※2019/4/30更新
2019年も新規上場企業が続々!
ついこの間2019年になったと思ったら、もう4か月が経ち、間もなく元号が平成から令和へと変わろうとしています。2月の識学をトップバッターにスタートした今年のIPOも、既に日本国土開発まで7社が上場しています。今週も、ダイコー通産、サーバーワークス、エヌ・シー・エヌ、カオナビの4社が上場予定となります。(※ウィングアーク1stは上場中止。)
人気化はしても、業績には厳しい目を!
新規上場企業は話題性もあって人気化しがちですが、銘柄の選択を誤ると、上場初値が最高値で、いつまで経っても底値を這いずり回る株を塩漬けする羽目になりかねません。
以前の記事(2018年のIPO企業から2019年のテンバガーを探せ!)にも書きましたが、新規上場後に大きく値を上げ「テンバガー(10倍株)」まで出世する株には以下の共通点があるといいます。
- 売上高成長率20%以上(※4年間続けるとほぼ売上高が2倍になる)
- 営業利益率10%以上
- 上場5年以内
- オーナー経営者がいる
※これに加えて、増資や株式分割を行っていれさらに評価UP!
やはり何はなくとも、高い成長率と営業利益率、経営者の強いリーダーシップ、そして良好な需給がないと、株は上昇し続けてはいかないのです。
現状この条件を満たすのは・・・?
上場前の資料などを基に、上記条件を満たすのは・・・
うーん・・・ギークスのみとなりました。しかもこのギークスも利益が安定せず、前々期(2017.3月期)は赤字計上という有様です。
また、識学、リックソフトについては、前期営業利益率こそ10%に満たないですが、今期以降は安定して10%以上の営業利益率が予想されています。
こうしてみると、テンバガーとなる可能性があるのは識学とリックソフト、中でも設立からの時間の浅さや、IRの派手さなどから、識学が優勢かなあという気もしています。
ただ、先週以降アメリカを中心に株価の下落が進み、新興株はいずれも値を下げています。両社とも初値よりはまだ上回った状況ですが、一旦大きく下げるか、このまま上げ続けるかはよく見極めければならないでしょう。
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