他の方からしたら今更!?という感じですが、当社もようやくZaifと決別することにします。なぜいつまでもダラダラと資産を預け続けていたかというと、当社とZaifには非常に長い歴史があるからなのです。
わが社とZaifの歴史
我が裏日本HDLGSとZaifの歴史は2015年、運営会社のテックビューローが、モナコイン取引所の「etwings」を買収したことに始まります。
確か、当時テックビューロー(朝山さん)は、日本語対応のビットコインウォレットの開発を構想しており、「Zaif」の名前も「財布(ウォレット)」から来ていたと記憶してます。
当時ウォレットのベータテストか何かに申し込んでいたら、何の音沙汰もないまま数か月…それがいつの間にかウォレット構想が取引所に化けているという。
※当時のメール。
いま思えば、最初からうさんくさかったかもしれません。
しかしそんなうさんくささも何のその、当時まだ20円だったモナコインを買い、安値をどんどん掘っていくたびにナンピンを繰り返していました。また、当時0.4円だったXEMもいくらか仕込んでいました。
そしてやってきた2017年後半。突如として100円を超えるモナコイン。その後しばらくの膠着状態をつづけながらも、最高値2000円を超えたとき、当社の資産は1億円をはるかに超えていました。(そこで利確しておけば・・・)
また、同社が発行していたZAIFトークンも、今考えたら何の値打ちもなく、どこで使えるかもわからないままに、どんどん値上がりしていきました。
(ちなみに2019年現在、このトークンには、未だに何らの用途もありません(笑)。それもそのはず、何かの用途を決めたとたんに、有価証券と化し、金融庁様の厳しくありがたいご指導をうけることになるからです(笑))
とどめはフィスコのIR
昨年10月の流出事件発生後、いちはやくZaifの救済に乗り出したのは、同業のフィスコ仮想通貨取引所を運営する、フィスコでした。
ああ、今後の運営が上場会社であれば大丈夫、これからはZaifも正常化して、ビットフライヤ―やコインチェックのように安定的な発展を続けるだろう・・・そう思った私が甘かった。
3/28にフィスコが出したIRを見て私が思ったことは「フィスコって何にも考えてなかったんだな」ということでした。
通常ある会社が他社を買収する時には、会社としての身体検査を行います。おかしな会社と付き合いがないか、見えない債務はないか・・・。これをデューデリジェンス(デューデリ)と言います。
フィスコはこれを非常に短期間で済ませ、Zaifの運営企業として名乗りを上げるわけですが、そんな短期間で問題点に気づくはずもなく、今回のIRでの発表となりました。
フィスコの本音を推測するなら「あ~とんだババ掴んじまったなあ・・・」でしょうね。
国内にまともな取引所はもうないのか!?
また、2月から取引をスタートした「Huobi Japan」も、正直言ってまだまともに機能しているとは言えません。
板の厚さは全く不十分で、一旦買った銘柄を売却するのに非常に骨が折れました。このために、Huobi Japanからも一旦資金を撤退させています。
こうなると、比較的まともなのは、特に大きな流出事故の起きていないビットフライヤ―、あるいは、国内預かり資産最大級となったビットバンク(口座無し)、そして経営の立て直しを図りつつ、見事復活したコインチェックあたりになるのでしょうか・・・。
私はFXが苦手で、基本的に現物中心の投資となりますから、FX中心のGMOコインなどはあまり眼中にありません。
結果的に、現在当社が最も多くの仮想通貨(暗号資産)を預けているのは、海外取引所のPoloniexということになってしまいました・・・。
一時は仮想通貨(暗号資産)についていち早く資金決済法で規定したことから、先進国とまで呼ばれていた我が国のこの体たらく・・・。まともな業者と規制の登場を、望むばかりです。
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