梅雨明け!そんな四季報2019夏号全部読む!前回は768~817P(4598 Delta-Fly Pharma ~ 4769 インフォメーション・クリエイティブ)を見ていきました。(前回記事:第16回 オービックの好決算にOH!ビックリ!)
今回は818~867P(4770 図研エルミック ~ 5104 日東化工)です。今回はサービス系企業や化粧品メーカー、日用品など、結構身近な企業が多いかな。
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4770 図研エルミック ~ 5104 日東化工(818~867P)
4776 サイボウズ →前号並み 急成長株【情報・通信】
グループウェア大手。顧客のIT設備投資拡大から、業績順調。コストもかかるが吸収して増益。今後はクラウド向け注力。ITバブル(1999~2000)の頃からの老舗ITだが、10%以上の業績成長を達成。ただし、6月に業績予想幅の上限が下方修正(わかりづらいw)されてしまい、いったん調整入りするも復活。
4792 山田コンサルティングG ↓前号比減額 市況関連株【サービス】
経営コンサル大手で、事業承継に強い。業績は一旦不調となるもなんとか取り戻す。海外でも案件をとるために中国、ベトナムなどに展開。株価は軟調気味・・・。
4800 オリコン ↑↑大幅増額 市況関連株【情報・通信】
音楽ランキングでおなじみの会社。最近ではニュースサイトと顧客満足度(CS)調査で稼ぐ会社に変貌。CS調査は拡大中。最近はここも時代の流れかyoutubeチャンネル開設。現在登録者数は63万人だが、100万人が当面の目標。株価の伸び方が非常に良い。
4911 資生堂 →前号並み 市況関連株【化学】
化粧品大手。構造改革の成果か、連続最高益達成。外部人材を社長に起用した2014年以降売上高、利益とも大きく成長した。国内、中国向けも伸びた。新たに横浜で稼働した研究所にはジムや売り場も併設。今年に入ってから22%株価が上昇。かつての名門完全復活といえるだろう。
4967 小林製薬 →前号並み 市況関連株【化学】
「小林製薬の糸ようじ」・・・でおなじみ小林製薬。中国で冷却シートが絶好調となり営業増益に貢献。また、新商品としてスタンプタイプのトイレ掃除ジェル発売。トイレ掃除が楽になるのはありがたい・・・。株価は軟調。
石油元売り大手の業績予想を比較してみた
石油元売り大手三社(JXTG、出光興産、コスモ石油)の業績予想を比べます。石油元売り業界といえば、今年4月に出光が昭和シェルを取り込んで業界2位の座を盤石なものとするなど、大再編の波が訪れています。
最近はJXTGが台湾で洋上発電のノウハウを獲得中。出光興産は320億円の自己株買いを計画、コスモはJXTGより一足早く国内向け洋上風量発電を計画中。
株価は、昭和シェルとの統合が発表された直後の出光が頭一つ抜けましたが、その後は人気も落ち着き、三社とも日経平均を下回るパフォーマンスに終始しています。
まとめ
今回は818~867P(4770 図研エルミック ~ 5104 日東化工)を見ていきました。IT、化学、不動産、石油などごちゃごちゃとした界隈でした。
次回は、868~917P(5105 TOYO TIRE ~ 5484 東北特殊鋼)です。(次回:第18回 日本カーボンの株価~ボンと上がるか)
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四季報読者必読の書!
~今号ここまでのまとめ~
第16回 オービックの好決算にOH!ビックリ!
第15回 花王はトイレタリー製品に環境対策を取り入れたりして頑張る
第14回 ZUUはずーっと成長し続けられるのか?
第13回 バカマツタケの普及をただ待つだけ・・・
第12回 アバントは経団連に入っても付き合う相手をよく選ばんと・・・
第11回 バイマはメンズ取り込めれば売上何倍までも!
四季報2019 夏号全部読む!第1回~第10回まとめ
ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)
・「新分野」「新境地」など、大きく生まれ変わる気配のある企業
・新興企業であれば、20%以上の増収、10%以上の営業利益率を数年続けられる企業
・サブスクリプションなど安定した収益モデルを持つ企業
・その他時事ネタ株
・好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。特に気になった点は太字で。
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