四季報2018秋全部読む! 第52回 JR東海の利益率は相当かい(東海)?

四季報2018秋号全部読む!いよいよ大詰め9000番台へと突入です。今回は鉄道などの陸運関係の株を見ていきます。

鉄道は景気の好不調関係なしに利用する人がいるので、ディフェンシブな銘柄といえるのではないでしょうか。それではさっそく9001 東武鉄道から見ていきます。

 

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~ここまでの投稿~
第51回「ゴールドクレストの保有地上がってクレスト?」
第41~50回まとめ
第21~30回まとめ 第31~40回まとめ
第11~20回まとめ 第1~10回まとめ

番外編①「あの不動産企業は今」
番外編②「ピーター・リンチの株式分類法とは?(前編)」  ③「同(後編)」
番外編④「銀行・証券・保険株の用語を調べてみた」

ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)

・同業他社と比較してPER、PBRが低いこと
・財務が堅実であること(自己資本比率50%以上、ネットキャッシュ豊富)
・営業利益率が同業他社と比べて高い(できれば10%以上)
・売上高成長率が高く、かつ営業利益の伸びを伴っている
・業務内容などに何らかの個性が感じられる(業界初、唯一の企業)
その他時事ネタ

あと、業界のベンチマークとして、大手企業を見ることがあります。
特に気になる企業は文字を赤くします。また、企業の特徴に応じて急成長株、市況関連株などの分類を行っていきます。

また、好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。強い材料あれば太字にします。

9001 東武鉄道 ~ 9052 山陽電気鉄道【陸運】

鉄道は大手が多く、比較対象が多くて大変です。まずは関東の私鉄を比較してみます。

関東私鉄四社比較してみた

関東地方には大手私鉄がたくさんありますが、特に大きな四社を取り上げます。

まずは業績その他の比較です。

鉄道以外の事業を連結している企業もあるので、単純比較はできませんが、西武、東武の両社が採算が良いです。また、西武のPERが低く、割安感があります。

続いて2年チャートによる値動きの比較です。

青が東急赤が東武緑が西武黄が小田急黒が日経平均です。

東武以外はいずれも日経を下回る値動きに終始しています。夏以降は東武も軟調となるいっぽうで、西武が盛り返しており、開いたさやが閉じるようにして、値動きが収れんしていっています。

各社の今後の動きです。

東急は歌舞伎町に40階建ての超高層ビルを建設計画。東武は東武ストアを完全子会社化。また、スカイツリー・浅草の一体開発は2020年に一部開業予定。西武はハワイのホテルを「ウェスティン」ブランドで売り出す計画です。そして小田急は箱根エリアの開発を強化し、御殿場にホテルを新規開業予定となっています。

 

地方私鉄四社比較してみた

大規模な私鉄は関東だけではありません。近畿地方や東海などの地方にも頑張っている私鉄がたくさんあります。ここでは地方私鉄の雄たちを比較します。

こちらも鉄道以外の事業が連結されているので一概に比較ができませんが、百貨店、エンターテインメント事業を傘下に収める阪急阪神HLDGSが高い利益率を誇ります。

続いて2年チャートによる値動きの比較です。
青が近鉄赤が阪急阪神緑が名鉄黄が西鉄黒が日経平均です。

おおむね日経平均とは大きく変わりない動きですが、阪急阪神が秋以降軟調です。

各社の今後の動きです。

近鉄は国内外の都ホテルを再編する一方、新宿御苑前にオフィスビルを取得、賃貸を強化していくようです。阪急阪神は梅田のヨドバシ梅田タワー内にホテルを開業予定です。名鉄は名古屋市中心部に賃貸マンションを開業し、名古屋市内の開発を継続中です。そして西鉄は福岡市天神に新ビルを24年開業予定ということです。

 

JR大手三社比較してみた

分割民営化から31年、JRにおいて勝ち組と負け組がはっきり分かれてしまいました。このうち勝ち組の三社をざっくり比較したいと思います。

まずは業績などの比較です。

JR東海の採算が圧倒的です。まあ、東海道新幹線というドル箱路線を抱える割に、過疎地のお荷物路線もなく、いいとこどりですから当たり前といえばそうかもしれません。

続いて各社の2年チャートからみる、値動きの状況です。
青がJR東日本赤がJR東海緑がJR西日本黄が日経平均です。

昨年前半はJR東海の動きがさえませんでしたが、今年以降は伸び、日経平均とほぼ同程度の伸びを示しています。一方で、前半好調だった西日本が昨年後半以降の株価の伸びに乗れず、沈んでしまっています。JR東日本もほとんど伸びませんでした。

各社の今後の動きですが、JR東日本は日本郵便と提携し、駅と郵便局の一体化を目指します。JR東海では新幹線のネット予約割合の増加に力を入れ、2027年のリニア開業までには100%を目指す模様です。最後にJR西日本は集客増を目指して大阪、京都に新駅を開業予定としています。

 

9035 第一交通産業 市況関連株 タクシー最大手だが、不動産、金融分野の拡大を狙う。また、海外進出の足掛かりとして中国、韓国へ進出。配当利回り3%近く、PERも低く割安だが、株価は下げ止まらず・・・。

 

9039 サカイ引越センター 市況関連株 引っ越し業界のトップ。勉強しまっせ引っ越しのサカイ♪でおなじみ。近畿を中心に全国へ展開。東北や北海道などこれまであまり得意でなかったエリアにもどんどんと進出中。営業利益率は11.8%と非常に高い。株価はこのところレンジ相場が続く。

 

9044 南海電気鉄道 低成長株 大阪、和歌山が中心。鉄道事業はコストが重く、不動産事業もマンションがあまり売れていない。一方で、ショッピングセンターが好調。和歌山の再開発を予定。営業利益率は鉄道業界髄一の14.9%。株価は夏をピークに下げ続けていたが、11月以降回復中。

 

まとめ

結局今回は大手の業績比較だけでほぼ終わってしまいました。それぐらい大手で似たような規模の会社がたくさんあるということ。銀行や、保険などはどんどん再編が進んでいるのに、なぜ鉄道だけがいつまでたっても再編されないのでしょう・・・?

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