こんなクソ暑い日に外で打ち合わせ(笑)。そんな四季報2019春号全部読む!前回は1517~1566P(7953 菊水化学工業 ~ 8095 イワキ)を見ていきました。(前回記事:第31回 すてきナイスは粉飾決算の疑いを捨てきれ無いス・・・?)
今回は1567~1616P(8096 兼松エレクトロニクス ~ 8279 ヤオコー)を見ていきます。超巨大商社から、何をやっているかイマイチつかめない企業まで、いろいろありますなあ・・・。
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8096 兼松エレクトロニクス ~ 8279 ヤオコー(1567~1616P)
8111 ゴールドウィン ↑前号比増額 急成長株 【繊維製品】
スポーツウェアの中堅だが、このところ日の出の勢い。特にアウトドアが伸びて、営業利益が拡大。今年ついに欧米で直営店出店。海外進出は成功のきっかけにもなるが、失敗の始まりにもなるので、ぜひ気を付けていってほしいところ。5/14 決算で増配発表。株価は大きく伸びている。以前から買っていた人はホクホク。
8113 ユニ・チャーム ↓前号比減額 優良株 【化学】
生活用品のトップクラス。国内はおむつ好調。中国向けは生理用品好調。原材料費の高騰もあったが、増益・増配達成。このところの株価は暴落した年末年始を除き非常に規則的な動きが続いている。5/13の決算はやや減益。
ユニ・チャームの平成30年間を振り返る
平成始値: 219.9円
平成高値:3,892.0円 ・・・平成30(2018)年
平成安値: 101.0円 ・・・平成4(1992)年
平成終値:3,649.0円 平成30年間での株価成長率:1559%
ユニ・チャーム株の平成30年間は素晴らしい!これまで取り上げた株の中でもトップクラスの上昇率です。生活必需品株だけあって、リーマンショックの影響もほとんどなし!ここのホルダーはリーマンショック当時救われたでしょうね・・・。その後もめぼしい下落を経験することなく、アクセルベタ踏みで平成を駆け抜けていきました。
8153 モスフードサービス ↑↑大幅増額 市況関連株 【卸売業】
業界2位のモスバーガーを展開する企業。食中毒の影響から徐々に脱しつつあり、業績回復基調。モスバーガー好きなので頑張ってほしい・・・。ただ、5/10発表の決算は減収減益で、株価の下落が止まるのはまだまだ先になりそう。
8186 大塚家具 ↑前号比増額 業績回復株 【小売業】
経営の混乱が続く家具小売り。資金繰り対策で、投資ファンドなどから74億円調達。中国大手とも資本提携交渉中。長い赤字のトンネルから抜け出せるか!?先月末に、久美子社長が父親で元社長の勝久氏と和解しようしているというニュースあり。これを受けて株価は大きく上昇。決算期の変更に伴い、業績予想が変更。
8267 イオン →前号並み 優良株 【小売業】
国内流通2強の一角(もう一つはセブン&アイ)。店舗拡大はやや減速か(前期8、今期3)。海外は中国・ベトナムが伸びた。なお、連結子会社のイオンディライトに不適正な会計処理事案あり。このところの株価は下げ基調で4月以降は特に不調。PERが67倍とかなり割高水準。
イオンの平成30年間を振り返る
平成始値: 899.6円
平成高値:3,190.0円 ・・・平成18(2006)年
平成安値: 525.0円 ・・・平成21(2009)年
平成終値:2,054.5円 平成30年間での株価成長率:128%
イオンは上昇率的には大したことないのですが、注目すべきは平成最高値と最安値の時期がほとんど離れていないこと!最高値の3年後に株価が1/6になって最安値とか・・・。逃げ切れず塩漬けしたホルダーさんも多いんじゃないですかね。
まとめ
今回は1567~1616P(8096 兼松エレクトロニクス ~ 8279 ヤオコー)を見ていきました。ゴールドウィンの伸び方が素晴らしい!投資しとけばよかった・・・。
次回は、1617~1666P(8281 ゼビオHLDGS ~ 8593 三菱UFJリース)です。小売・卸売が終わって、金融系が出てくるのかな・・・。あまりよさげな企業はないかもしれません(笑)。
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