四季報2019春号全部読む! 第35回 海運株は何年待てば開運するの?

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四季報2019春号全部読む!前回は1667~1716P(8594 中道リース ~ 8931 和田興産)を見ていきました。(前回記事:第34回 マネックス仮想通貨上昇への期待マックス!

今回は1717~1766P(8934 サンフロンティア不動産 ~ 9265 ヤマシタヘルスケアHLDGS)を見ていきます。

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8934 サンフロンティア不動産 ~ 9265 ヤマシタヘルスケアHLDGS(1717~1766P)

8944 ランドビジネス →前号並み 市況関連株【不動産】

建築、不動産販売、賃貸などを手掛ける。ここはなぜか昨年9月から急に動意づいた。原因は自己株買い。浮動株比率が非常に低い(6.3%)ので吹き上がりやすい。しかし今年に入ってからは800円を挟んでのレンジ相場が続く。

9022 東海旅客鉄道 →前号並み 優良株【陸運】

JR各社の中でもとびっきり採算のいい東海道新幹線を持つJR東海に注目。新幹線はビジネス・観光とも好調で最高益達成。売上高営業CF率が33%と異例の数字をたたき出している。

ただ、このところは株価が下げ基調。配当利回りも低いので、キャピタルゲインを目指そうとするとここからは厳しいか。

長期的な話をすると、採算の悪いJR他社との合併を「押し付けられる」可能性がある。もと国営企業で、国の意向には逆らえない(株式的には完全に民営化しているけど)ので、それさえなければ。

ここからは個人的な意見なのだが、JR東海はもう国内での発展は見込めない(観光客増でも人口減はカバーできない)のだから、思い切って海外に飛び出し、日本の優れた鉄道の運営ノウハウを海外に輸出する「鉄道メジャー」としての役割を目指せるのでは?と思っている。

 

陸・海・空運業界株の平成30年間振り返ってみた

今回は陸海空運の大手企業が集まる回、ということで、各業界の平成30年間の値動きを振り返ってみたいと思います。JR各社はすべて平成以降の上場なので省略して、私鉄から始めたいと思います。

その① 私鉄大手の平成30年間を振り返ってみた

私鉄業界はどこの会社も平成寄り天(平成元年が最高値)となっており、東武、東急に関しては30年間で株価が半減という残念な結果に。鉄道業界はコストがかかるうえに、売上高を伸ばしづらいので、いたしかたない側面はありますが・・・。

 

その② 運輸サービス業大手の平成30年間を振り返ってみた

運輸サービス業は日通とヤマトで明暗が分かれました(佐川系のSGホールディングスは上場時期が新しいので比較できず)。日通は2009年に宅配便から事実上の撤退を決めるなど、勢いに欠けた反面で、ヤマトは乱高下しつつも約2倍に上昇することができました。

 

その③ 海運大手の平成30年間を振り返ってみた

海運業は他の業界とは独特な動きをしています。もっと長期のチャートを見るとわかるのですが、10年~10数年に一度株価が10倍になる大チャンスが来るんですよね。前回のバブルは2006~7年ごろ。父が海運業界に当時勤めていたので、すごく景気が良かったらしく、高い寿司をサラッとおごってもらい「親父ってすげぇ」と思ったのを覚えています。(その後景気が悪くなるとともに、仲も悪くなりましたが(笑))

今から仕込んでおけば、数年後には・・・(ないか(笑))

 

その④ 空運大手の平成30年間を振り返ってみた

空運は大手が2社しかなく、一社は途中で上場廃止なので、あんまり正確な比較はできないですが、全日空は平成元年がピークであとは下げる一方。このところは下げ止まっていますが、30年間で8割も株価が下げてしまいました。日航は2012年の再上場後の数字しか残っていないので、これ以降の比較となります。上場したのがアベノミクス相場開始直前なので、平成終値まで約2倍の上昇を遂げていますが・・・時期がよかったとしか(笑)。

 

まとめ

今回は1717~1766P(8934 サンフロンティア不動産 ~ 9265 ヤマシタヘルスケアHLDGS)を見ていきました。大手企業ばかりなので、ほとんど平成振り返りしかしていないという状態に(笑)。しかし、海運株は今から仕込めば、数年後おいしい思いができるかもしれません(数年寝かす前提で)。

次回は、1767~1816P(9266 一家ダイニングプロジェクト ~ 9503 関西電力)です。小売・卸売業やインフラ系が集まる回です。(次回:第36回 ゼンリンの地図はGooglemapと完全リンク切れ?

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~今号ここまでのまとめ~

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