四季報2020春号全部読む！第35回リログループは業績悪化を理路整然と回避できそう？

巨人の坂本コロナ感染とかまじかよ・・・そんな四季報2020春号全部読む！前回は1670～1719P(8381 山陰合同銀行～ 8795 T&Dホールディングス)を見ていきました。

（前回記事：第34回 MS&ADホールディングスは空飛ぶ車の時代がくるまでサービス開発中）
（前号記事：四季報2020新春号全部読む！第35回 REVOLUTION(旧原弘産)の再生はボビーバレンタインに任せロッテ？）

今回は1720～1769P(8798 アドバンスクリエイト～ 9057 遠州トラック)です。鉄道、運輸など社会を担う大事な業界が中心です。

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8798 アドバンスクリエイト～ 9057 遠州トラック（1670～1719P）
まとめ
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8798 アドバンスクリエイト～ 9057 遠州トラック（1670～1719P）

不動産大手三社の値動き比較

不動産大手三社（三井不動産、三菱地所、住友不動産）の値動きを比較します。コロナショック前までは非常に上下10～20%ぐらいの非常に堅実な動きに終始していた大手不動産株も、2月以降は真っ逆さま。3月以降は何とか戻しているものの、日経平均にはなかなか追いつけません。

各社今後の動きです。三井不動産は物流施設の開発を進めているほか、大規模再開発案件が立て込んで有利子負債がかなり膨らんでいます。三菱地所は訪日客需要を受けてアウトレットが絶好調ですが、コロナウイルスの流行でいったいどうなることやら。住友不動産は分譲マンションの引き渡しが続々完了し、来期分も着々と契約が進んでいるようです。

関東私鉄の大手四社

関東私鉄大手の四社は、東急以外いずれもこの2年間日経平均を上回るパフォーマンスを維持しています。コロナウイルス流行の影響は観光業、外食業で大きかったと認識していますが、私鉄は不要不急ではなく、必要な移動(通勤、通学)が中心で、定期券の売上が大きいので、あまり打撃が大きくなかったという事なんでしょうか？

地方私鉄の大手四社

四社とも、3月の底値から大きく切り替えしています。特に黒い線の西鉄はコロナ前の水準を上回る勢い。東急も日経平均を大きく上回るパフォーマンス維持できています。阪急阪神は、海外での分譲マンション事業に注力しており、ここまでの分譲戸数はなんと３万戸超。また、名鉄は2027年のリニア開業を見越して名古屋駅の再開発を再来年から開始予定です。

JR大手三社

JRの勝ち組３社は、私鉄各社とは違ってコロナ後の下げをなかなか取り戻せない状況が続いています。やはり新幹線などドル箱の長距離移動路線を多く抱えているＪＲ三社は、そもそも県をまたいだ移動を禁じられる状況では非常に厳しいのかもしれません。また、コロナウイルスの流行に終止符が打たれたとしても、もう国民には既に「オンライン文化」が根付きつつありますから、斜陽産業化が進むかもしれません・・・。