春号ついに発売されましたね!というわけで、今号も読み進めていきます。
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前号(新春号)まとめ
四季報2019新春号全部読む!第1回~第10回まとめ
四季報2019新春号全部読む!第11回~第20回まとめ
四季報2019新春号全部読む!第21回~第30回まとめ
四季報2019新春号全部読む!第31回~第40回まとめ
四季報2019新春号全部読む!第41回~第47回(終)まとめ
四季報2019新春号の注目企業をピックアップ!これが裏日本インデックスだ!
さっそくこれから読んでいきたいと思います。まずは肩慣らしに業界展望と巻頭特集をサーっと見ていくことにしましょう。
業界展望
四季報編集部が予想した各企業の利益は、前号比で全産業で2.2ポイントの下振れとなり、中国に端を発した景気の減速感の影響が広がっていることが分かります。
業種ごとで見ていくと、特に減益予想となったのが石油・石炭製品で、▲28.9%と大減速。以下、電気機器が▲11.6%、非鉄金属が▲9.5%と続きます。その一方で、情報・通信業はソフトバンクを筆頭に好調で、△16.3%と非常に強く推移しています。
営業キャッシュフロー(営業CF)増加倍率ランキング!
また、今号の巻頭特集は「営業CF」が、2008年のいざなみ景気当時と比較してどの程度伸びているかを示すランキングです。
会計処理(減価償却、投資)などで増減のある営業利益と違い、実際のカネの流れをみる指標である営業CFは、アメリカでは投資判断材料としてよく使われています。
twitterでも盛んに活動する米国株アナリストの廣瀬隆雄氏も、売上高に対して15%以上の営業CFがあることを、投資対象を選定する際の基準の一つとして挙げています。
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というわけで、四季報のランキングからさらに、「売上高営業CF比率15%以上」という観点も交えてみていきたいと思います。
営業CF増加倍率(直近平均営業CF100億円以上)
比較的大きな企業の多いこの部門で、増加倍率のトップに立ったのは8830 住友不動産。やはり不動産はバブルだ(確信)。CF増加倍率は42.31倍、直近CF平均値は1481億円、売上高営業CF比率は16.29%と文句ない数字。でもバブルだし・・・。
続く2位の6256 ニューフレアテクノロジーは半導体製造企業。半導体はiPhoneの減速などもあり、今後は不透明。CF増加倍率は37.73倍、直近CFの平均値は146億円、売上高営業CF比率は32.89%。
続く3位の7867 タカラトミーは、みんな大好きおもちゃの会社。ここ数年で業績急伸。CF増加倍率は31.41倍、直近CF平均値は166億円、売上高営業CF比率は9.82%。
以下は売上高CF比率15%超のみピックアップ。()内は、10年前比での営業CF増加倍率、直近3年の平均営業CF、売上高営業CF比率の順です。
3003 ヒューリック(13.48倍、950億円、35.96%)
7747 朝日インテック(13.09倍、101億円、23.12%)※新春号注目企業!
2413 エムスリー(12.77倍、148億円、18.80%)
4507 塩野義製薬(5.78倍、1146億円、34.62%)
4666 パーク24(4.47倍、437億円、18.10%)
9678 カナモト(4.32倍、332億円、21.17%)
8905 イオンモール(3.64倍、720億円、27.43%)
4324 電通(3.04倍、1393億円、15.01%)
営業CF増加倍率(直近平均営業CF10~100億円未満)
平均営業CF100億円未満の企業のみに絞った営業CF増加倍率についても見ていきます。
栄えある1位の7717 Vテクノロジーは液晶ディスプレー、有機ELディスプレー等の製造・検査関連装置の会社。営業CF増加倍率は1331倍、平均営業CFは71億円、売上高営業CF比率は14.15%となっています。
続く2位は、4996 クミアイ化学。農薬で国内トップの企業です。営業CF増加倍率は398倍、平均営業CFは38億円、売上高営業CF比率が4.88%となっています。
3位は、3064 MonotaRO。工具界のAmazon!当社が選んだ前号の注目企業です。営業CF増加倍率は216倍、平均営業CFは72億円、そして売上高営業CF比率は8.08%です。
その他、売上高営業CF比率が15%以上の会社に絞ってみていくと、
2379 ディップ(57.49倍、76億円、23.28%)
3347 トラスト(14.24倍、47億円、25.93%)
2127 日本M&Aセンター(11.6倍、73億円、37.66%)
2124 ジェイエイシーリクルートメント(9.48倍、42億円、23.99%)
2326 デジタルアーツ(7.00倍、15億円、33.17%)
4809 パラカ(6.67倍、22億円、17.58%)
3850 エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート(6.60倍、10億円、19.55%)
2453 ジャパンベストレスキューシステム(6.17倍、18億円、15.44%)
となっています。
まとめ
巻頭特集見て、そのあと一気にチェックするぞーと思いきや、眠くなってほとんど四季報読めていないというね(笑)。このところ疲れ気味だったので・・・。
さて次回からは、本格的に各企業をチェックしていきたいと思います!(次回:第2回 刀剣女子が東建コーポレーションに殺到!?)
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