40回まとめ
第11~20回まとめ 第1~10回まとめ

番外編①「あの不動産企業は今」
番外編②「ピーター・リンチの株式分類法とは?(前編)」  ③「同(後編)」
番外編④「銀行・証券・保険株の用語を調べてみた」

ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)

・同業他社と比較してPER、PBRが低いこと
・財務が堅実であること(自己資本比率50%以上、ネットキャッシュ豊富)
・営業利益率が同業他社と比べて高い(できれば10%以上)
・売上高成長率が高く、かつ営業利益の伸びを伴っている
・業務内容などに何らかの個性が感じられる(業界初、唯一の企業)
その他時事ネタ

あと、業界のベンチマークとして、大手企業を見ることがあります。
特に気になる企業は文字を赤くします。また、企業の特徴に応じて急成長株、市況関連株などの分類を行っていきます。

また、好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。強い材料あれば太字にします。

9432 日本電信電話 ~ 9479 インプレスホールディングス【情報・通信】

携帯大手三社比較してみた

この比較シリーズも大詰めになってまいりましたが、携帯大手三社の業績を比較していきます。なお、AUについてはKDDI全体の数字しかなく、ソフトバンクについては上場前の目論見書の数値を使用しています。

なんというか、もろもろタイムリー(ソフトバンク上場、通信障害など)ですが・・・。

配当利回り的には圧倒的にドコモが高いです。これだけの規模の企業ともなると、成長性とか将来性というよりも「どれだけ配当くれるか」でしょうね。その点ではNTTドコモが一番投資対象としてはありかもしれません。

ただ、総務省が携帯キャリア各社の料金値下げを「行政指導」しており、今後は減収、減配となる可能性があります。

そうした問題もあり、安易に手を出すのは危険な状況です。

各社の2年チャートを見てみましょう。ソフトバンク株は上場前ですので、仮に親会社のソフトバンクグループ株の値動きを載せます。
青がNTTドコモ赤がKDDI緑がソフトバンクグループ黄が日経平均です。

11月の手前でガクッと下がっていますが、ドコモが10/31に料金値下げを発表したためで、KDDIもソフトバンクも同様に値下げを迫られるのではないか?との不安感から連れ安となりました。

今後の各社のうごきです。
NTTドコモは、値下げとともに、スマホ教室開催で「ガラケー」からの切り替えを促します。
KDDIは、ネットフリックスと連携して動画サービス対応の割安プランを提供開始。
ソフトバンクはいよいよ12/19に単体で上場予定です。調達予定金額は2兆円以上と空前の規模になります。

 

9432 日本電信電話 低成長株 ↑で取り上げたNTTドコモや、東西NTTをすべてひっくるめた親会社。連結30万人もの大グループ企業。この規模になると、繰り返しになるがもう「配当はいくらか!」という事しか争点がない。予想配当利回りは3.7%とかなりのものだが、JTなどには及ばない。

 

9449 GMOインターネット 優良株 ネットサービス展開の大手。傘下には証券会社、仮想通貨取引所も。仮想通貨関連事業は、マイニングマシンの外部販売を優先しているが、部品調達が遅れ、思うに任せない。成長速度はまずまず、営業利益率は11.4%と高い。株価はこのところ下げている。仮想通貨次第か。

 

9450 ファイバーゲート 急成長株 賃貸オーナーや商業施設向けにWi-Fiサービスの提供を行う企業。2018年3月に上場したばかり。順調な成長を続けており、投資他の期待も高い。11月以降は株価が回復、市場全体の下げには負けなかった。

 

9474 ゼンリン 市況関連株 地図情報のリーディングカンパニー。ビジネス向け、カーナビ向けとも好調な売れ行き。コスト増に負けずに増益。また東電、楽天とドローン物流の検討開始。株価は10月をピークに一旦調整。戻りが弱い。

 

9501 東京電力 ~ 9519 レノバ【電気・ガス】

地域電力会社は多すぎて比較が大変なので比較しません(笑)。ただ、営業利益率は関西電力の7.3%が高く、東電、中電などはいずれも5%前後に収れんしています。

また、かつて電力株に投資する唯一にして最大の理由だった配当についても、2~3%程度と大して高くなく、今となっては全く電力株を買う理由はありません・・・。

投資対象としては、事故があった際の処理が大変な原発を持っていない企業に絞るのがよいでしょう。

 

9514 エフオン 市況関連株 省エネ支援とバイオマス発電の二本柱。大分と福島、合計3か所の発電所を構えるが、全部合わせても出力5万kW程度と、現在稼働中の最も小さい原発の1/10にもならない。4基目、5基目も計画進行中とはいえ、まだまだこれから、といったところ。ただ、業績は地道に向上している。

 

9519 レノバ 市況関連株 こちらも再生可能エネルギー企業。太陽光、バイオマス、風力など、多種多様なエネルギーを組み合わせる方針。ここは規模がエフオンより大きい。株価は昨年2月に上場して以降、基本的には上げトレンドで進んでいる。

以上2銘柄は、クリーンエネルギー関連銘柄となります。イーレックスもクリーンエネルギー関連ですが、利益率が低いため外しました。

 

まとめ

今回は情報通信、電力企業を見てきました。いずれもインフラ企業であり、キャピタルゲインにょりもインカムゲイン。つまり配当収入を得ようとする場合に投資すべき企業ということなります。ただ、最後の方で紹介したクリーンエネルギー系の企業は、今後数年での値上がりを見込んだ、キャピタルゲインを得るための投資先として想定しています。

次回は、ガス企業を見ていきます。値上がり情報がこっそり「漏れて」たりして・・・ガスだけに(※ストップ安の音)。

コメント

タイトルとURLをコピーしました