四季報2020夏号全部読む! 第27回 JTOWER株割高すぎて驚いてもうタワー

明日の総理会見、気になります!……そんな四季報夏号全部読む!前回記事では、4478 フリーについてチェックしてみました。時価総額3000億円はさすがに行き過ぎだと思ったので、ここも見送りです。最近見送りばっかり(笑)。

さて、今回注目する企業は4485 J-TOWERです。通信インフラのシェアリングや関連のソリューションを提供する企業です。

(前回記事:第26回 フリーの決算は業績予想非開示だなんて今どき古ぃ(ふりぃ)

前号(2020年第2集 春号)まとめはこちら!
四季報2020 春号全部読む!第1回~第10回まとめ
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4485 JTOWERの概要

JTOWERは2012年に東京で設立されました。JTOWERは創業2年後の2014年からIBS(In-Building Solution:建物内の携帯通信インフラシェアリング)事業をスタートさせ、これが現在まで同社の中核になっています。

IBS事業について軽く説明すると、現在の4G、間もなく来る5G時代にあたって、基地局、通信局などの通信設備は、全国にきめ細かく配置する必要があります。しかし都市部では設置スペースが限られてしまい、思うような数を配置できないといったことがあります。そこで、建物内の通信設備を利用社でシェアすることで、スペース不足を補おう、というのがIBS事業の意義です。

IBS事業については現在総務省がルール整備を行うなど、国を挙げて推進している所です。(総務省の資料はこちら)

JTOWERも当然この流れには乗っており、昨年7月にNTTと資本・業務提携関係を結んで、5G時代のインフラシェアリングに向けて本格的な協力関係を結んでいます。NTTは現在同社に20%出資して、第2位株主となっています。

また、2017年には海外のIBS事業に進出し、翌2018年には屋外の通信インフラのシェアリングを行う「タワー事業」にも進出するなど、徐々に事業領域を拡大させつつあります。

業務内容が変わっているのであまり競合とかはなさそうですが、関連銘柄ということで、住宅向けインターネットインフラ企業のアルテリアや、ファイバーゲートとかですかね。

JTOWERの業績は?

それでは、JTOWERのここ数年の業績と、今期の予想を見てみましょう。

直近では8/7に2021.3月期第1四半期期の決算が出ています。(決算短信 説明資料)まだ上場から間がないのでなんとも言えませんが、ほぼ通期業績からみて無理のない数字に収まっていると思われます。

営業利益率は目途となる10%には満たないものの、赤字から徐々に利益を出せるようになっており、将来的にはさらに採算が向上していくものと思われます。

JTOWERの株価は?

JTOWERはこのところちょっと頭打ちです。日本の株式市場、特にマザーズの新興株は今月めちゃくちゃ強かったはずなんですが一体何が起きているのでしょうか。今月上旬の決算もどうやらインパクトのあるものではなかったようです。

まあ、PERが1800倍という異常値をたたき出していますから、もういい加減割高なのかもしれません。PEGレシオ(PER(倍)÷利益成長率(%))を算出するまでもなく(黒転だし算出のしようがない)、非常に割高な水準にあることが分かります。

総評:ここも株価高すぎ!⇒NG

JTOWERはある意味国策銘柄なので、国策に売りなしの言葉通り、買うのが鉄則かもしれませんが、既に1000億円を超える時価総額を有しており、ここからの伸びしろがあまり見えません。

もちろん、今後もJTOWERは堅実に成長を続けるでしょうが、それに株価がついてくるかは未知数です……というわけで今回は見送りとします。

次回は、4490 ビザスク です。「スポットコンサル」という不思議なサービスで昨年上場したばかり。どんな企業か気になりますね。それでは。

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