四季報2019春号全部読む! 第15回 武田シャイアー買収も居丈高な態度は禁物!

四季報2019春号全部読む!前回は667~716P(4216 旭有機材~4399 くふうカンパニー)を見ていきました。(前回記事:第14回 ZUUの株価はZUUっと低迷?

今回は717~766P(4410 ADEKA~4613 関西ペイント)を見ていきます。今回も昨年後半~今年上場したばっかりの非常に若いホヤホヤの企業が結構多いです。また後半は化学・バイオ株です。これも銘柄選択誤るとやばいことになりますよね・・・。

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4410 ADEKA~4613 関西ペイント(717~766P)

4428 シノプス(旧:リンク) ― 急成長株【情報・通信】需要予測型の自動発注システムを開発している会社。四季報コメント【急拡大】が成長ぶりを物語る。今後は大手コンビニに食い込むべく、実証実験中。この実験がうまくいって正式導入されれば・・・。株価は上場来1.5倍と好調。4月から社名を変更し、心機一転。

 

4429 リックソフト ― 急成長株【情報・通信】アトラシアンなどの業務系パッケージソフトの導入支援、販売、運用支援を行う。成長規模は悪くないが、本家アトラシアンの株を買った方がいいとは思う。先週金曜日4/12に決算発表。来期の予想営業利益の伸び(3.7億→4.0億 ↑9.4%)が弱く週明けの今日(4/15)大きく売られている。

 

4439 スマレジ ― 急成長株【情報・通信】スマホを使ったPOSアプリなどクラウドサービス上で提供する会社。4月末時点での登録店舗数は6万以上と1年前に比べて2割増えた。来期2020年4月期も20%を超える増収、20%に迫る増益が予想されている。株価は上場初値水準まで落ちてしまっているが、決して業績は悪くないので、これから上がっていければ・・・。ただ心配なのが、EPS(一株当たり利益)が上がっていないこと。アメリカでは一にも二にもEPS!なので・・・。

 

4434 サーバーワークス ― 急成長株【情報・通信】リックソフトがアトラシアンなら、こっちはAWS(Amazon Web Service)の取り扱いで日本を代表する会社。まさに今日決算発表なのだが、来期の営業利益の成長予測が10%程度と物足りないことから時間外で大きく売られており、ストップ安になりかねない勢い(4/15 21:30現在 15,680円 終値比-1,960円)だ。

4月以降続々と発表された注目新興企業の決算はリックソフトサーバーワークスフィルカンパニーなどの注目どころが軒並み期待外れで、それだけに期待通りだったチームスピリットが輝いて見え、買いが集中しています。これについてはまた別途記事を書きたいと思います。

 

4435 カオナビ ― 急成長株【情報・通信】顔写真を使った企業向けの人材マネジメントシステムを提供。システム利用企業は順調に増えているが、コストが嵩み未だ赤字。株価は将来的な黒字転換を見越してか上昇を続けている。

 

さよなら平成!大手老舗化学・医薬品企業のこの30年は!?

後半は化学、医薬品しかも老舗企業ばっかりだったので、この平成30年間の超長期チャートを見ていこうと思います。

4452 花王 →前号並み 優良株【化学】化粧品、日用品のトップ。海外からの訪日客が減ったことが影響しておむつ低調。一方で、化粧品は好調。洗剤はラインナップ一新。連続増配をこれだけ続いているのはここぐらい。チャートの形も長期で見ると非常に美しい。

画像は平成30年間の超長期チャート。この30年間で株価は4倍となっている。

 

4502 武田薬品工業 ↑前号比増額 優良株【医薬品】国内トップの製薬企業。イギリスの大手シャイアーを買収して、売上倍増。3.5兆円の超巨大グループとなった。この統合で1兆円もの巨額な資産を売却。なんというかやることがでかすぎる。

平成の30年間で株価は約2倍。やや物足りないが、うまく立ち回っていれば大きく利益が出たかも・・・。

 

 

4507 塩野義製薬 →前号並み 市況関連株【医薬品】抗HIV薬、インフルエンザ薬ゾフルーザでおなじみ。やはりゾフルーザの売れ行きがすごいが、既に耐性菌が出ているという話も・・・。今後の動きとして、新興バイオ企業で珍しく安定的な黒字を出しているペプチドリームと組んで、感染症など8プロジェクトを推進している。

平成30年間で株価は約4倍。アベノミクス以降の上げが強い。

 

 

4519 中外製薬 ↑前号比増額 市況関連株【医薬品】ロシュ傘下で成長を続ける大手医薬品。ロイヤルティ収入拡大で最高益。今後は年一けた台後半%の成長が目標。順調に増配を続けている。売上高営業CF率も高い。

平成30年間での値動きは約3倍。やはりアベノミクス相場以降の伸びが大きい。

 

頑張ってるバイオベンチャー株

赤字を垂れ流すバイオベンチャー株ではなく、黒字転換し成長を続ける株はこちら。

4552 JCRファーマ →前号並み 市況関連株【化学】ヒト成長ホルモン製剤が主力の会社。希少疾患向け製薬も。年10%以上の成長を堅実に続ける、バイオ業界に珍しい優良企業の一つ。株価は年明け以降好調。3/28に業績予想が上方修正され、さらに株価は上振れ。

 

4587 ペプチドリーム →前号並み 急成長株【化学】基盤技術PDPSで特殊環状ペプチド医薬品候補を創生している(まったく意味不明(笑))会社。ここの収入は、開発の契約金や、開発達成の報奨金が主。人件費もかさむが、問題なし。株価も業績もかなり順調に伸びているが、PERは既に300倍近くなっており、割高というレベルではない。思いっきり空売りしたらいいことがあるかもしれない。

まとめ

今回はITベンチャーにバイオベンチャー、老舗企業と、バランスのよい回になりました。次回は767~816P(4615 神東塗料~4776 サイボウズ)を見ていきます。老舗のIT大手や、ちょっと怪しい仕手株・・・?ありの今回とは別の面白みある回になりそう。(次回:第16回 オリエンタルランド株は安定して高値を目指しマウス?

 


四季報読者必読の書!

~今号ここまでのまとめ~
第14回 ZUUの株価はZUUっと低迷?
第13回 PKSHA Technology 成長に拍車でテンバガー!
第12回 ラックのサービスでセキュリティ対策もラックラク?
第11回 セレスは暗号資産業界の成長をあせれす(あせらず)待て!

四季報2019 春号全部読む!第1回~第10回まとめ

ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)

・「新分野」「新境地」など、大きく生まれ変わる気配のある企業
・新興企業であれば、20%以上の増収、10%以上の営業利益率を数年続けられる企業
・サブスクリプションなど安定した収益モデルを持つ企業
・その他時事ネタ株
・好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。特に気になった点は太字で。

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