おそらく今年の連休でビットコインは大きく動く・・・?
未曽有の10連休を目の前に、ビットコイン価格はさらに上げています。
4月の初めの急騰以降は、比較的落ち着いた値動きのビットコインでしたが、今日に入って60万円水準から一気に62万円へと上昇しました。
一方で、その他のコイン(アルトコイン)の動きは鈍く、イーサリアムは横ばい、リップルも冴えない動き。先週モナコインが謎の急騰をするなどのサプライズはありましたが、基本的にビットコイン↑アルトコイン→という動きとなりました。
過去四年のゴールデンウィーク前後の値動き
毎年言っていることですが、株の格言「Sell in May(5月に売れ)」は仮想通貨の世界でも(やや時期のずれはあるものの)当てはまります。
相場状況の異なる直近4年間の4~6月の動きを振り返りつつ、今後の動きを占ってみたいと思います。
2015年~バブル崩壊後の低迷期~
2013~14年の前々回バブルが崩壊してから底値の模索が続いたなかでの2015年。相場全体に活気がなく、この時期の値動きは非常に小さいです。最安値は連休前4/27の215ドル、最高値は連休後5/9の247ドルとなっています。
この頃は、1月につけた(当時の)バブル後最安値173ドルから若干価格が回復し、底打ちムードも漂う中でしたが、今とは比べ物にならないぐらい取引が閑散としていました。
2016年~本格的な回復期~
続いては、バブルの痛手からすっかり立ち直った2016年。連休前の時点で400ドル台後半まで回復した価格が、なぜか大きく下げて連休スタートとなってしまいました。連休前の安値は4/28の439.6ドル、連休後の高値は5/7の460ドルとなりました。この年は連休が終わってしばらくしてから5月末にもう一度急騰しています。
この頃にはもうバブルの痛手からは完全に立ち直っています。ただ、ビットコインがもう一度10万円になると思っていた人はいなかったような・・・。
2017年~バブルの序章~
ここからは皆さんも記憶に新しいと思います。2017年の4~6月の値動きです。まさにバブル!当時車を買うために3BTC売った思い出があります。(売らなければよかったと未だに後悔)
この時期は異常な値動きで、連休前後とかは関係なく4月から5月下旬までほぼ上げっぱなしとなりました。
正直、バブル期の値動きなので参考にならないのですが、それでも5月25日以降に大きな調整が来ていますから、「Sell in May」の法則自体は有効であるといえるでしょう。
2018年~崩れていく記憶の中で~
最後に忌まわしい2018年の値動きを見ていきましょう。この時は連休前と連休後にダブルトップを付け、その後はずるずると下げていく形になりました。連休前4/25に9,727ドル(約107万円)を付けてから連休直前で急落、その後はじわじわと上げ、連休終盤で天井を付けてからはずーっと下げ続ける動きとなりました。画像には出ていませんが、7月まで下げ続けました。
この当時は、GW時期の値動きを見て、ついにビットコインの値動きに本格的な強さが戻ったと勘違いしてしまい、損切り(利確)のタイミングが遅れてしまった記憶があります。せめてモナコインはこの時の水準で売れていれば・・・。
結論:連休入り直前に一旦下げるも、連休終わりまでは上げる
異常な相場だった2017年以外の年に共通していたのは、連休の前に一旦下に行くものの、連休期間中は基本的に上目線。その後は下へずるずる・・・それ以降の値動きは年によりバラバラとなります。
ひとまず、連休入り前にロングポジション持っている人は一旦処分するのがベターかもしれません。
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