四季報2019秋号全部読む! 第15回 武田薬品工業の配当高けぇだ!

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明日はついに天皇陛下の即位の日!そんな四季報2019秋号全部読む!前回は668~717P(4220 リケンテクノス ~4406 新日本理化)などを見ていきました。若い企業がおおくていいですね。

(前回記事:第14回 チームスピリットの成長鈍化?微増にとどまりどんか(どうか)した?
(前号記事:四季報2019夏号全部読む! 第15回 花王はトイレタリー製品に環境対策を取り入れたりして頑張る

今回は718~767P(4409 東邦化学工業 ~4594 ブライトパス・バイオ)です。今回も昨年末~今年上場の企業が多いです。

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4409 東邦化学工業 ~4594 ブライトパス・バイオ(718~767P)

製薬業界大手四社の値動き比較

製薬業界大手四社(武田薬品工業、第一三共、アステラス製薬、エーザイ)のここ2年の値動きと、今後の見通しを比較してみます。2017年10月からの四社の動きですが、第一三共の動きが圧倒的です。この2年で150%以上ということは株価が2.5倍以上になったという事であり、非常に優秀です。今年に入ってからは市場全体が非常に軟調でしたが、ここに投資していた投資家の方は正解でしたね。残り3社の中でも武田薬品だけが大きく株価を下げており、この2年で半分以下に落ち込んでしまいました。シャイアーとの大型合併で売上高3.7兆円の世界的企業にまでのし上がったにもかかわらず、この不調は一体何なのでしょうか。また、エーザイも今年初めまでは第一三共並みの優秀な動きをしていたのですが、春以降がくんと下げてしまっています・・・。

各社今後の見通しですが、武田薬品は合併したシャイアー開発の医薬品を売却し、合理化を進める一方で、抗がん剤の製造に力を入れる方針。アステラス製薬は難聴薬の販売権を取得して再生医療領域を強化中です。続いて第一三共は血液がんの新薬が承認されてがん治療に力を入れています。最後エーザイも抗がん剤新薬の承認を取得し、既存の「キイトルーダ」との併用療法を売り込んでいます。

第一三共の株価が好調なのはよくわかりますが、武田がここまで下げているのもなんか変な感じがします。第一三共売りの武田買いすると、いい感じで鞘取り出来るかもしれません。

4428 シノプス 【情報・通信】→前号並み 急成長株

【下期変調】【大口案件】大手小売り業向けに需要予測型自動発注システムの「sinops」を展開する企業。小売向けの課金収入が好調。一方軽減税率対応でやや対応に遅れが生じるも何とかこなす。今後も伸びる見通し。コンビニ大手と行っている実験も進み、今後の受注につなげていく。株価は夏以降順調に上げている。今は調整局面か?

 

4429 リックソフト 【情報・通信】→前号並み 急成長株

【順調】【新製品】業務系パッケージソフトの販売を行う。業績は好調で、様々な業種で導入が進んでいる。また、新製品としてAIとRPAを組み合わせたツールの取扱いを開始している。株価は夏前をピークにして、ほとんど戻らないまま下げ続ける悪夢のような展開に。上場初値も割ってしまい、一体この下落はいつ止まるのか?

 

4431 スマレジ 【情報・通信】↓前号比減額 急成長株

【連続増益】【拡充】スマホを使ったPOSレジアプリの会社。消費税軽減税率対応を追い風に、有料サービス利用の店舗数が大幅に増加した。周辺機器販売も伸び好調。展示場も開設して知名度アップを図る。とはいえ株価はずっと底ねりを続けている。いつ本格的な上昇に乗るかは、誰にも分らない。

4434 サーバーワークス 【情報・通信】↑前号比増額 急成長株 😊会社比強気

【増額】【お墨付き】アマゾンのクラウドサービス「AWS」の導入支援。AWSの課金代行や保守運用は想定以上の好調ぶり。人件費は増えたがそれをこなして増益。四季報コメントの「お墨付き」というのはAWSの本社から技術認定を日本で初めて同社が受けたため。10/15発表の決算は好決算だったものの、株価がついてこない。どうなっているのか・・・。

4435 カオナビ 【情報・通信】 →前号並み 急成長株

【黒字化】【連携活発】顔写真を使った人材マネジメントシステムを展開する。顧客が順調に増え、ようやく黒字化達成。広告宣伝も活発化し、CMも放送中。今後は他社のバックオフィスサービスと連携して利便性向上を図る。また、新サービスとして離職の予兆を察知するアンケートサービスを提供する予定。株価は春以降は下落一途・・・。苦しい。

 

4452 花王 【化学】 →前号並み 優良株

【連続増配】【化粧品強化】トイレタリー国内トップ。訪日中国人向けは下期に回復へ。化粧品もブランド見直しが効いて好調。今後はしわ改善美容液など化粧品を強化。業績は毎年毎年着実に上昇中。株価は夏に下落するも、秋以降は復調気配。今月末には決算を控えているが、いったいどうなるか?

 

4519 中外製薬 【医薬品】 →前号並み 市況関連株

【好伸】【前進】ロシュ傘下の医薬品大手。抗がん剤、血友病薬が想定以上に好調。業績次第では大幅増配もあり?来期20年12月期は薬価改定による業績悪化も懸念されるが、主力品は今後とも好調を見込む。新薬も承認され、今後も伸びが見込まれる。株価は年間通して大きく上昇中。一体どこまで伸びるのか?今週後半に控えた決算に期待が集まる。

4587 ペプチドリーム 【医薬品】 ― 急成長株

【営業赤字】【免疫治療薬】ペプチド医薬品候補を大手製薬を作り、技術供与を行う会社。決算期の変更もあり、営業赤字決算となってしまっている。開発負担が重いが、来期以降は通常の12カ月決算に戻る。現在は次世代のがん免疫治療薬に力を入れており、来年以降臨床開発の開始を目指す。なお、最近筆頭株主の会長が持ち株を売却した模様。あまり良い兆候ではない気が・・・。株価は8月を天井に下落傾向入り。

 

まとめ

今回は718~767P(4409 東邦化学工業 ~4594 ブライトパス・バイオ)を見ていきました。ベンチャー企業に、バイオ系企業などいろいろと見てきましたが、自分で理解できないバイオ系に安易に金突っ込むのは厳しいっすね。それにしても、久々にこんなに取り上げたのではないでしょうか。

さて、次回は、768~817P(4595 ミズホメディー ~4765 モーニングスター)です。(次回:第16回 オリエンタルランド株は好材料でずにー高値圏へ

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~今号ここまでのまとめ~

第14回 チームスピリットの成長鈍化?微増にとどまりどんか(どうか)した?
第13回 日産化学の下落は二、三日後も続くのか?
第12回 ダブルスタンダードのAIは金融業界とええ相性
第11回 キャッシュレス決済好調でGMOペイメントに喝采
第10回 TKP宴会サービス進出でさらに業績ええんかい
第9回 トリドールHLDGS業績はうどんうどん回復!
第8回 ココカラファインの前途は曇りなく清し?
第7回 神戸物産株がんがん買うべ?
第6回 くら寿司国内不調も海外が好調で問題ないですし
第5回 手間いらず株の上昇止まらず

四季報2019 秋号全部読む!第1回~第10回まとめ

~前号まとめ~

四季報2019 夏号全部読む!第1回~第10回まとめ
四季報2019 夏号全部読む!第11回~第20回まとめ
四季報2019 夏号全部読む!第21回~第30回まとめ
四季報2019 夏号全部読む!第31回~第38回まとめ
裏日本インデックス 四季報2019夏号版

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