四季報全部読む! ’19新春 第17回 大王VS北越!製紙会社の生死を賭けた正視に耐えない争い

寒い・・・太陽が見えない。誰かが盗んだかな(笑)。そんな四季報2019新春号全部読む!前回は3708 特殊東海製紙~3858 ユビキタスAIコーポレーションまで、IT系企業をたくさん見てきました。

今回は3861 王子HLDGSから見ていきます。今回も情報・通信系企業が中心なんですが、ちょっと製紙業界のドタバタが面白かったので、そこもちょっと触れていきたいと思います。

 

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~ここまでのまとめ~

第16回 ジーダットの大株主になろうっと
第15回 ポケトークのおかげでネオス株は値をす(ネオス)ごく上げ
第14回 アズームの急成長に心弾~む
第13回 フィルカンパニーの空中店舗、フィル(増える)といいね

第12回 ウエルシア 配当増えれば ウレイシア
第11回 Amazon鬼の来ぬ前に、たっぷり稼げMonotaROさん

四季報2019新春号全部読む!第1~10回 まとめ

ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)

・前号から業績予測が大幅増額または大幅減額となっている
・財務が堅実であること(自己資本比率50%以上、ネットキャッシュ豊富)
・営業利益率が同業他社と比べて高い(できれば10%以上、卓越度が高ければ10%未満でもよい)
・売上高成長率が高く、かつ営業利益の伸びを伴っている
・業務内容などに何らかの個性が感じられる(業界初、唯一の企業)
・株価の動きがよい
その他時事ネタ

特に気になる企業は文字を赤くします。また、企業の特徴に応じて急成長株、市況関連株などの分類を行っていきます。

また、好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。強い材料あれば太字にします。

 

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3861 王子HLDGS ~3896 阿波製紙【パルプ・紙】

大王 VS 北越 製紙業界の仁義なき戦い

北越コーポレーションの四季報コメントを見ていると、ちょっと気になる記述がありました。

持分適用の大王製紙とは対立

「持分適用する」という事は、その会社の株式を20%持つという事です。ここでは、北越側が大王の株を20%持っているという事です。通常はある程度良好な関係がないと、20%も株を手に入れることはないはずですが……。

そもそも製紙業界大手は現在、3861 王子HLDGSが首位、それを3863 日本製紙が追う構図になっています。(下表参照)

そしてこれに続く第三極を模索する動きが、業界四位の3880 大王製紙と、第五位の3865 北越コーポレーションの間で持ち上がりました。

そのきっかけは2011年、大王製紙創業家出身で会長の井川意高が、自社グループの資金約100億円を私的に流用し、横領容疑逮捕されるという「大王製紙事件」でした。

事件後、創業家の影響を排除したい大王製紙と、創業家側が対立。結局創業家側の株(約20%)を北越コーポレーションが引き取ることで仲裁に入り、一件落着となりました。

これをきっかけに、大王製紙は北越の持分法適用会社となりました。しかし、北越大王製紙に次ぐ位置・・・とはいいながらも売上高では大王製紙の半分程度(18年3月期売上2,690億円、営業利益114億円)しかありません。

ぶっちゃけ自分より格下と思っていた会社が、積極的に提携を模索してきた挙句「第三極がー」とか何言ってんの?というのが大王製紙側の率直な感想ではないでしょうか。

大王製紙は北越の持ち株比率を下げようと、CB(新株予約権付社債)を発行しましたが、これに北越が怒り、なんと大王製紙の取締役個々人に対して、88億円の損害賠償を請求する訴訟を起こしました。

昨年9月に言い渡された第一審の判決では、北越の主張を全面的に棄却し、北越が敗れました。しかしこれを不服として北越はなおも争う姿勢を示し、泥仕合はまだまだ続きそうです。

投資家的には、大王製紙が今後もCBを発行することを見越して、空売りを入れておくか、この問題解決に期待して、なるべく安値で仕込んでじっと待つかの二択・・・ですかね。

 

3900 クラウドワークス ~3940  ノムラシステムコーポレーション【情報・通信】

3906 ALBERT 急成長株 AI、ディープラーニング技術を用いたビッグデータ分析の会社という流行物を詰め込んだような会社。昨年一年で見事テンバガー達成!見よこのチャート!

一昨年2017年12月の安値1083円から、わずか1年でテンバガーへと駆け上がりました。2018年は相場全体で見れば、上がったり下がったり(特に年後半は)まちまちな年だったので、地合いに助けられたというわけではないと思います。ALBERTについては、個別記事でもうちょっと研究してみたいと思います。

 

3922 PR TIMES急成長株 プレスリリースの配信サイト「PR TIMES」運営企業。業績は順調に拡大中で、来期以降も大きな成長が予想されている。昨年ここの株を買った途端に下がり始め、損切りした過去があるので、あまり相性が良くないかもしれないが、業績はいい。また、新領域として、イベントのライブ配信を提案したり、配信先を増やしたりしている。新たな展開が成功すれば、さらなる価値上昇も。

 

3925 ダブルスタンダード 急成長株 ビッグデータの提供と活用サービスの企画開発が柱。年20%ずつの増収は、来期でちょっと途切れそう。営業利益率は30%超えなので採算はすごく良い。東証一部に上場を果たしたことで、信用力が高まり、新卒等採用にも有利に働いたそう。株価は昨年後半以降は乱高下の連続だ。

 

 

3941 レンゴー ~3956 国際チャート【パルプ・紙】

3947 ダイナパック資産株 家電向け段ボールを作っている会社。ここは保有株が豊富。カゴメ株などを大量に保有している。以前はこうした資産株を買っていたが、あまりに株価変動のきっかけに欠けるために、持つだけ時間の無駄になってしまっている。何かのカタリスト(触媒)あれば。

 

まとめ

今回は大王 VS 北越の争いに紙面を割き過ぎました。次回以降はもうちょっとちゃんと企業を取り上げます(笑)。次回は、3960 バリューデザインから見てまいります。またもIT・通信系企業へ。

次回:第18回 UUUMは次の一手をウーム…と熟考

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