四季報2020夏号全部読む! 第35回 フィードフォースはアナグラム買収で2倍収益!?

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結局立憲民主になるんかーい!……そんな四季報夏号全部読む!前回記事では、7033 マネジメントソリューションズについてチェックしてみました。どうも競合企業と比べた時に株価推移がショボいように感じられたので今回も見送りでございます。

さて、今回注目する企業は7068 フィードフォースです。デジタルマーケティング関連ツールを開発する企業です。

(前回記事:第34回 MSOLはマネのできないマネジメントで勝つ?

前号(2020年第2集 春号)まとめはこちら!
四季報2020 春号全部読む!第1回~第10回まとめ
四季報2020 春号全部読む!第11回~第20回まとめ
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7068 フィードフォースの概要

フィードフォースは2006年に現在も社長を務める塚田耕司氏によって設立されました。事業の中心は一貫してWebマーケティング支援です。設立直後にサービスを開始した「RSS Suite(※現在はサービス終了)」や、2008年に提供を開始されたSEO集客ソリューション「Contents Feeder」など、マーケティング支援ツールを次々に提供し続けて、2019年に東証マザーズに上場しています。

同社の事業構成は①プロフェッショナルビジネス事業②SaaS事業の2つに分かれます。①プロフェッショナルビジネス事業では、主に大企業向けにデータフィード(データの更新を一括、同時に行えるようにすること)サービスの提供を、②SaaS事業では、主に中小企業向けのマーケティングサービスを行っています。

売上高ベースの構成比は、プロフェッショナルビジネス事業が2/3、残る1/3をSaaS事業が占めるという形になっています。

競合企業はあまりなさそうですが、いわゆるアドテク(広告×IT)というキーワードで見てみると6579 ログリー7095 マクビープラネットなどが出てきます。

フィードフォースの業績は?

それでは、フィードフォースのここ数年の業績と、今期の予想を見てみましょう。

同社は9/30に今期の第1四半期の決算が発表される予定です。直前の2020.5月期通期決算では、売上高、営業利益ともに大きな上昇を見せています。(決算短信決算資料)

ただしこれは、昨年買収したアナグラム社の業績が上乗せになった分が大きいと思われます。

また、今期以降の展開としては、DX部門に50億円を投じたいとしています。

フィードフォースの株価は?

フィードフォースの株価は絶好調です。コロナ禍以降の上昇は実に7倍…。ちゃんとエントリーしておけばよかったです……。

PERは120倍。急成長株の中では普通と言えるでしょう。今期の予想される利益成長率は119%、PERで割るとPEGレシオは1となりますから、まだまだ割高ではない水準です。

総評:株価にはまだ上昇の余地ありか⇒OK

コロナ禍でEC自体への需要が高まりを見せつつある中で、フィードフォースの業績、また株価も好調に推移しております。株価もまだ割高とはいえない水準で、まだ上値は追えるものと思います。

さて、次回は7564 ワークマンです。長らく吉幾三のCMソングだけがイメージの地味な会社でしたが、ここ数年で大きく変わりました。

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