四季報2019春号全部読む! 第31回 すてきナイスは粉飾決算の疑いを捨てきれ無いス・・・?

株も仮想通貨もアカンなあ・・・。そんな四季報2019春号全部読む!前回は1467~1516P(7814 日本創発グループ ~ 7952 河合楽器製作所)を見ていきました。(前回記事:第30回 ヤマハの株価の山はいつまで?

今回は1517~1566P(7953 菊水化学工業 ~ 8095 イワキ)を見ていきます。超巨大商社から、何をやっているかイマイチつかめない企業まで、いろいろありますなあ・・・。

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7953 菊水化学工業 ~ 8095 イワキ(1517~1566P)

7974 任天堂 →前号並み 市況関連株 【その他製品】

ゲーム機ハードウェア、ソフトウェアともにトップ。世界的ゲーム企業といえる。スイッチ中心に大ヒット連発。さらに今夏LINEと協業してマリオのスマホゲーが配信予定。さらに今年、「スイッチ」廉価版発売と、楽しみな予定が続々。株価は安定して上昇中。

任天堂の平成30年間を振り返る

平成始値:  4,613円
平成高値:73,200円 ・・・平成19(2007)年
平成安値:  4,470円 ・・・平成7(1995)年
平成終値:38,000円 平成30年間での株価成長率:723%

任天堂の株価は、まさに景気の良い時期に素直に伸び、景気の悪い時期に素直に下がる、まさに景気(主に人心)とリンクした「市況関連株」と言えます。

平成最安値を記録した平成7(1995)年は、景気の冷え込み、暗い世相に加えて、ライバルであるソニー(プレイステーション)の急速な台頭がありました。また、同様に大きく下げた平成24(2012)年も、景気だけでなく、大震災後の暗く不安な世相に加え、ソーシャルゲームの大流行も背景にあったと思われます。

ですから、任天堂株で儲けるには、世相を敏感に感じ取り、かつゲームをいつもプレイしている子供たちに聞いてみるのが一番かもしれません(笑)。

8001 伊藤忠商事 →前号並み 市況関連株 【卸売業】

総合商社の大手。ユニー・ファミマが連携決算対象となったことから業績規模が一気に拡大。また、繊維大手のデサントの敵対的買収を目指しており、目標は出資比率40%。配当利回りが非常に高い。

伊藤忠の平成30年間を振り返る

平成始値:  941.5円
平成高値:2302.5円 ・・・平成30(2018)年
平成安値:  168.0円 ・・・平成10(1998)年
平成終値:2000.0円 平成30年間での株価成長率:112%

伊藤忠株の平成を振り返ると、総じて激しい値動きに翻弄されている印象です。平成2(1990)年に1,310円の高値を付けてからわずか2年で4分の1以下になり、その後なんとか回復するも、平成10(1998)年にはまた4分の1以下へ・・・と、市場よりも大きく動いています。なんとか後半10年で大きく上げましたが、今後の暴落が怖い株です。

 

8031 三井物産 ↓前号比減額 市況関連株 【卸売業】

三井グループのリーダー的存在。原油高を受けてエネルギー好調。こちらも配当利回り4.8%と非常に高い。株価は非常に機械的な動きだったが足元は急落。特に目立った材料はないが・・・。不安材料は、投資先のブラジル資源大手「ヴァ―レ」が保有するダムが決壊、多数の死者が出たために業績が悪化したことか。

三井物産の平成30年間を振り返る

平成始値:   988円
平成高値:3,180円 ・・・平成19(2007)年
平成安値: 480円 ・・・平成10(1998)年
平成終値:1,794円 平成30年間での株価成長率:81%

三井物産も伊藤忠とほとんど似たような動きですが、2010年代の動きが全く振るわない(日経平均などと比べて)点でやや異なります。巨大商社という日本独自の業態が、令和時代に輝きを取り戻すことはあるのでしょうか?

 

8035 東京エレクトロン →前号並み 市況関連株 【電気機器】

半導体製造装置世界3位。半導体は2019.3月期の前半こそよかったが、後半からはやや軟調に。翌20.3月期も戻りは弱いか。ただし、納入した台数が増えたことで保守需要が増えており、こちらは順調。配当利回りは3%台。株価は足元で下げ気味・・・。せっかく増配のニュースも出たのに。

8056 日本ユニシス →前号並み 市況関連株 【情報・通信】

SIer大手。幅広い業種と取引アリ。金融向け中心に好調で、最高益達成で連続増配。5/9発表の19.3月期決算は経常利益ベースで27%と大幅な増益達成。今20.3月期はやや伸びベースが鈍化予想も、株価は大きく伸び続けている。

8058 三菱商事 →前号並み 市況関連株 【卸売業】

総合商社大手。こちらも三菱グループの中核。業績は商社トップ。エネルギー関連が順調で最高益更新ペース。増配も予想されている。会計方法の変更により収益が2倍以上になってしまい、比較が難しい。5/9発表の決算を受けて一時大きく上げたものの、それ以降は下げ調子。

三菱商事の平成30年間を振り返る

平成始値:1,350円
平成高値:3,950円 ・・・平成20(2008)年
平成安値: 577円 ・・・平成10(1998)年
平成終値:3,056円 平成30年間での株価成長率:126%

三菱商事も、リーマンショック前の高値を更新できないまま平成を終えた企業の一つです。やはり総合商社という業態自体がオワコンなのでしょうか・・・。

8089 すてきナイスグループ →前号並み 市況関連株 【卸売業】

資材と戸建・マンションの2本柱だったのだが、5/16に粉飾決算の疑いで証券取引等監視委員会および横浜地方検察庁から強制調査のニュースを受けて一気に急落。この直前、5/10の決算が好決算で上げていたところだったので、投資家へのダメージは相当なものとなってしまった。

手口の詳細は不明だが、売上の架空計上があるのでは?といわれている。

まとめ

今回は1517~1566P(7953 菊水化学工業 ~ 8095 イワキ)を見ていきました。日本ユニシスは非常に好調。この会社も平成通して好調な会社でした。

次回は、1567~1616P(8096 兼松エレクトロニクス ~ 8279 ヤオコー)です。小売・卸売中心・・・あんまりいい会社はなさそうだなぁ・・・。平成30年振り返り枠でイオンぐらいかな。

それにしても、平成30年の振り返り企画は結構勉強になるなあ・・・。(次回:第32回 ゴールドウィンは欧米進出がゴールでWIN?

 



四季報読者必読の書!

~今号ここまでのまとめ~

第30回 ヤマハの株価の山はいつまで?
第29回 島津製作所最高益達成し、まずまずの株価?
第28回 ゼンショーHLDGS拡大でライバルに全勝?
第27回 アルヒ突然不正発覚・・・?
第26回 三菱重工社長交代でビシビシ改革へ?
第25回 ソニーの株価は平成最高値まで戻せソニーない?
第24回 富士通凋落は投資家に対する不実
第23回 東芝メモリ事業売却金の投資場はどこ?
第22回 コマツ減益予想でコマツちゃうな~(Ⓒ山本リンダ)
第21回 鎌倉新書の業績予想イマイチで投資家の心証悪化・・・

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