さよならDeFi Kingdoms(2022/08/26 極私的クリプトニュース)

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クリプト価格はあまり変動がありません。それはそれとして、ちょっと某BCGでどうにも承服できない動きがあったのでちょっと書きます。

2022/08/26 20:00 時点でのビットコイン価格は、1BTC=290万円前後での推移となっています。一昨日から約10万円の下落となっています。

また、クリプト全体の時価総額は:¥147,516,837,231,604で、過去24時間で-1.5%となっています

ビットコイン含めた気になるコイン・トークンの値動き一覧です。

全体としてやや弱い動き。新たな提案のあった$JEWELが大きく伸びていますが・・・。

昨日時点の値動きです。

ビットコインドミナンスの状況は?

仮想通貨界全体の雰囲気がわかるビットコインドミナンスの推移ですが、ドミナンスの変動は大きくありません。
2022/08/26 20:00時点でのビットコインドミナンスは38.1%、イーサリアムドミナンスは18.6%となっています。

昨日のビットコインドミナンスです。

今日のスポットライト!

今日のスポットライト!時価総額300位までの銘柄からベスト・ワーストとも上位15通貨・銘柄まで表示します。$KUJIが再び上昇しています。

昨日のスポットライトです。

(意見記事) DeFiKingdom運営はプロジェクトを即刻解体し、ロックされたJEWEL分に応じた金額を配分せよ

今日、DeFiKingdomsから、新たなトーケノミクス案が発表されました。その中でロックジュエルを別トークンに換えて配布するという案が提示されたため、反対の立場から以下の意見を表明します。

崩壊したHarmonyチェーン

2022年6月にHarmonyのブリッジが攻撃され、約1億ドルが流出しました。このためにHarmonyチェーン内の各プロトコルは大きな打撃を受けました。それはDeFiKingdoms(DFK)も例外ではありません。

正直DFKとしての被害額がどの程度なのかは見通せませんが、Harmony≒DFKといっても過言でない状況であり、相当の被害を生じたと見ていいのではないでしょうか。

過去の経験上、これから向こう2~3年はどれだけ魅力的なプロダクトが作られても、それが話題になり、資金を集めることはありません。DFK側もそれは当然理解しているわけで、そのために多くの運転資金を確保し、冬の時代をやり過ごすつもりでした。しかしそれはもう失われたのです。

裏切られた希望

私は当初、DFKがHarmonyからの移転を検討すると発表した際、歓迎していました。それは(ちょっと早とちりですが)HarmonyからPolygonに移ると考えていたからです。Polygonであれば十分知名度もあり、エコシステムも大きい。3年後まで生き残っている可能性は高いでしょう。

むしろ更なる飛躍につながる・・・そう期待していました。

しかし結果はKLAYTNという非常にマイナーかつ、規模の小さいチェーンへの移転でした。KlaytnのTVLは今日現在で3.2億ドル。日本円にして約400億円。DeFiLamaが示すDeFi全体に占めるシェアは0.5%にすぎません。

Harmonyという小規模なチェーンを選んでしまったがために、一度の攻撃でエコシステムが壊滅してしまったという教訓から何も学んでいないじゃないですか。

仮にPolygonやその他の大手であれば、ハッキングも日常茶飯事ですが、その一方で一度の攻撃で壊滅といういったことにはなりません。

Polygonに行かずにKlaytnいった理由はいろいろ考えられますが、これ、という理由を挙げられるほど情報がありません。Polygonに断られた?とも思いましたが、別に断る権限ないですからね。勝手にプロジェクト作ればいいわけですから。逆にKlaytn側からの働きかけがあったのかな?とすれば自然ですが、それも証拠ないですし。

DFKはもはや破綻した。清算以外に道はない

いずれにせよ、今日発表になったロックジュエルを破棄して、別トークンを配布する、という提案は承服できませんが、この発表でJEWELは大きく上昇しています。それはそうでしょうね。JEWELの売り圧懸念が解消されるわけですから。

そしてその代わりに配布される新チェーンでのトークン(仮称KPT)やCRYSTALの価値は低いものになります。JEWELはDFKチェーンのガスとして、利用される一方、CRYSTAやKPT(仮)にはそこまでのユースケースがまだないからです。単なるゲームのユーティリティトークンでしかない。それをDFK側は意図的に混同している。

私もクリプトを触るようになって長いですが、確かにこの世界では当初の約束がきっちり果たされるということはまずありません。ハッキングも多い、ラグプルも多い、スキャムも多い・・・。

だからと言ってそれを許してよいわけではないでしょう。

これも断言しうるだけのデータがないで推測になってしまいますが、おそらくDFKにはもうお金がないんでしょう。当初の約束を誠実に履行する体力がもう残っていない。JEWEL価格は低迷しているし、加えてHarmonyチェーンに致命的な打撃となるハッキングまで起きてしまった。DFKはもう破綻企業なのです。

破綻企業の債権者たる我々債権者にできることはただ一つ「即刻企業を解散させ、個々の持ち分に応じた配当をよこせ」ということ。そうでなければ、赤字会社の従業員の人件費が支払われつづけ、無意味な経費が使われ続け、そのために債権者のものだったはずの原資が目減りし続けることになります。

そのあたりの清算をきっちりしてから、有志で集まってゲームの開発でもなんでもやればいいわけです。

まとめ

私には上記の提言を実現させる力がないので、はっきり言って年寄りの繰り言にも等しく、運営側が強引に行おうとしているロックJEWELの実質価値の毀損は行われてしまうでしょう。

2019年に多数のプロジェクトが資金難やメンバーの不和などから停止してしまったのと同じ末路をDFKは確実にたどることになるはずです。

人生でもなんでもそうですが、長く続ければいいってものではないのです。止め時があるのです。DFKはそれを誤ったのです。

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