都市部以外も地価回復?・・・そんな四季報2020春号全部読む!前回は巻頭特集などを見ていきました。
(前回記事:第1回 情報・通信業界はなぜ不調?孫なこときかないで?)
(前号記事:四季報2020新春号全部読む! 第2回 売上1/10でももう一度表舞台にTATERU?)
今回は70~119P(1301 極洋~ 1824 前田建設工業)です。建設系企業ばっかり。いずれもここから苦しくなりそう・・・。
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1301 極洋~ 1824 前田建設工業(70~119P)
大手ゼネコン四社比較してみた
今号も相変わらず、各業界の大手企業の比較をします。直近2年間のチャートということで、2018年3月からの2年間チャートを比較することにします。
最初は大手ゼネコン四社(大成建設、大林組、鹿島、清水建設)です。この2年間の株価ですが、この下落に見事に四社とも捕まってしまい、もはやどこと比較するのも無意味な状態になってしまいました・・・。ただ、元々安かった鹿島と大成建設は、なんとか下げ切らずに踏みとどまっている印象でしょうか。
各社今後の動きです。1801 大成建設はソフトバンクとともに5Gを活用したトンネル施工の遠隔化実験を実施中。また、洋上風力発電も開発中。1802 大林組もこちらはKDDI、NECと組んで5Gを利用した工事の研究に取り組んでいます。また新たに関東支店を新設し、北関東の営業力許可を目指す。1803 清水建設は発電会社と協業して、秋田県沖で洋上風力を開発中。そして1812 鹿島は竹中工務店とロボット施工やIoTなどの先端技術で協力し、さらに幅広い企業に協力を呼びかけます。
1605 国際石油開発帝石【鉱業】↓前号比減額 市況関連株
【着実】【アバディ】原油・ガス開発生産で国内最大手。政府系企業。生産量は伸び、販売も順調・・・だったが、このところの原油価格の下落がエグいことになっており(なんと1カ月前の約半値!)、おそらくここの会社への打撃は相当なものになると思われる。政府系のしかも大企業であるため、致命的なことにはならないだろうが・・・。そんな下落の中で、配当利回りはなんと6.7%と驚異的な数値。予想ベースだが、配当性向は4割にも行っていないので、そんな急に減配とかにはならないはず(利益以上に配当している過去例もあるし)株価は当然真っ逆さま。減配覚悟で買って見るのもあり?
1721 コムシスHLDGS【建設】→前号並み 優良株
【増益続く】【備え】電気通信工事の最大手。ほぼNTT系。今期は官公庁からの需要が強かった。来期も5G減税によって5G関連工事がいよいよ本格化。現在急ピッチでネットワーク整備を進める楽天モバイル分も寄与して増益・増配予想・・・だが。コロナウイルスの影響が読み切れない現状、大幅な下方修正など覚悟する必要あり。とはいえ、通信工事は安定的な需要があり、5Gは国家的に推進しているプロジェクトでもあることから、一気に売り上げや利益が吹っ飛ぶとは考えにくいが。
1808 長谷工コーポレーション【建設】→前号並み 市況関連株
【横ばい圏】【子会社化】マンションの建設では首位。土地から計画、施工までを一括してカバーする。業績は横ばい圏。来期以降はマンション需要どうなるのか見通せないが、配当利回りがとんでもなく高いことは確か。現状6%越えだが・・・。
まとめ
今回は70~119P(1301 極洋~ 1824 前田建設工業)を見ていきました。どの株もどの株も酷い下がりよう・・・。先月から株持ってて逃げられなかった人は本当につらいかもしれないけど、早く損切りした方がいいと思います。
さて、次回は120~169P(1826 佐田建設 ~ 2114 フジ日本製糖)です。身近な食品業界も多分コロナウイルスで業績ぐずぐずになってるんでしょうね・・・。(次回:第3回 月面探査へ行ったんさい!高砂熱学工業)
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~今号ここまでのまとめ~
前号(2020年第1集 新春号)まとめはこちら!
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