今どきのIEOって早いなあ(老人並みの感想)
実は昨夜、時間があったこともあって数年ぶりにICO、というかIEOに参加してみました。まあ、結論からいえば買えなかったんですけどね。どうやら、ここ数年のIEOは「早押しゲーム」と化しているようで(笑)。
ちなみに今回(あまり内容も把握せずに)参加したIEOは、海外の大手取引所であるPoloniexが初めて手掛けるもので、あのジャスティン・サンが手掛けるTRXベースのステーブルコインで、トークン名はJUST($JST)。
売り出されたのはトークン全体の4%程度と非常に少なく、5/5 23:00のセールスタートとほぼ同時に売り切れてしまいました・・・。
なんでこんなに売りだし少ないんや・・・。
昔はよかった・・・
期待していたIEOに参加できなかったことで、私はかつてのICOというか、クラウドセールのことを思い出していました・・・。
私がかつて参加したICOといえば・・・もう6年前の話になるのですね。多分史上初のICO(のはず)である、イーサリアムのクラウドセールなのですが、当時販売されたイーサリアムは約5000万ETH。現状流通しているイーサリアムは約1億1000万ETHなので、半数以上のETHがプレセールで売り出されたことになります。
しかも期間は2014年の8月から数週間かけてゆっくりと行われており、今思えば非常に悠長なクラウドセールだったんだなあと思い起こされます・・・。
当時の価格は、1BTCあたり、2000ETHで買えました(私はちょっと遅れて買ったので、1BTC=1,500ETH位だったと思います)。2014年当時のビットコイン価格といえば1BTC=6万円だったので、1ETHに直すと30円ですよ30円。その後のチャートはご覧の通り。2017年のバブル時には最高値で13万円までいきました。価格でいうと実に4000倍以上です。
ただ私はクラウドセールから2年ぐらい後に全部売っちゃったので、この強烈な上げを享受することはできなかったのですが・・・。
一方で、当時2.5BTC(当時の相場で約10万円)突っ込みながら、現在では全く無価値となってしまったGEMZトークン(メッセンジャーアプリで使用できるトークンという触れ込みだったが・・・)のようなものや、前回バブル時一時1万円近い値を付けながら、現在ではほぼ死にかけとなったFactomのようなものもあって、2014~15年頃のICOは今以上に玉石混交、カオスな世界でしたね。
余談:買ったイーサリアムが取り出せない!
2014年当時、ICOで買ったイーサリアムは、発行された自分のアドレスに保管されていたのですが、当時はイーサリアムウォレットのクライアントソフトにはコマンドを叩いて操作するものしかない(イーサリアムを送るために、ごく簡単なプログラムを入力しなければならない)という時代だったため、買ったイーサリアムを取り出すことができず、かなり長い間放置していました(笑)。
その後、より簡単に操作できるアプリケーションが出来てきたので、無事にイーサリアムを買ったアドレスから取り出し、売ることができました・・・。
これも今では考えられない話ですね。
もうIEOでは儲からないのか・・・
仮想通貨の認知度が当時とは段違いであることや、世界的に規制が強まっていることもあり、そもそもIEO自体の数が少なくなったうえ、競争率も高くなって、もうかつてのようにプレセールでトークン買って握っておけば勝てるといった甘い時代ではなくなりました。
これからは、ビットコインだけをひたすら握り続けるか、有望なアルトコインがあれば、慎重にインするか、今回のようなIEO案件でひたすら早押しするかしかなさそうです・・・。
本当に厳しい時代になりましたなあ・・・。
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