6/14の最高値更新から一転・・・
以前から注目しているチームスピリットの株価がさえません。私は資金の関係もあり、なかなか買えていませんでしたが、6/14に最高値を更新するなど、かなり順調な値動きが続いていました。
しかしまさにその14日以降、同社の大株主である機関投資家が続々と売りを仕掛けたことで、チームスピリットの株価は下降線をたどりました。まず第2位株主であったベンチャーキャピタルのDraper Nexus Technology Partnersが同社株式の約4%である約62万株を売却、続いて第4位株主の大和証券投資信託委託が同じく約1%となる約15万株を売却と、合計で80万株近くが一気に売られたことになります。
IPO投資を行うに当たって、株主構成を見て、ベンチャーキャピタルの持ち株比率が低い方がよい(=売り圧が小さい)といわれますが、まさにこういう事態が起こるからなのです。
とはいえエントリーはもう少し待った方が
今のところチームスピリットの業績について、悪い話は聞きませんし、予想されている業績は前期比で、売上51%上昇、営業利益は3.6倍、最終利益では2.5倍と素晴らしい数字で、成長のシナリオにはまだ陰りは見られません。
・・・とはいっても、落ちるナイフは掴むなという何度も使い古された格言の通り、下げ止まりが確認できない段階での購入は慎重になった方がよいでしょう。もう少し待ち、下げ止まりがみられてから買っても遅くはないはずです。
追記(6/24)
やはり今日もチームスピリット株は下げましたね・・・。これは当分止まりそうにないかもしれません。もし2000円を切るような状況なら、ちょっとずつ買おうかな~。。
その他急成長株の動きは・・・?
チームスピリット同様、上場から日の浅いベンチャー企業の中で私が注目している企業について、見ていきます。
9450 ファイバーゲート
集合住宅用Wi-Fi機器の設置販売を行うファイバーゲートは今月からついにマザーズから東証1部へと指定替えになりましたが、指定替えになって以降は却って株価が下がっている状態です。
東証一部の上場要件には株主が多いこと(2200人以上)が定められているため、ファイバーゲートは14日の指定替え直前に15万株以上を立会外で売却しました。こちらも市場に株価が大量に放出されたために、上値の重い展開となっています。
3267 フィル・カンパニー
貸し駐車場の敷地を有効活用して店舗(空中店舗)を作るという斬新なビジネスモデルで知られるフィル・カンパニーも、このところ不調です。ここは以前は注目銘柄に入れていましたが、直近の決算が悪かったことから、業績の悪化を予感して注目銘柄からは外しています。
また、ここも4月に創業者の高橋伸彰氏が同社株を売りに出しています。これはよく言われることですが、社長なり関係者が株を売り始めた企業は、買わない方がいいです。
事情をよく知る内部の人間が買いたくない(売りたい)株には、何らかの問題点があるからです。
急成長株ホルダーは耐える時期・・・
米中貿易戦争、イラン情勢、消費増税、五輪特需の終焉など、経済の見通しには不安な要素がいっぱいです。こうした状況では、日用品株、インフラ株など、ディフェンシブな銘柄が人気になります。最も割を食らうのは、歴史の浅いベンチャー企業です。
当面、こうした急成長株のホルダーにとっては苦しい展開が続くことになるかもしれません。
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