昨年のお正月に続いて2回目となりましたこの企画。今年もやります!(昨年の記事:前編 後編)
2020年の株式市場は、大型株中心の日経平均は年末にかけて好調だったものの、IPO銘柄など新興銘柄が集まるマザーズは下の画像をみても明らかなように年後半の上昇が弱く、厳しい結果に終わりました。
市場の資金が小型株や成長株に流れ込んでいないのは明らかなので、この先この流れがどこまで続くかがポイントになると思われます。仮想通貨でもそうでしたが、バブルの最後の方は、小型の銘柄にも資金が流入してくるといわれます。
もしかしたら今年のどこかで、成長株や小型株にとってのボーナスステージがやってくるかもしれません・・・。
それでは今年も、昨年上場したIPO銘柄から、今年2020年の飛躍が期待できそうな銘柄を選んでみたいと思います。この記事は前編です。
2019年の東証上場90社から有望企業を探せ!
2019年に新たに東証に上場した企業は90社で、昨年の97社に比べてやや減少しています。
これらの企業を一社一社見るのは大変なので、私がいつも参考にしているこの本「会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方」
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にある、「テンバガーの4条件」に当てはまる銘柄をスクリーニングしてみました。(スクリーニングはバフェットコードと株探の併用。バフェットコードはやや情報が古く、8月以降上場銘柄の数字が入っていなかったため、直近上場企業の情報は株探から手入力した←大変でした(笑))
- 前々期⇒前期売上高成長率20%以上(※4年間続けるとほぼ売上高が2倍になる)
- 営業利益率10%以上
- 上場5年以内(2019年上場の銘柄だけに絞るのでこの条件は関係なし)
- オーナー経営者がいる(筆頭株主=社長本人かその管理会社)
これが2019年IPO有望12社だ!
スクリーニングの結果、浮かび上がってきたのは以下の12社です。ほとんどサービス業と情報・通信業ばかりになってしまいました。
こうしてみると、2019年2,3月に上場した銘柄はそこそこの値動きですが、春以降の上場企業はかなり厳しいところが目立ちます。
7069 サイバーバズは11月の決算が良かったことが上昇の引き金になったようです。ただし、新興銘柄だけあって値動きは荒く、1日で10%程度上下に振れることもあるので、投資される方はくれぐれも気を付けて。
一方大きく下げている所では、4438 Welby、7066 ピアズが上場から半値以下になってしまっています。2社とも11月の決算をしくじってしまったため、このような結果になってしまいました。
もうちょっと!営業利益率5%~10%未満の企業
それから、営業利益率は10%には届かないものの、もう少し(営業利益率5%~)という企業も9社ピックアップしてみました。
むしろこれらの会社の方が、私好みの会社が多いような気がします(笑)。7674 NATTY SWANKYは飲食業で業態が分かりやすいので、個人的には投資しやすいと思います。
12社+9社=21社から2020年の有望株を見つけたい!
ここまであげた21社の中から、今年2020年の有望株(できればテンバガー)を見つけていきたいと思います。あんまり数が多すぎてもよくないので、3~5社程度に候補を絞ってみたいと思います。
それでは次回の後編でお会いしましょう!
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