BSC系DeFi今日の出来事(12/8/2020)CZ VS YZ

DeFi運用記

ビットコイン以下仮想通貨全面安という中で、$CAKEはどうにか0.5$水準を維持しています。ただ、全体が下げの中でどこまでこのままでいられるか・・・。

ところで、BSCトークンの中で個人的に有望だと思っている$TWTを買い集め始めた途端に、全然違う$INJが上がるという悲劇（喜劇）が発生しました。

$INJについてはこないだまでPancakeSwapでもらえたはずですが、アイコンのシンボルのデザインが気に食わなかったので（は？）あまりもらわなかったんですよね。（※個人的経験則で、シンボルやサイトデザインがダサいとスキャムor失敗プロジェクト率が高い）

そんで今更調べていたら、日本語情報ってほとんどないんですよね。

最近はやりの仮想通貨女子なーちゃんさんの動画が唯一じゃないでしょうか。彼女このところ一部界隈でスゲー推されてます。フォロワーも急増しているし。すげー。ただ、動画中で紹介している「パートナー」はあまり信頼しない方がいいです。
（AWS使っただけでAmazonがパートナーだ！と称するようなことを2017～18年のダメICOはよくしてました。）

【緊急企画】CZ 対 YZ あなたはどっち派？

この問題、あなたはどう思いますか？

きっかけは不慣れなユーザーの送金ミスから

昨日、Zaifを利用している私の元に、こんなメールがとどきました。

要するに、このところBinanceSmartChainのアドレスから誤ってZaifのアドレスにトークンを送ってしまうというミスがおきているけど、Zaifとしては一切対応しませんよという事ですね。

こうした動きにBinanceのCZ、キレます。

BSCアドレスからの誤送金について対応しない国内取引所について、名前を出すぞ！といきまいています。おそらくZaifのことでしょう。

Zaif VS Binanceの因縁

ZaifとBinanceといえば、2018年に発生したZaifのハッキング事件の際、当時のBinanceがKYC（個人情報の登録）なしに1日当たり2BTC(確か)を扱える仕様だったことを悪用され、Zaifから流出したBTCがBinance経由で処分されるという事がありました。

Zaifの運営を引き継いだフィスコが、今年の9月にこの件でBinanceを訴えており、両取引所間には因縁があります。

こうした一件においてBinance及び創業者のCZに対して良い印象を抱かない投資家も多く、$XEMのインフルエンサーとして知られるタヌ尊氏はCZ氏に対して罵倒リプを送っています。

Bigstoneこと大石哲之氏は比較的冷静なコメント

ヨーロピアン氏も冷静。自分で責任とれない奴はおとなしく国内取引所だけ使っとけと。

一方でCZに全面賛成というコメントも。

ここまで賛否両論という感じですが（どちらかというとCZに対する否が多いか）、ここで日本の暗号資産業界を代表するあの人がこの問題についてコメントを出します。

加納裕三氏（ビットフライヤー創業者、現：BF BlockchainのCEO）のコメント

基本的にはその通りなんですが、私がモヤっとしたのは、最後のツイートの「ライセンスを取得せずに、規制も守らずやりたい放題やってる海外取引所がどれだけ国内取引所に迷惑をかけているのかということを理解すべき」というところです。

Binanceがまるで遊びか嫌がらせでいろいろやっているかのような言い方はどうなんでしょうか。

別にCZというかBinanceも嫌がらせのためにBSCを作った訳ではありません。海外取引所の存在が国内取引所にとって迷惑だ、というなら、そもそもビットコインや仮想通貨の存在自体、既存金融からしたら既得権を脅かす迷惑なものでしかありません。

また、勝手と表現していますが、仮想通貨自体、そもそも勝手にうまれ、勝手に育ったものです。そしてその仮想通貨の交換業を、銀行や証券会社というような旧来の金融の枠に無理やり当てはめ、実態に合わない過剰な規制を行った結果、加納さんがいうような数十億というコストがかかるようになり、スプレッドは高いまま、結果的にユーザーが損をする仕組みになってしまっています。

矛先が全然違います。YZ（加納裕三氏）が戦う相手はCZではなく、金融庁ではないんでしょうか。

そもそも、ビットコインのような無国籍的なものに本気で向き合えば、どこか特定の国の規制に当てはめることが土台無理である（A国の規制でOKでも、B国でNG……というように。まさかビットコインの仕様を国ごとに変えることはできないし……）ことは分かるはずです。

Binanceが勝手なことをしているという見方もできますが、そもそも無国籍的なものを取り扱おうとした結果、国の枠を超えてしまったというのが実際のところではないんでしょうか。

皆さんはどう思いますか？

私はこれまで仮想通貨にポジションを取っているというだけで、薄っすらとした仲間意識をほぼすべての仮想通貨の投資家に対して抱いていたんですが、実はみんなバラバラな方向を向いてたんだなあという、当たり前のことにようやく気付けました。