今日は春分の日!そんな四季報2019春号全部読む!前回は67P~116P(1301 極洋~1824 前田建設工業を見ていきました。(前回記事:第2回 刀剣女子が東建コーポレーションに殺到!?)
アメリカではFRBが年内の利上げを見送る動きを見せています。基本的に利上げは株式市場にとってマイナスなので、このニュースは株にとってはプラスに働く可能性が高いでしょう。
今回は117~166P(1826 佐田建設~2109 三井製糖)を見ていきます。建設系企業や食品企業が中心ですね。
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~今号ここまでのまとめ~
第2回 刀剣女子が東建コーポレーションに殺到!?
第1回 情報・通信業のじょうほう(上方)修正目立つ
ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)
・「新分野」「新境地」など、大きく生まれ変わる気配のある企業
・新興企業であれば、20%以上の増収、10%以上の営業利益率を数年続けられる企業
・サブスクリプションなど安定した収益モデルを持つ企業
・その他時事ネタ株
・好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。特に気になった点は太字で。
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1826 佐田建設~2109 三井製糖(117~166Pまで)
1878 大東建託 【建設】→前号並み 市況関連株 賃貸仲介、管理などのサービスを一貫して行う企業。業績自体は足踏み状態になってしまっているが、注目はコメントの【爆買い】。なかなか見ることのない珍しいコメントは、大量の自社株買いによるもの。発行済株数7500万株に対し、700万株と1割弱を自社で買うというのはMBO以外に例がないのでは。この自社株買いのおかげか、秋以降の株式市場全体の暴落にも巻き込まれずに済んでいる。配当利回りも3.8%と高い。
1925 大和ハウス工業【建設】 →前号並み 優良株 戸建住宅、商業施設などに強い企業。賃貸住宅が減る一方、商業施設が好調でなんと10期連続の営業増益。最近の取り組みとして、かつて分譲した団地の再開発に乗り出している。配当利回りは3%を超えており、堅実な配当が得られそう。また今月、介護事業の会社シダーの株を公開買い付けで大量取得することを表明している。株価は昨年夏以降レンジの動きが続く。
1928 積水ハウス【建設】 →前号並み 市況関連株 戸建住宅のトップ企業。業績は、利益の伸びがコスト高を完全に抑えている。配当利回りはなんと4.78%。株価はこれを反映してか2月以降するするっと上昇。昨年夏頃の最高値を目指す。3/7に通期決算発表。若干減益となってしまったが、それをものともせず株価の上昇は止まらない。
1949 住友電設【建設】→前号並み 市況関連株 住友電工の子会社。工場の内線工事主体。海外にも進出。想定以上の進捗ぶりで増益幅拡大予想。9期連続の増配期待だが、既に配当利回りは3%超と高い。株価は下げ止まり、年初以降は上げ基調。
1954 日本工営【サービス】 →前号並み 市況関連株 総合建設コンサルのトップ。特に電力系に強い。会計処理の変更もあって営業減益予想だが、インフラ維持管理など好調。国土強靭化緊急対策の動きに合わせ、その取り込みに動く。新たな取り組みとして、兵庫県内で自動運転送迎サービスの実証実験を行っている。株価は長い下落トレンドが続いており、配当利回りは3%前後。
2003 日東富士製粉【食料品】 ↑前号比増額 低成長株 製粉の準大手。ケンタッキー・フライド・チキンのFC店舗も展開中。買収した製粉企業の業績が上乗せとなり、伸びている。利益青天井銘柄として紹介されるなどして、このところ株価も好調だ。年明け以降じわじわと上げており、年初来10%程度の上昇になっている。配当利回りも高く3%前後。
まとめ
今回は建設、食料品企業のあつまるページを見てきました。通してみると、積水ハウスが利回りが高く、株価も伸びていていいのかなあという印象です。基本的に建設系企業にベンチャーって存在しないので、業績の確かさ、得られる配当の多さで見ていくしかないんですよね~・・・。
次回は、167P~216P(2112 塩水港精糖~2330 フォーサイド)を見ていきます。食料品と、情報・通信が中心になります。(次回:第4回 液体ミルクで時短して、もっとゆっくり子供を見るく?)
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