ついに、エルサルバドルでビットコインを法定通貨とし、強制通用力を認めることとする法案が可決されました。さすがに大統領自らが肝いりとなって導入すると早いですね。それはそれだけ、大統領に権力が集中している証でもあります。いまでこそベケレ大統領は若き改革の志にあふれた指導者ですが、今後どうなっていくやら・・・。
くわえて中南米各国でもビットコインに対する扱いをこれまで以上のものにする法案が提出されつつあるということで、昨日時点で350万円を割り、どこまで下振れするか？と思われていたビットコイン価格は大きく回復してきました。
私の観測範囲でも明らかにセンチメントが改善している感じがします。今後さらにもう一押しニュースでもあれば、いよいよ本格的な回復軌道に戻っていく気がします。
2021/6/9 22:30時点でのビットコイン価格は、1BTC=380万円前後での推移となっています。前回記事時点(2日前)から約10万円の下落となっています。
ビットコインドミナンスの状況は？
仮想通貨界全体の雰囲気がわかるビットコインドミナンスですが、エルサルバドルのニュースを受けてなのか一気に回復してきています。一方で、イーサリアムのドミナンスはアメリカでDeFi規制の動きがみられたことからかやや下落の兆しが見られます。
2021/6/9 23:30時点でのビットコインドミナンスは42.2%、イーサリアムドミナンスは18.9%となっています。
2日前のドミナンスです。
ザ・クリプトテン！
ザ・クリプトテン！ビットコインを筆頭に市況が回復してきています。
今日のスポットライト！
直近24時間の上昇率がもっとも高い通貨を上から10種並べてみました。SOLにKSMなど期待の銘柄が上げてきていますが、上昇率の1位に来たBTG・・・本当に久々に名前を見ましたね。
前回のスポットライトです。
仮想通貨気になるニュース
ビットコイン、エルサルバドルで正式な法定通貨に（Coinpost）
ついにビットコインが一つの国の法定通貨になる日がやってきました。ツイッターのタイムライン上でもみんなテンションが上がっていますね。
法定通貨にするということは強制通用力、つまりビットコインで支払われたら、店側は受け入れる義務があるという事です。ここまで認められるのは世界でも初めてです。
エルサルバドルではビットコインを法定通貨とすることの裏付けを持たせるため、日本円にして150億円以上ものビットコインを用意し、これを基にした投資信託を組成することにしているようです。
法案は90日後に施行されますが、果たしてこの世界初の実験はうまくいくのでしょうか？
米CFTC委員、未登録DeFiデリバティブが米国で違法になる可能性に言及(Coinpost)
一方でイーサリアムに逆風となるのがこのニュース。米CFTC（商品先物取引委員会）は、DeFiに対しての規制を検討中だということです。
単なるトークンスワップは規制の対象とはしないものの、明らかにデリバティブな機能については、アメリカ人に提供することは許さないとするものです。
この規制がスタートしてしまうとDeFiは厳しいでしょうな・・・。
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