そろそろみそぎは済んだんじゃない?
先週金曜日(11日)、XEMの流出から約1年を経て、コインチェックは正式に金融庁から仮想通貨交換業者として登録されました。
先日金融庁側が公表した登録事業者への審査プロセスによると、申請から登録まで「約6カ月」を要する(遅い!長い!!)ということなので、コインチェックが登録済となったことで、他の申請事業者への審査も徐々に進んでいくはずです。
金融庁がもたもたと審査に時間をかけているうちに、BTCを始めとした仮想通貨の価格は大きく下げてしまいました。昨年の今頃160万円だったBTCは、今や38万円。ピーク時の240万円から見ると1/6まで下落してしまいました。
これ以上の下落も予想できないこともないのですが、正直ここから一気に半値になるとも思えないので、資金量さえ間違えなければ、再上昇へのよい布石が打てるのかなと思います。
もうビットコインは下げ切った?
私が仮想通貨に資金を投じ始めたのは、2014年~15年にかけてのことでした。当時はバブルが崩壊しきっており、ビットコインは2万円、イーサリアムは20円とかそんなもん、リップルに至っては0.何円でした。
当時は投資した途端にビットコインがバブル(2013~14年)以降の最安値(’15年2月)を記録してしまい、その後の値動きも冴えず、何度も損切りしようかと思いましたが、他に貯蓄もありましたから、何とか辛抱強く持ち続けることができました。
奇しくも、バブル崩壊(とそのきっかけになった仮想通貨の大規模流出)から一年経ったという点で、今と2015年は共通しています。
しかも、最高値からの下落率で見ると、既に底打ちしているかも?とさえ思えてきます。次のバブルがいつ来るかはわかりませんが、これ以上の下値は限定的かなと思います(※アルトコインは除く、あくまでビットコインの話です)。
当面はBTCとメジャーアルト(+MONA)で乗り切れ!
私の経験上、仮想通貨同士の売買は、利益額を正確に算定することが困難になります。したがって、日本円で直接売買できる通貨に限定して取引をしていった方が圧倒的に楽です。
※もし仮想通貨で年間20万円以上所得が出たら、ぜひGuardianの確定申告支援サービスを!
そこで、ビットコインと、メジャーアルトに絞って、金額別にポートフォリオを作ってみました。
①10万円
10万円しかないなら、全部ビットコインを買った方がいいでしょう。っていうかもうちょっと貯蓄した方がいいです(笑)。あるいは捨てるつもりでマイナーアルトに全部ぶっこむか。
②50万円
50万円位あれば、分散効果が出てきます。
BTC・・・30万円
ETH,XRP・・・各10万円
③100万円
100万円あると、メジャーアルトだけでなく、ちょっと規模の小さいアルトにも分散できます。BTC・・・50万円
ETH,XRP・・・各10万円
XEM,BCH,MONA,LTC・・・各5万円
下落待機用・・・10万円
④300万円
300万も持ってる人は、かなり余裕あると思うので、結構リスク取れます。
BTC・・・150万円
ETH,XRP・・・各20万円
XEM,BCH,MONA,LTC・・・各15万円
FCT,LSK,REP・・・各10万円
下落待機用・・・20万円
以前と違うのは、海外取引所を一切使わないポートフォリオにしていることです。
昨年から徐々に海外取引所の日本人締め出しが始まっており、将来的にはBinanceや、Poloniexの利用もできなくなる可能性があることから、海外取引所でしか扱っていない通貨はどれだけ有望でも入れませんでした。
本来であれば、
・Coinbaseでも取り扱いが検討されているXLM、ZRX、
・かつてコインチェックで取り扱いのあった匿名三兄弟(XMR、ZEC、DASH)
・dApps、スマコンの本流をETHから奪いかねない勢いのEOS
などにも投資していきたいところですが、こうした情勢では、厳しいといわざるを得ません。
今から徐々に行動を
この記事中では仮想通貨があたかも底を打ったような書き方をしていますが、もちろん今後の値動き次第ではまだ下へいくこともあります。
また、次のバブルがまたきっかり4年後に来るかどうかも怪しいものです。2021~22年ごろは、五輪後の反動で大きな不景気になることも考えられるため、次のバブルはさらに後にずれるかもしれません。
とはいえ、長期的にビットコインを始めとする仮想通貨の取引環境は整備されれば、これまでビットコイン投資に対しての敷居を高く感じていた、普通の投資家層にも徐々に門戸が開かれていくでしょう。
その時までに、とれる範囲のリスクをとりつつ、各コインに投資を行っていく必要があるのではないでしょうか。
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