四季報2020新春号全部読む! 第37回 日本通信は総務大臣の裁定で最低の状況から脱出へ

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ますますコロナパニック・・・そんな四季報2020新春号全部読む!前回は1769~1818P(9078 エスライン~ 9418 USEN-NEXT HOLDINGS)を見ていきました。

(前回記事:第36回 ビジョンはコロナウイルスで訪日客減少・・・事態打開のビジョン見えず
(前号記事:四季報2019秋号全部読む! 第37回 スクエニはドラクエウォークで利益何ウォーク(億)?

今回は1819~1868P(9419 ワイヤレスゲート ~ 9686 東洋テック)です。情報通信系を中心に、かなり取り上げる株が多い回です。

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9419 ワイヤレスゲート ~ 9686 東洋テック(1819~1868P)

9424 日本通信 【情報・通信】 ↓前号比減額 業績回復株

【再減額】【大臣裁定】MVNOの先駆け。MVNO事業者は過当競争気味で、コストもかさんで営業赤字からの脱出は厳しい。悩みだったドコモへの回線レンタル料金は、総務大臣からの料金値下げ裁定が出されたため解決の方向へ。このニュースを受けて株価は一時上昇するも、全体の値下がりからは逃げられず。

 

9432 日本電信電話 【情報・通信】 →前号並み 低成長株

【ドコモ補えず】【電力事業】地域固定電話網を独占し、携帯、光回線にも強い国内通信の超巨大企業。業績は全体的に順調だが、ドコモ値下がりの影響が大きく営業減益。来期はドコモ改善か。そしてなぜか5年後までに自前送配電網を整備し、電力事業を育成へ。NTT的には今後通信一本で食っていくのは難しいと考えての判断のようだ。株価は2月末から下落気味。

 

9435 光通信 【情報・通信】 →前号並み 資産株 😊会社比強気

【続伸】【取捨選択】法人向けにサブスク商品を販売。かつての事務機、携帯の販売から自社製品にシフト。前々から言われている通り、ここはほぼ投資会社と化している。業績は堅調だが、今後は事業を整理して選択と集中へ。投資会社としての性格があるため、2月以降の株価下落の影響をもろに受けてしまっている。早くコロナウイルス問題が終息すれば・・・。

 

9437 NTTドコモ 【情報・通信】 →前号並み 低成長株

【後退】【世代終焉】携帯電話の国内最大キャリアにして、NTTグループの稼ぎ頭。値下げの影響が尾を引く。スマホも販売台数が減少。長らく貢献してきたiモードとフォーマの終了にようやく目途がつき、来る5G世代に備える。株価は2月下旬にかけて下げたが、3月に入って急反発。配当利回り4%と十分。

 

9449 GMOインターネット 【情報・通信】 →前号並み 急成長株

【順調増】【金融】上場子会社8社からなるネットグループ。業績は順調で、前期減損処理したマイニング装置の負担がなく、営業増益達成。仮想通貨、証券とも着実。株価は秋以降の高値から下落してしまったが、まだ昨年夏以前の水準に戻ったに過ぎない。

 

9450 ファイバーゲート 【情報・通信】 →前号並み 急成長株 😊会社比強気

【好調】【開拓本腰】賃貸物件や商業施設向けWi-Fiを提供する会社。業績は堅調。中小賃貸住宅向けのWi-Fiは件数増加で営業増益。札幌市にある本社に営業部を新設して営業強化。スマートロック開発し、住宅向けWi-Fiとの相乗効果狙う。株価はじわじわと下落しており、底打ちが見えない。

 

9551 メタウォーター 【電気・ガス】 →前号並み 市況関連株 😊会社比強気

【順調】【自己株】上下水処理設備のトップ企業。受注は好調で、会社計画以上の増益も。62円⇒71円への増配発表あり。親会社だった日本ガイシと富士電機から株を買い取ったが、一部は消却方針。さらに今後新たな株主還元策検討。インフラ株だけあり、株価はやや下落するもなんとか持ちこたえている。

 

9613 NTTデータ 【情報・通信】 →前号並み 市況関連株

【横ばい圏】【種まき】NTTグループのSIer最大手。官公庁などに強い。業績は公共事業向けが改善するも、コストがかかり結局横ばいどまり。来期は増益予想。また、人手不足解消需要を見越していわゆる「レジなし決済」を開始。さらにアメリカの省庁から5年の大型契約を獲得する等、展望は明るい。大規模なグループなので、株価はかなりディフェンシブ・・・かと思いきやしっかり下げておりガッカリ(笑)。

 

まとめ

今回は1819~1868P(9419 ワイヤレスゲート ~ 9686 東洋テック)を見ていきました。NTT系はデータを除けば結構強い動きで安心・・・。下落時に頼れるのはディフェンシブ株だけやでぇ。

さて、次回は、1869~1918P(9687 KSK~ 9880 イノテック)です。次回最終回・・・と思いきや、もうちょっと続きます(笑)。(次回:第38回 カラっと上がってガラッと下がったケンタッキー株)

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~今号ここまでのまとめ~

第36回 ビジョンはコロナウイルスで訪日客減少・・・事態打開のビジョン見えず
第35回 REVOLUTION(旧原弘産)の再生はボビーバレンタインに任せロッテ?
第34回 SBIは地銀と提携進めていけい!?
第33回 AOKIの業績悪化は快活CLUBで解決!?
第32回 ゴールドウィンは創業家社長交代も経営は後退せず前進へ!
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第30回 ブシロードはバンドリでソシャゲ業界の1番取りできるか!?
第29回 ゼンショーはすき屋限定メニューで全勝!?
第28回 ダイヤ通商株価本格上昇の時代や・・・?
第27回 ホンダはグループ企業大再編してホンダ(本当)に大丈夫・・・?

番外編 2019年IPO注目企業のコメントは?

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四季報2019 新春号全部読む!第1回~第10回まとめ

~前号まとめ~

四季報2019 秋号全部読む!第1回~第10回まとめ
四季報2019 秋号全部読む!第11回~第20回まとめ
四季報2019 秋号全部読む!第21回~第30回まとめ
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裏日本インデックス 四季報2019秋号版

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