PancakeSwapの(主に日本人を中心とする)ユーザーに衝撃が走りました。
2020年9月のPancakeSwapローンチから1年にわたりHead Chef、つまりシェフのまとめ役として活躍してきたHopsシェフが、その座をこの度新たに参加したSnowballシェフに譲り、アドバイザー役として今後のPancakeSwapの発展を見守ることにするという発表がありました。
Hopsシェフ「自分は初期段階の基礎固めに向いた人間だった」
HopsシェフはPancakeSwapの公式ブログであるMediumの記事とは別に、普段更新することのない自らのツイッターで、今回のHead Chef交代劇について語っています。(Ninaシェフの日本語訳はこちらから。)
それによりますと、Hopsシェフは自らの役割を「初期段階の基礎固め」と規定しており、現在非常に大きな規模となったPancakeSwapの運営をこれから任せるには「経験豊富なリーダーが必要だ」として、大手暗号資産取引所での業務経験があるSnowballシェフに、今後を託したいとしています。
Hopsシェフは今後はMediumやTwitterといった表舞台からは姿を消し、今後は一歩引いた立場から、アドバイスをしていくということです。
Hopsシェフといえば、初期の頃からウィットに富んだツイートや書き込みでしられており、最初期のツイートでは先行するBakerySwapに堂々絡んでいったり、ミームをがんがん使っていくなど、PancakeSwapの親しみやすさはまさにHopsシェフによるものだったと思います。(あまりにあらゆるところにいすぎて、Hopsシェフって何してたっけ?と思うぐらいには当たり前の存在でした。)
ただ、徐々にコミュニティの管理をBugsシェフや、6月に加入したNinaシェフなどに任せるようになっており、その頃から、将来的な引退も視野に入れていたのかもしれません。
日本ユーザーの反応は?
PancakeSwapの公式テレグラムの反応ですが、英語版テレグラムは特に目立った反応はなく落ち着いています。一方で、ユーザー数3000人の日本テレグラムでは、シェフの内部事情に詳しい古参ユーザーが多いからか、Hopsシェフのこれまでの活躍に感謝する人、突然の交代劇を受け入れられないといった人など、反応は様々でした。
ライバル・SUSHISwapでも交代劇が・・・
今回の交代劇はPancakeSwapユーザーに大きな衝撃をもたらしましたが、その数日前、PancakeSwapのいわばライバルともいうべきSushiSwapでも同様にHead Chefである0xMaki氏が第一線を離れてアドバイザーになるという事態が起きていました。
大手DeFiプロトコルSushiSwap、共同設立者が退任へ(Coinpost)
$CAKE価格への影響は限定的か?
今回のHopsシェフのニュースを受けて、$CAKE価格への影響はあまり大きくないようですが、まだ予断はできません。
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