四季報2019新春号全部読む! 第4回 自動運転始めのNIPPO?

四季報2019新春号全部読む!前回は、農林・水産関係と、建設業界からスタートしました。

今回はたくさんある建設業の後半を見ていくことにします。それでは、1801 大成建設からスタートです。

 

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~ここまでのまとめ~
第3回「合併効果で受注が混むシス?」
第2回「営業利益10倍企業を探せ!~巻頭特集から~」
第1回「製鋼企業の成功遠のく・・・~業界展望から~」

~四季報2018秋号全部読む!~

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第41~50回まとめ 第51~57回まとめ

 

ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)

・前号から業績予測が大幅増額または大幅減額となっている
・財務が堅実であること(自己資本比率50%以上、ネットキャッシュ豊富)
・営業利益率が同業他社と比べて高い(できれば10%以上、卓越度が高ければ10%未満でもよい)
・売上高成長率が高く、かつ営業利益の伸びを伴っている
・業務内容などに何らかの個性が感じられる(業界初、唯一の企業)
その他時事ネタ

特に気になる企業は文字を赤くします。また、企業の特徴に応じて急成長株、市況関連株などの分類を行っていきます。

また、好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。強い材料あれば太字にします。

1801 大成建設 ~ 1999 サイタホールディングス【建設】

建設業界は前回から引き続き取り上げていますが、やはりイマイチいい企業がありません。配当利回りが高いことは魅力ですが、それなら業績が安定している日本郵政とかJT買いますし・・・。

建設業界を買うとしたら、いわゆる「国策」とか「テーマ」で買うしかないと思います。

今なら「水道民営化」など「PFI」関連だと思います。

例えば、1824 前田建設工業・・・フランスのスエズ社と提携して、水道事業運営のノウハウを学ぼうとしています。今後もし水道事業民営化の動きが各地で本格化してくれば、もっと注目されるのかなと思います。

1865 青木あすなろ建設・・・海上土木に強い企業ですが、横須賀市営住宅建て替えのPFI事業者に選ばれたこともあり、今後も同様の方式で事業者になりたいとの意欲を見せています。

また1892 徳倉建設は、愛知県豊橋市の斎場整備事業を落札しています。今後は九州でもPFI案件獲得を狙うとのことです。

国策に売りなし、というのがセオリーですが、果たして・・・。

 

1881 NIPPO 市況関連株 業績が安定しているが、四季報コメントが面白い。ワイン製造後のブドウの搾りかすで土壌浄化する工法を開発・・・一体どうやって思いついたのか(笑)みたいな変わり種の工法もあれば、一方で道路に磁石を埋め込んで自動運転の位置情報を把握する技術も開発しており、多様な技術を有することが分かります。

 

資産株? ネットキャッシュ>時価総額な株

建設株はどうも割安な株が多いですね。中には割安が行き過ぎて、手持ちの現金よりも時価総額の方が低いなどという会社があります。

つまり、企業体としての価値が「マイナス」だと判断されているということになります。よほど赤字垂れ流し企業でもない限り、そんなことはあり得ないわけですが・・・。

1905 テノックス 建設基礎工事の大手。独自の工法を持つ会社。ここは時価総額が69億円なのに、ネットキャッシュが86億円になってしまっている。

このほか、時価総額は下回るものの、1897 金下建設時価総額150億円に対してネットキャッシュ110億円。1904 大成温調は129億の時価総額に対して100億円程度のネットキャッシュを抱えている。

特に金下建設は、2016年以降緩やかに上昇していっている。

 

1911 住友林業 市況関連株 住宅と建材の2本立てな会社。国内不振をアメリカ不動産がカバー。世界初、使途を環境関連に絞った「グリーン転換社債」を100億円発行。

 

1925 大和ハウス工業 市況関連株 戸建住宅、賃貸、事業施設などを広く展開。ここは連続増配中。中期経営計画でも積極成長を目指す。増配も続ける。

 

1928 積水ハウス 市況関連株 住宅首位。西日本豪雨もあり苦戦中だが、新たに低価格帯の戸建を発売して拡大を目指す。配当利回りは同業他社に比べて圧倒的に高い4.6%。安全性も高いので、配当目当てで買ってもよいのでは。

 

1951 協和エクシオ 市況関連株 ここは前号でも注目した。10月に統合した三社が来期以降フルに寄与する。このため、売上高、利益ともに統合前のほぼ1.5倍まで上昇。また、海外拡大を目指して、シンガポールの電気設備工事企業も買収。勢いづいている。

 

1952 新日本空調 市況関連株 空調設備会社。原子力空調も手掛けるすごい会社。四季報コメントの【開花元年】というのが面白い。これは自社の取り組みを広報する「ESG経営戦略室」を開設したことによるもの。株価は緩やかな上昇を続ける。

 

まとめ

建設業界はやはりこのところちょっと不調かな?という感じが見え隠れします。ここで取り上げた比較的好調な企業の共通点として、海外展開が非常に積極的というところがあります。逆に言えば、もう国内の成長はあまり期待できないということに・・・。

次回は食料品株へ行きます。とはいっても、製粉とか精糖とかの原料系です。

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