四季報2018秋全部読む! 第24回 ベントナイトって何かゲームに出てきそうな

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四季報2018秋号 全部読む!前回は事情により短縮版とさせていただきました。

前回記事では5331ノリタケカンパニーリミテッドから5355 日本ルツボまでの中から気になる企業をピックアップしてきました。

今回は5356 美濃窯業から、残りのガラス・土石企業を見ていきたいと思います。結構営業利益率としては高い企業多いです。

なお、このところの下落で、四季報掲載時からチャートの形がかなり変わっちゃった企業も多いので、できるだけチャート載せます。

 

記事の更新ペースが遅くて、このままじゃ次号出ちゃうよと、そう思う方は↓のリンクから四季報秋号をチェックして自分だけの企業を探してみてください。

 

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~ここまでの投稿~

第23回「セラミックセラミック」
第22回「激熱!カーボン企業!」
第21回「切れるな伸びろ!ゴム企業!」
第11~20回まとめ 第1~10回まとめ

番外編①「あの不動産企業は今」
番外編②「ピーター・リンチの株式分類法とは?(前編)」  ③「同(後編)」

 

ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)

・同業他社と比較してPER、PBRが低いこと
・財務が堅実であること(自己資本比率50%以上、ネットキャッシュ豊富)
・営業利益率が同業他社と比べて高い(できれば10%以上)
・売上高成長率が高く、かつ営業利益の伸びを伴っている
・業務内容などに何らかの個性が感じられる(業界初、唯一の企業)
その他時事ネタ

あと、業界のベンチマークとして、大手企業を見ることがあります。
特に気になる企業は文字を赤くします。また、企業の特徴に応じて急成長株、市況関連株などの分類を行っていきます。

また、好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。強い材料あれば太字にします。

 

5356 美濃窯業 ~ 5395 理研コランダム【ガラス・土石製品】

5356 美濃窯業 市況関連株 セメント向け耐火煉瓦の企業。最高益を出し、2年で株価が4倍にまで上昇した企業。営業利益率は18.3月期はぎりぎり10%を割ってしまっていますが、それ以降は10%以上に上昇の見込み。すくなくともあと2年は業績は問題なく成長するとの見方。チャートもまさに昇り龍!10月以降は若干弱い動きですが、まだ上昇トレンドが崩れたわけではないので、もう少し様子見も。

 

5357 ヨータイ 市況関連株 鉄鋼業向けの耐火物メーカー、つまりは実質鉄鋼株。美濃窯業よりさらに採算がいい。営業利益率14.7%。有利子負債なく、自己資本比率高い。値動きは上昇トレンド終了という感じ。今からは入らない方が無難。

 

5358 イソライト工業 市況関連株 セラミックファイバー大手。18.3⇒19.3月期にかけては利益下落予想。これを受けて18年以降株価は冴えない動き。とはいっても依然として営業利益率は10%以上あるので、高採算ではあり続ける。チャート的には・・・春以降ひどい動き。

 

5363 TYK(東京窯業) 市況関連株 鉄鋼向け耐火物大手。ということはここも鉄鋼株。営業利益も少しずつだが伸びていく予想。営業利益率10%以上と採算が良い。チャートは夏以降の一段の上げを消してしまっている展開。ここからさらに下げれば完全な下降トレンド。要注意。

 

5384 フジミインコーポレーテッド 市況関連株 ウエハ用の研磨剤世界トップ企業。シリコンウエハはスマホやメモリを使うときに使用するので、この企業はそうした業界の好不調次第。ネットキャッシュが豊富で233億円営業利益率は13.7%と十分。このところの株価下落で配当利回りが3.3%まで上昇。

 

5388 クニミネ工業 市況関連株 ベントナイトの最大手。同社サイトによれば、ベントナイトは「1000の用途をもつ粘土」と呼ばれるほど、あらゆる用途に使用されるが、主に自動車、建機、建設が納入先。株価は大部分の銘柄と同様に下落してはいるものの、下落幅は小さい。配当利回りは3.1%。

 

5393 ニチアス 市況関連株 耐熱技術の会社。工業製品、自動車部品の製造販売。ここも営業利益率が10%以上。株価は10月以降下げているが、2500~3000円のレンジ相場の続きと考えれば、あまり悲惨なことにはなっていないか。ただ、2500円のラインを割りそうなので、今からは逃げた方が無難。

 

まとめ

今回はガラス・土石製品の残りの企業を見てきました。結構頑張ってる企業が多いです。バフェットが言う「ワイドモート(深い濠)」、つまりほかの企業がなかなか入ってこられない独自の技術や、高いシェアを有する企業がありました。

そうした企業は10月以降の下落にもあまり影響を受けておらず、堅調に推移しています。

さて、次回はまたガラッと変わって鉄鋼系企業です。ここも大手を何社かピックアップして、業界の雰囲気をつかむことにします。

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