日米とも株価は下げ止まり基調ですかね。あとダイヤ通商の株価推移にがっかり・・・。そんな四季報2019春号全部読む！前回は1317～1366P(7190 マーキュリアインベストメント ～ 7426 山大)を見ていきました。（前回記事：第27回 アルヒ突然不正発覚・・・？）
今回は1367～1416P(7427 エコートレーディング ～ 7599 IDOM)を見ていきます。卸売・小売業です。この業種もやたらと多いんですよね～。
クリック証券は信用取引するならベストだね。
7427 エコートレーディング ～ 7599 IDOM（1367～1416P）
7447 ナガイレーベン →前号並み 市況関連株【卸売業】
衛生白衣の大手。前々から注目している通り、ニッチな分野のトップで、財務が優良、そして株主還元に積極的だ。業績面では高付加価値品がよく売れるが、コストが高く、思うように利益伸びない。株価は下げつつあり微妙・・・。
7462 ダイヤ通商 ↓前号比減額 低成長株【小売業】
当ブログで度々取り上げている企業。ガソリンスタンド、自転車店、不動産事業の3本柱。昨日発表の決算は、特益除いてもまあまあの内容だと思うのだが、株価はむしろ下げる展開に。なお本日取締役の交代（前社長が取締役も退任し、新たに営業部長が昇格）を発表。
7500 西川計測 ↑前号比増額 市況関連株【卸売業】
横河電機などの総代理店で、社員の7割が技術系社員。LNG基地の制御システムが好調。また、5G関連、自動運転など話題のテーマへの展開も検討中。手持ち資金をどう使う？株価はご覧のとおり右肩上がり。4/25に業績上方修正と増配を発表したのが原因でさらに上げている。
7518 ネットワンシステムズ →前号並み 急成長株【情報・通信】
クラウド、セキュリティ、IOTに強い。このところは企業や官公庁向けが好調で、採算も改善。20.3月期についても引き続き伸びる予想。また、社員に副業を認める珍しい人事制度を取っている。連休前に増配を発表し、人気度が高まっている。
7550 ゼンショーHLDGS →前号並み 市況関連株【小売業】
外食最大手。すき家の会社だとおもっていたら、はま寿司や、ココスもここの傘下。アメリカのすしチェーンAFCが連結対象となり、企業規模はますます拡大。また、株価の急落を受けて、自己株買いを開始。おおむね総株数の0.5%程度。また、話題のウーバーイーツの導入も拡大中。直近では一昨日5/14にジョリーパスタ（19.3月期売上高211億）を子会社化したという報道あり。ますますグループ拡大へ。
7564 ワークマン ↑前号比増額 優良株【小売業】
作業服の専門チェーン店。男性向けイメージが非常に強かったが、女性客の獲得も進んでおり、業績は非常に好調。プライベートブランド中心の新業態「ワークマンプラス」については以前も取り上げたが、依然として順調。もっと早く買っておきたかった企業の一つ。
7598 アルゴグラフィックス ↑前号比増額 市況関連株【情報・通信】
CADシステム販売。自動車向けが半分。自動車業界が好調なことを受け、最高益達成。20.3月期もこの好調は継続する見通し。株価はじわじわ上げ続けて3年前から3倍以上に膨らんでおり、好調さがうかがえる。5/14発表の決算は、4期連続の最高益達成となった。
まとめ
今回は1367～1416P(7427 エコートレーディング ～ 7599 IDOM)を見ていきました。工夫次第で一気に伸びる企業が隠れている小売・卸売業界ですが、自社生産でない以上、利幅にも限界があり、苦しむ企業が多い業界でもあります。ダイヤ通商はもっと伸びてほしかった・・・。
次回は、1417～1466P(7600 日本エム・ディ・エム ～ 7813 プラッツ)です。次号発売まで、あと一か月を切りました。
[amazonjs asin=”B001U1LDNG” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”会社四季報 2019年2集春号 雑誌”]
[amazonjs asin=”4492733477″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方”]
四季報読者必読の書！
～今号ここまでのまとめ～
第27回 アルヒ突然不正発覚・・・？
第26回 三菱重工社長交代でビシビシ改革へ？
第25回 ソニーの株価は平成最高値まで戻せソニーない？
第24回 富士通凋落は投資家に対する不実
第23回 東芝メモリ事業売却金の投資場はどこ？
第22回 コマツ減益予想でコマツちゃうな～(Ⓒ山本リンダ)
第21回 鎌倉新書の業績予想イマイチで投資家の心証悪化・・・
四季報2019 春号全部読む！第11回～第20回まとめ
四季報2019 春号全部読む！第1回～第10回まとめ
ピックアップ基準(これらのうち複数を満たす企業を中心にピックアップします)
・「新分野」「新境地」など、大きく生まれ変わる気配のある企業
・新興企業であれば、20％以上の増収、10%以上の営業利益率を数年続けられる企業
・サブスクリプションなど安定した収益モデルを持つ企業
・その他時事ネタ株
・好材料は赤い文字、悪材料は青い文字で書きます。特に気になった点は太字で。
コメント