四季報2020夏号全部読む! 第32回 ロゼッタ業績の伸び止まった!?

悠仁殿下お誕生日おめでとうございます……そんな四季報夏号全部読む!前回記事では、6095 メドピアについてチェックしてみました。専門性もあっていい会社ではあるんですが、ライバルが強いのと、割高すぎるので投資見送りとします。

さて、今回注目する企業は6182 ロゼッタです。専門性の高い翻訳サービスを行う会社です。

(前回記事:第31回 メドピアの医師向けサイトがトップをとるメドは?

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6182 ロゼッタの概要

ロゼッタは2004年、現在も社長を務める五石順一氏によって、ノヴァ(英会話教室NOVAの運営会社)の社内ベンチャーとして創業されました。創業の理念「我が国を言語的ハンディキャップの呪縛から解放する」の通り、同社は一貫して専門性の高い翻訳サービスの提供を続けています。

特に高性能な翻訳ソフトの「T-400」は、ユーザー企業の業界分野別(医療、ITなど)のデータベースの他、各社独自の言い回しを、過去の文書データを登録することによって記憶させ、翻訳精度を高めることができるようになっています。

ロゼッタの事業構成は、①MT(機械翻訳)事業が売上高の54%、②HT(人間翻訳)事業が同36%、③クラウドソーシング事業が同10%となっています。同社の成長の柱はやはりMT事業で、T-400の販売が好調だったことから、前期比132%の増収となっています。

ロゼッタの競合となる企業ですが、翻訳だけを行う企業でここまでの規模のところはそうそうなくて、いわゆる翻訳ソフトという点だけで見ると、COTOHA Translatorを提供するNTTコミュニケーションズが競合になってきそうです。

ロゼッタの業績は?

それでは、ロゼッタのここ数年の業績と、今期の予想を見てみましょう。

直近では7/14に’21年2月期の第1四半期決算が発表されています。(決算短信 決算資料

概ね順調な業績推移ですが、’18年2月期の業績が大きく落ち込んでいます。これは、当時おこなっていたクラウド翻訳サービスの業績が芳しくないことから減損処理を行ったことによるもので、一過性のものです。営業利益率は10%越え、成長率も30%越えと好調ですが、今期業績の予想はまだ発表されていません。

ただ、既に出ている第1四半期の数字だけを見ると、前期比約9%の増収6.5%の営業増益にとどまっており、前期に比べると勢いが大いに減速しています。(前々期⇒前期第1四半期は、約50%増収、286%増益。)

ロゼッタの株価は?

ロゼッタの株価ですが……コロナショックからの底打ちは5月まで、それ以降はどうにもブレイクしない動きが続いてしまっています。

PERは業績予想が不明のためわかりません。昨年の実績ベースで見ると120倍ということになり、かなり割高と言えるかもしれません。

総評:業績・株価の伸びとも頭打ち⇒NG

第1四半期決算の数字がショボいことと、それに伴う株価の微妙な推移もあって、ロゼッタへの投資は見送りという事にします。確かに事業の独自性は高いですが、専門性が高すぎて伸びしろがよく見えないというか……。

次回は、6920 レーザーテックです。半導体欠陥検査装置の製造・販売を行う企業です。

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